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一般会計決算について
05年度一般会計決算が発表されました。新聞記事に税収49兆円に対し、剰余金9千億円とあります。これは税収から歳出を引いた数字ですか?つまり国の決算は黒字だったのですか?どうも違うような気がします。国の決算は企業のそれと異なり、分かりにくくなっているようです。どうしてでしょうか?
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- o24hit
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こんにちは。 ・皆さんも書かれていますが、国の収支は単式簿記ですから、その年だけ黒字にするのは簡単なことです。国債を発行して歳入を増やせばよいからです(余り発行しすぎると問題ですが)。 ・つまり、国債を発行して、赤字を後年度に回しているわけですね。企業は複式簿記ですから、財務諸表でこれまで積もり積もった負債がいくらあるのか一目で分かるのですが、単式簿記の場合はその年度の分析しか出来ませんから、国が「実は今までの借金が○兆円あるんです」と発表しないと、なかなか分からない仕組みになっています。
- doraroku
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まず、歳入、歳出という言葉は、その1年間の収入、支出を指しているので「歳」を使用しています。 なので、その1年間だけの剰余金が9千億円ということですね。 収入は税収入だけではありません。国としての事業を行った結果の収入や、土地・建物を売却した金額も含まれています。 単純にみれば黒字ということですが、過去の実績や財産などを相対的に加味し分析しなければ、国の実情は把握できないでしょう。 さらに、大きな注目点は「特別会計」です。特別会計の歳出額は、「特別」なお金であるはずなのに、一般会計と比較しても桁外れに膨大なお金です。 ここがミソです。 「特別会計」の歳入歳出額も勉強されてみて下さい。答えは自ずと出てくると思います。 また、国の会計は単式簿記であり、会社が使用している複式簿記ではありません。ですので、国の経営状況について詳しい分析が出来ません。 なぜ複式簿記を採用しないかですが、そもそも国は営利目的で存在するわけではないので、複式簿記は必要としないとの考えがあるからではないでしょうか。(国が倒産することはありえない、との考え。) さらに国の予算は1年毎に国会で審議され、1年毎の歳出額しか考えられていません。その都度都度に決められるため、長期的な考えが鵜呑みにされてきました。 さらにその歳の歳出予算は決められた額であり、それが余っても使い切るのが当たり前でした。(残した担当部署は、せっかく獲得した予算を余したら責められる。)余ったお金を年度内に無理に使用したとしても、それがきちんと国民に還元されるのであれば問題ないと思いますが、国の長期的展望・視野、財力などを考えた予算運営が望まれ、また、複式簿記の観点からの決算の出し方など、見直す余地があると思います。 (検討はされていますが・・・)
- ppg-2
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歳入(税収と国債収入)から歳出を引いた金額が当期利益(繰り延べられる今年度の剰余金)ですね。 会計基準は同じものを使っているはずです。