• ベストアンサー

「私的には」について

prusaku3の回答

  • ベストアンサー
  • prusaku3
  • ベストアンサー率73% (56/76)
回答No.3

「私的(わたしてき)には」はむしろ「私は」で、大抵の場合、置き換えられます。 ●「私的にはこちらの香りのほうが好き。」 =私はこちらの香りのほうが好き。 「私が思うに」「私にとっては」などという意味で使われる場合も見受けられます。 ●「私的には、ブログとは文章を書きつづけること以上でも以下でもない。」 =私が思うには(私にとっては)ブログとは文章を書きつづけること以上でも以下でもない。 さて、本来の「~的」の使い方ですが、辞書の説明は次のようになっています。 名詞およびそれに準ずる語に付いて、形容動詞の語幹をつくる。 (ア)主に物や人を表す名詞に付いて、それそのものではないが、それに似た性質をもっていることを表す。…のよう。…ふう。 「百科事典―な知識」「スーパーマン―な働き」「母親―な存在」 (イ)主に抽象的な事柄を表す漢語に付いて、その状態にあることを表す。 「印象―な光景」「積極―に行動する」「定期―な検診」 (ウ)物事の分野・方面などを表す漢語に付いて、その観点や側面から見て、という意を表す。上(じよう)。 「学問―に間違っている」「事務―な配慮」 上記のように辞書に書かれていますが、「私」という人物につく「的」は(ア)ということになりますが、「それそのものではない」ものに使われなければいけないのに、「私」そのものを「私的」で表していることが問題なのです。 awayuki_chさんの文章は大体良いのですが、 「これを使ってしまった人は婉曲的に自分の意見を述べたつもりでしょうか。」 の一文がちょっとおかしいです。この表現を使っているひとが多くいる、ということが問題になっているので過去形にするのは不自然です。 「これ(この表現)を使う人は婉曲的に自分の意見を述べようとしているのでしょうか。」 と言うほうが自然でしょう。 内容的には、・・・ さあ、どうでしょう。判断しかねます。確かに、婉曲の様には見えます。「私的には」は自分の意見を言うときに使われるので、「私は」と言い切ることが直接的過ぎるように思ってしまう人もいるかと思います。 ただ、「的」は「科学的」等、上記の(ウ)の使われ方も連想させる、何か、持って回った言い方のようにも受け取ることができます。 実際、私が始めてこの使い方を聞いたのはもう10年くらい前、あるテレビタレントが、ちょっと気取った感じで使ってました。 ですが、流行の言葉遣いだから、身の回り、あるいはメディアでよく聞く言葉なので意識的に、あるいは無意識的に真似をして使うようになった、というほうが断然多い理由ではないかと私は推測します。

awayuki_ch
質問者

お礼

 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。「私的には」の読み方は「わたしてきには」だったんですね。ずっと「してき」と読んでいました。10年くらい前にすでに出てきた言葉なんですね。とても理解しやすいご回答で、大変参考になりました。  本当にありがとうございました。

関連するQ&A

  • 「○○なくない?」について

     日本語を勉強している中国人です。「NIKKEIプラス1」の「気になる言葉づかい」を読みました。理解できないところがありますので、質問させてください。    「○○なくない?」はどんな場合で使われる言葉遣いなのか、どうしていけないのか、教えていただけませんか。例文も挙げていただければとても有り難いと思います。  作文が上手くなりたいと思っていますので、質問文の不自然な部分についても、ご指摘頂ければ有り難いと思います。よろしくお願いします。

  • 「○○のほう」が気になる理由は何でしょうか。

     日本語を勉強している中国人です。「NIKKEIプラス1」の「気になる言葉づかい」を読みました。理解できないところがありますので、質問させてください。    「○○のほう」が気になる理由は文章に書いてありませんので、その理由を教えていただけませんか。「○○のほう」に違和感を覚える例文も挙げていただければとても有り難いと思います。また、挙げられた例文の自然に聞こえる言い方も教えていただければ非常に嬉しいです。  作文が上手くなりたいと思っていますので、質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願いします。

  • 「私って○○じゃないですか」はどんな場合に使われる言葉づかいなのでしょうか。

     日本語を勉強している中国人です。「NIKKEIプラス1」の「気になる言葉づかい」を読みました。理解できないところがありますので、質問させてください。    「私って○○じゃないですか」が気になる理由としては、「押しつけがましい」、「自意識過剰」、「世界が自分を中心に回っていると勘違いしているのではないか」と文章に書いてあります。それはよく理解できます。しかし、こんなに不快感を与える言葉づかいは、どうして使われているのかよく分かりません。こんな言葉を使ってしまう人はもともと敬意を払ったつもりなのでしょうか。「私って○○じゃないですか」はどんな場合に使われる言葉づかいなのか、教えていただけませんか。相手に不快感を与える例文も挙げていただければとても有り難いと思います。  また、挙げられた不快感を感じられる例文にある「私って○○じゃないですか」の替わりに、礼儀正しい言い方も教えていただければ非常に嬉しいです。  作文が上手くなりたいと思っていますので、質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願いします。

  • 「初対面なのに友達のような口調」って

     日本語を勉強している中国人です。「NIKKEIプラス1」の「気になる言葉づかい」を読みました。理解できないところがありますので、質問させてください。    「初対面なのに友達のような口調」という記述があります。これはちょっと抽象的で、イメージがよくつかめません。具体的に言えば、どんな口調なのでしょうか。です・ます調を抜くしゃべり方でしょうか。例文を挙げていただければとても有り難いと思います。  作文が上手くなりたいと思っていますので、質問文の不自然な部分についても、ご指摘頂ければ有り難いと思います。よろしくお願いします。

  • 「語尾を上げる話し方」について

     日本語を勉強している中国人です。「NIKKEIプラス1」の「気になる言葉づかい」を読みました。理解できないところがありますので、質問させてください。    「語尾を上げる話し方」とは疑問文なのに、語尾に「か」をつけずに、上げるイントネーションで話すということでしょうか。たとえば、相手に明日九時にこちらに来てもらうときに、「明日九時にこちらに来て頂けますか。」と言わずに、「明日九時にこちらに来て頂けます?」のような話し方でしょうか。【間違えたら】、ご教示をお願い申し上げます。  また、「語尾を上げる話し方」はネイティブのかたの耳にどのように聞こえていらっしゃるのか、興味を持っております。恐れ入りますが、教えていただけませんか。  作文が上手くなりたいと思っています。質問文の書き方について一箇所聞かせてください。第二段落の最後のところの【間違えたら】はそのままでよろしいのか、それとも【間違えましたら】に書き直したほうがよろしいでしょうか。ほかに、質問文の中の不自然な表現も併せて指摘していただければ幸いです。よろしくお願いします。

  • 「○○でよろしかったでしょうか」は「ぞんざいな気持ちがみえる」理由を知りたいです。

     日本語を勉強している中国人です。「NIKKEIプラス1」の「気になる言葉づかい」を読みました。理解できないところがありますので、質問させてください。  「○○でよろしかったでしょうか」という言葉づかいが気になる理由としては、「なぜ過去形にするのか」、「何か間違ったものを頼んだような気になる」、「へりくだっているようだが、ぞんざいな気持ちがみえる」と文章に書いてあります。  最初の二つの理由は理解できますが、最後の「へりくだっているようだが、ぞんざいな気持ちがみえる」はよく理解できません。  過去形の形はへりくだっているイメージを相手に与える、と今自分の中でもなんとなく理解できるようになりましたが、「ぞんざいな気持ちがみえる」がよく理解できません。ここにある「ぞんざい」は「物事の取り扱いがていねいでないさま。いいかげんなさま。粗略。」という意味なのか、それとも「乱暴であるさま。礼儀にかなっていないさま。」という意味なのでしょうか。  また、「○○でよろしかったでしょうか」のどこからぞんざいな気持ちがみえるのか、教えていただけませんか。この言葉づかいは「ぞんざいな気持ちがみえる」理由を知りたいです。  作文が上手くなりたいと思っていますので、質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願いします。

  • この文にある「する」をほかの動詞に言い換えると

     日本語を勉強している外国人です。  「手術をしないで病気をなおそうとしている。」  文末にある「している」はどんな行為を指すのか理解できないので、言い換えていただけないでしょうか。    作文の上達を望んでおりますので、質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願いいたします。

  • 「気持ちが悪い」と「気分が悪い」の基本的な使い分け

     日本語を勉強している中国人です。「気持ちが悪い」と「気分が悪い」の基本的な使い分けを知りたいのですが、教えていただけないでしょうか。特にお互いに置き換えられない例文があれば、それを挙げていただければ、一番有り難いと思います。よろしくお願い致します。  作文が上手くなりたいと思っていますので、質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願い致します。

  • 「は」を理解したい

     日本語を勉強中の中国人です。私の書いた文「文章を書くときに、句読点の使い方に気をつけたいです」は日本の方に「文章を書くときに【は】、句読点の使い方に気をつけたいです」と表現したほうがよいと指摘していただきました。お聞きしたいのですが、「は」の有無でニュアンスはどのように変わるのでしょうか。ここの「は」の役割を理解したいと思います。  また、質問文に不自然な日本語がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

  • 「で+立つ」なのか、「に+立つ」なのでしょうか

     日本語を勉強している中国人です。  「立つ」の前に「場所+で」をつけるのが正しいのか、それとも「場所+に」をつけるのが正しいのでしょうか。  勝手に作った文章なのですが、( )の中に「に」と「で」のどちらを入れるべきなのでしょうか。 1.そこ( )立ってください。 2.彼はそこ( )立っています。  また、( )のことはさておき、「そこ( )立ってください。」と「そこ( )立っていてください。」と、この二つの言い方を両方するのでしょうか。  それからそれへとお尋ねしてしまいましたが一つなりと疑問を解いていただければ幸いです。作文が上手になりたいと思っていますので、質問文の中で不自然な表現があれば、それも併せて指摘していただければ助かります。よろしくお願い致します。