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ベッドタウンにおける退職後の夫の人生は?
ベッドタウンでの家庭における男性についての社会科学的(?)な質問です。 ベッドタウンは都市に勤務するサラリーマン家庭の為の新興住宅街ですよね。昼、夫は働きに出る。子どもは学校へ行き、家に残るのは妻になります。 もともと地域的な結びつきの弱いベッドタウンです。サラリーマンだった夫は退職後、地域の拠り所があるのでしょうか?家にいた妻は、女性同士、クラブなどをつくってそこでおしゃべりなどをして時間をすごすでしょう。しかし、男性は・・・? 働いているうちはいいでしょうが、機能的には寝に帰るためにつくられた街に、退職した夫の居場所はあるのでしょうか? 都市社会学、都市政策、老年学、福祉学、地域社会学といった視点からの回答をお願いします。
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回答を書き忘れたのですが、ニュータウン世代は、 都心に住もうが、文化のある郊外に住もうが、これまで夫は退職すると、何もすることが無く、無趣味で、家でブラブラしているのが普通でした。 いわゆる昔の「会社人間」の姿です。 一方で妻は、夫の退職を機に、旅行に行ったり、趣味に没頭したりと「活躍」を始めます。ここで主婦と、主夫の逆転が起きました。ベッドタウン世代以前のは、夫も妻も、退職後はボーッと家にいるだけでした。 しかし、2007年問題で団塊の世代が退職をするわけですが、 彼らはビートルズ世代、ヒッピー世代、学生運動世代ですので、多くは自分の趣味や生活観を持っていて、どんな所に住もうとも、また、自分のライフスタイル追求によって、 全く退屈しない老後を迎えると考えられています。 年金もきっちり貰える世代でもありますから。
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ベッドタウンには2種類あって(1)高度成長期の1970年頃作られたものと、(2)地価が上がって都心に住めないから郊外に作ったという80年後期から90年代始めのニュータウンがあります。 高度成長期の頃は、鉄道が走っているというのが条件でしたので「古い伝統の有る町」の近くに多くが作られました。 つまり、コミュニティーがもともと存在していました。ですから、いわゆる普通の生活が送れます。 問題なのが(2)で、住民は夢と希望を持って集まったのですが、なんにも無いような所に作ったために、コミュニティーはなく、それこそ住民はバラバラ。夜は暗く、無用心。そのため、入居者が集まらないマンションなどが増え、問題になっています。 それで近年起こっている現象が「都心回帰」。ニュータウンの家を売って、小さくてもいいからコミュニティーのある町のマンションを買い「人間らしい生活」をしようというものです。 いわゆる本当の都心に移り住む人もいれば、70年代にベッドタウンといわれた「文化のある街」に移り住むなど様々です。
- E-1077
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自分の趣味思考がしっかりしていれば何処でも快適に暮らせると思います。郊外だと土地に余裕があるケースだと家庭菜園などに精を出される方も大くなります。また、年月が経てばいくらニュータウンでも顔なじみが出来るでしょう。地域での活動も増えると思います。(現在の老人が活動できなくなる時期も来ますからね)勝手に待ちから老人会に入会させられるとか、町内会の相談役に抜擢されるとかも考えられます。つまり人だけではなく地域自体の変化もあるだろうという事です。 実際に以前は昼間閑散としていた住宅街が、いつのまにか退職組の寄り合い所みたいになった箇所もあります。 ですから、時間が経てば変化もあり得る事態はについての推論はしにくいと言うことです。
お礼
確かに推論はしにくいですね・・・。退職組の寄り合い所みたくなるなら、彼らの居場所はありますね。ただ、ベッドタウンのような街では、寄り合いが均一化してしまう可能性もあると思うのです。地域コミュニティーとは、多様性を受け入れ成り立つものです。退職後の老人をニュータウンの寄り合いだけで受け入れ、かつ居場所にするのはできるのでしょうか?まぁ、これもあくまで推論の範囲ですが・・・ ありがとうございました。
お礼
最近はやりですね、「都心回帰」。都心マンションの宣伝を見かけない日はないですもんね。やはり、人工的につくられた、住むためだけの街、必要最低限の施設よりも、街中の暮らしのほうがコミュニティーとしての可能性を残していると思うのです。それは多くのべッドタウンが車がないと生活できない場所につくられていることや街の特色がないことが大きな要因ではないでしょうか。だから、退職後に趣味があるというのは街つくりにも生かせそうですね。それこそ、家庭菜園で街づくりとか・・・。趣味というのはコミュニティーの共通項としては非常に強いと思います。 ありがとうございます。