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建設業のISO対象工事
こんにちわ ISO取得のリーダになってしまい苦しんでいるonpです。 いろいろ教えていただきたいことが多いのですが、今日はこれを・・・ ウチの会社はいわゆる土建屋なんですが、宅建業もやっております。 でも今回のISO取得に関しては、宅建業は外して土木施工のほうでのみ取得を目指しています。 前提はここまで・・ ISOの対象工事は500万以上と規定していますが、自社で土地を購入し、分譲地にするための宅地造成工事を行います。 金額にしたら500万以上になるのですが、社長の考え方としては 「他の仕事の切れ間に、従業員を遊ばせておくことはできないから、この仕事は用意してある」との事で、工期も無い(手が空いたらそっちを行う)状態です。 作業はするけど、どこからもお金が入ってこない(顧客が現時点では存在しない)このような工事はISO上対象外とすればよいのでしょうか? 判りにくい文章ですみません。
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ご参考までに、お答えします。 先ず「分譲地にするための宅地造成・・・」と言うことであれば「研究開発」とは言えませんね。 品質・環境・食品安全の3審査員資格を取得させて頂き、現在コンサルティングを中心に個人で業務をおこなわさせていただいております。 私自身、人生色々で家業の食品製造業を廃業後総合建設会社で品管を努めさせて頂き、土木施工等の資格も持ち認証取得から運営までの経験もさせていただいた経験があります。 その後建設業・給食サービス・製薬会社のコンサルティング・審査立会いを複数させていただきました。 と言う前置きが長くなりましたが、端的に言うとどちらでもと解釈しても構わないと考えます。 厳密に言えば対象となると考えますが。 どちらにしても明確な理由と言うか、根拠を持たなければなりません。 対象とする考え方としては、先ずISOそのものが、製品の保証ではなく、プロセスの保証、認証であることを認識して頂きたいと言うことです。 ですから必ずしも対象にした工事は保証出来て対象外の工事は保証できないと言うことは必ずも当たってはいません。 いずれにしても、宅地としていつかはお客様に引き渡す現場ですよね。 自社の環境整備や施設の建設のように、資源の管理では無いはずです。 社内の消化工事として行っていても、配筋したまま何月もほって置いたり、コンクリートを打ったままどれだけもほおって置いたりってことはないでしょう。 安全管理も土質や排水等の管理もしなければならないでしょう。 手が空いた時にと言いながらもアラアラの施工計画も立てれるでしょうし、基準や規格もあるでしょうし、十分社内発注として要求事項や確認事項の計画や記録等の作成は可能ですし、予防も是正も出てくるはずです。 他社でも、例えば不動産会社が造成を行うとすればISOを取得しているとすれば未だ売り先は決まっていないものの製品である造成地はアウトソーシングする土建屋さんに発注して・・・との捕らえ方になるでしょう。 必ずしも今現在お金が入ってこなくてもエンドユーザーを見据えての計画や運営が可能でしょう。 だってもう「金額にしたら500万以上になるのですが」と内容も明確になっているんですものね。 検査等も行うでしょうから、直ぐに引き渡すことは無くと完成検査や製品の保存等が適用され管理できるでしょう。 製造メーカーなんかはこのような事が日常です。 対象としないとするのなら、もし指摘された場合ご記入頂いた内容を率直に答弁されればと思います。 必ずしも重大な不適合とはしないと思いますが、大多数の審査会社や審査員は上記で記した様な理由で軽微な不適合か観察等で指摘してくるかもしれません。 中にはなるほどと納得してくれる審査員がいるかもしれませんが。 それなりに自信と根拠を示して納得させなければなりません。 いわゆる、適用範囲で示した「対象工事は500万以上」に該当しないとする説明が必要ですね。 少なくとも新製品等の開発や研究にはあたりませんね。 答えになったかどうかわかりませんが、説明不足であればまたご説明したいと思います。
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- manshu
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今回のケースは、「顧客がいない工事」を適用範囲に入れるか否かということです。 適用範囲を工事金額で区分していることは、一旦離れて考えるべきでしょう。ISO9001の本来の主旨を考えると、工事金額によって適用/適用外を区分することは好ましくないと思います。ただし、現実的には、そのようにしている企業はありますし、それを許容している審査機関もあります。 話を元に戻すと、今回は顧客のいない工事です。 製造業でいえば、作業員が余った時間に、会社が持っている素材を使って、色々と新製品を作ろうとすることに近く、「研究開発」に該当すると思います。 ISO9001は顧客満足の向上を主目的に考えています。 顧客から依頼を受け契約したうえで行う工事とは異なり、今回は顧客に対する満足度とは無縁の工事です。 将来的に分譲する際に顧客満足は関係しますが、今回の工事の範囲では関係ない、という意味です。 従って、ISO9001の適用範囲からはずすことは可能です。 ただし、あまり雑な工事でも困りますから、他の方が指摘しているように、 計画書などをシンプルにつくって(スケジュールは不明のままでよい) ISOの要求を満たすことは簡単です。 つまりどちらでもいい、ということです。
お礼
お礼が遅くなってすみませんでした。 今回の審査は、なんとかクリアできました。 今後もご回答いただいた内容を活かしつつ、がんばります。 ありがとうございました。
- jyamamoto
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ISOは事業所単位での認証取得になりますが、認証取得する事業所では、ISOのマニュアルで触れなければならない項目は、すべての事業を対象とする必要があります。 当然、貴社の場合の小額案件も事業の対象であれば省くことは出来ません。 ただし、高額案件と同じ業務処理手順にする必要はありません。 小額案件に見合った、簡素なやり方を「ルールとして明確に」して、その通りに実施すれば良いだけです。 つまり、対象から外すのではなくて、一定の基準で区分して「やれるやり方」をマニュアルで明確にしておくという方法を採ってください。
お礼
お礼が遅くなってすみませんでした。 ISOの理念が根付いてない(私も含めて)社内で、なんとかがんばっています。 無事2次審査もとおり、なんとか登録審査は合格しました。 ありがとうございました。
- suikazura-75
- ベストアンサー率41% (5/12)
こんにちは onp様の勤務先会社が認証取得しようとしているISOは9001ですか? 文面を拝見しますとISO9001の趣旨からずれているように思われます。 500万円以下の製品(御社の場合は宅地造成した土地)を対象除外するのは何ゆえですか。 たとえば、今回販売する498万円の土地は、ISOの対象除外で施工した土地なので多少手を抜いて工事をしたかもしれないから品質の補償はできません・・・ということになりませんか。 同じように、500万円以上でも会社が暇な時に宅地造成した土地は「ISOの対象除外なので多少手を抜いて施工をしました」とチラシに出せないですよね。 取得した場合は、チラシにも「ISO9001認証」と大きく宣伝し効果をねらいますよね。 顧客は御社の販売するものに対して何を信用すればいいのでしょうか・・・。土地ですか? 営業さんの売り言葉ですか? 顧客をだます(言葉が悪くてごめんなさい)ことになりませんか。 ISO9001は顧客満足度を向上させるための組織のスキルアップ(人、物、資金)のためのもので個々の製品(土地)に対するものではないと思います。 なぜ御社がISOを取得するのかが見えません。品質管理責任者さん がんばって
お礼
ご回答ありがとうございます。 昨日、お礼を送って帰ったつもりだったのに、エラーなのか、お礼ができていなかったみたいですみません。 私の文章が悪いのか、認識誤りなのか・・・500万以下の工事については、簡易な書類作成になるので、決して手抜き工事をしようというわけではありません。 質問の主意ですが、以前勤務していたSE会社では、パッケージ開発は発注元が社内なので、ISOの対象外物件となっていました。 だから今回のような場合も、対象外物件になるのかが、知りたかったのです。
お礼
お礼が遅くなって申し訳ございません。 ご説明、とても丁寧でわかり易く、助かりました。 社内の雰囲気が、評価点をあげるためだけに取得を目指していたので(そんなこと、ここで暴露していいのか・・・)私のこの努力は意味あんのか??とか いろいろ悩みもつきず、お返事書くのがすっかり遅くなりました。 なんとか認証取得はできましたが、社内の意識改革はこれからです。