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地球サミットとは。

地球サミット等含め、一般的な 国連環境会議の成果とは何ですか? 授業でやるのですがいまいちわからないのです。。。

みんなの回答

  • starflora
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回答No.2

    No.1 では分かりにくかったかも知れないので補足します:   > 国連環境会議の成果とは何ですか?     成果は、1で述べたような地球環境問題とそれをめぐる各国(先進国・発展途上国等の葛藤も含め)のあいだの、一国だけでは解決できない国際的な問題についての、国際的合意や協力、未来への改善プランの確立・提示などがあるでしょう。例えば、温室ガス排出の国際的規制条約の合意。廃棄物に関する国際的な規制の制定、などです。具体的な条約や合意や、協力計画などは、授業で出てくるはずです。(温室ガスとは、主に二酸化炭素で、自動車を走らせると大気中に広がりますし、火力発電所を稼働させると、また空中に広がります)。  

tea2
質問者

お礼

ありがとうございました。 具体的にどう成果があったの?って考えるとわからなかったので、見方を示してもらえてありがたいです。

  • starflora
  • ベストアンサー率61% (647/1050)
回答No.1

    地球サミットは、Earth Summit と英語で言い、正式名称は、「環境と開発に関する国連会議」United Nations Conference on Environment and Development(略称UNCED)と言い、今から10年ほど前に、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催されました。     この会議の正式名称を記したのは、この名前に、問題の鍵があるからです。「環境と開発に関する」会議なのです。つまり、「環境」と「開発」ということが、二大テーマになっています。     この会議でくっきりと浮かび上がった問題というか論点は、一つに、「北と南の対立」いわゆる「南北問題」です。ここでいう南北とは、地球規模の話で、北は、「北半球」で、南は「南半休」です。つまり、北半球には、欧米を中心に先進国があるに対し、南半球には、アフリカ・南アメリカを中心に、「自然資源を持つが、技術的経済的に遅れている」後進国あるいは開発途上国があるのです。     北半球にも、中国・インド・イスラム諸国を初め、広大なアジア大陸に、事実上の後進国が多数あります。     そこで、問題となるのは、北の先進国は、すでに高度な技術経済社会を築き、国民総生産も高く、教育の普及、女性の地位、人権問題、等々、色々な意味で、望ましい社会を築いているということです。それに対し、南の発展途上国は、技術経済システムが未成熟で、国民総生産も低く、教育も普及しておらず、女性の地位問題や人権問題を抱え、更に、人口爆発で、飢餓の危険性もあり、貧困と無知に慢性的に悩まされているという状態であることです。     南の開発途上国は、技術を高め、経済インフラを整え、北の先進国同様の「豊かさ」を求め、ここで、「開発」を強く求めているのです。しかし、北の先進国は、人口増加傾向はなく、むしろ、高齢化社会となり、人口は減少の方向へとも向かっています。北はそして、地球の「環境問題」というものに強い懸念を抱いています。温室ガスの問題(地球温暖化問題)や、オゾン層の破壊、耕地の砂漠化、森林の消滅、大気汚染、等々、地球環境はいまや危機に瀕しているという認識があります。     南の後進国も、環境破壊について意識しない訳ではありませんが、増大する人口、先進国による経済的搾取と対抗するため、自国の産業・技術・経済を発展させるためには、彼等が持っている資源、すなわち自然環境資源を利用し、環境を破壊しても、なお「豊かさ」が必要であると主張します。     ここに環境保護を主張する北と、環境よりも、開発と豊かな社会を望む南の対立があるのですが、問題はそれだけではないのです。     南の諸国は、先進欧米諸国のエゴイズムを批判します。先進国は、過去、地球環境を破壊し、その破壊の上に現在の繁栄を実現し、更に、現在も環境破壊を続け、それは、他国の領域にまで及んでいるのではないかというのです。我々南が豊かさを求め、北の先進国がかつて行ったと同じことをするのが何故いけないのか?     先進国のエゴイズムは過去のものではなく、現在のものでもあるのです。開発途上国が、サハラの自然を破壊している。南アメリカの森林を破壊している。熱帯雨林が破壊されている。中国は無謀な土地の過剰利用で、砂漠化を促進している、等々の批判に対し、だが、世界にあって、エネルギー消費の巨大な国々はどこか? それはアメリカであり、西欧諸国であり、廃棄物質にしても、これら先進国がもっとも莫大な量の廃棄物質を排出しているのではないのか?     アメリカは、自国の経済的繁栄を優先させ、エネルギーの濫消費、資源の濫消費を行い、廃棄物質で環境を汚染していることは事実なのです。しかも、京都議定書での温室ガス削減条約にアメリカは加わりませんでした。     世界大国であるアメリカこそが、環境問題でイニシャティヴを取り、みずから、濫消費をやめるべきなのですが、アメリカには、それができないという国内の事情があると、アメリカは主張します。     こうして、「開発と環境保護」の問題は、出口が見えないまま、しかし、何かの方策を取る必要は明らかなので、なお、人々は努力し、問題の解決を図ろうと試みているのですが、問題は難しく、地球上の民族・宗教・文化・歴史の軋轢なども関係し、解決には、遙かに遠いというのが、現状であり実状なのです。  

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