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HIVとHTLV-1、日本人のHIVに対する抵抗力。

こんにちは、最近HTLV-1という病気を知りました(ウイルス性の白血病)。 http://www.uwajima-mh.go.jp/~ketsueki/atl/atl.htm これは、発症までの期間と発症率、男性から女性にしか感染することができない点を除けば、症例などがHIV(むかしは、HTLV-3タイプと呼ばれていたそうです)に類似した病気(感染経路[血液、母乳、性行為]、両方ともT細胞に感染するし、レトロウイルス、免疫不全により他の症状で死亡、治療は対処療法のみ)のようです。 それで、世界的にHTLV感染者は殆ど日本人で人口の1%前後(120万人)、主に九州の人が感染(1割前後)しており、そのうち10000人に6人の割合で発症し、不治の病気だそうです。といっても潜伏期間は40~60年ですから、母子感染でない場合には20歳で感染したとして、60~80歳で発症ですから、それほど社会的に問題は生じていません(事実日本人女性の平均寿命は驚くほど長いです(HTLV感染者は性行為で男性から女性にのみ感染するので、女性の方が数倍多いです))。 それで、おそらくHTLV-1は今の日本人の祖先であるアイヌ人と、その後日本にやってきた中国人・朝鮮人などの民族が長い時間と犠牲でもって現在のようにHTLV-1に対する耐性を獲得したと思われますが、日本人のHIVに対する耐性ってのはこれとは関係がないもんなのでしょうか(生物の授業でならった鎌状赤血球を単純に思い出しました)?欧米人の一部は中世のペスト禍によりHIVに対する耐性を獲得したとか眠い話を聞きましたが、個人的にHTLV-1の方がウイルス的にも近いので日本人の方が耐性があるように思えるのですが。 あと、HTLV-1が日本人以外に感染した場合の症例とかのデータとかって知っていれば教えてほしいです。HTLV-1の毒性自体、日本人に対してしか詳しく調べられていないので、日本人がHTLVに対する耐性を持っているのか、HTLV自体の毒性が強いかどうか興味があるので。

みんなの回答

  • inoge
  • ベストアンサー率45% (510/1116)
回答No.1

HTLV-1は病気ではなく、ウィルスの名称です これに起因する疾患としてATLやHAMなどがあります http://www.htlv1.org/ 分布についてはこちらに詳しい http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02_38/k02_38.html HTLV-Iの感染様式としては性交渉よりも母乳感染の方が現在重要だと思います。 世界中で九州と西インド諸島だけに多いこの疾患の人類学的背景については興味深いものがありますが良く知りません。感染後の発症率が低いのは人種差ではなく、ウィルス自体の特性と思われます。発症頻度がきわめて低いので適者生存選択として作用する力は無かったと思います。 日本以外の疫学調査はサンプル数が少なすぎて困難でしょう。

pekochu_love
質問者

お礼

そうですね、感染率が低い上に感染地域も決まっていて、かつ潜伏期間が圧倒的に長いからなかなかデータが取れないでしょうね。 発症頻度がきわめて低いのですが、このウイルス自体かなり昔(アイヌ人が日本に一番最初にわたってきた時期=日本と大陸が地続きだった時代)くらいから存在するので、もともと毒性が高かったものの、少なくともその間に適者生存選択がすでに作用している可能性があるのでは?と思った次第です。 何をするにもサンプルが少なすぎるのと、発症頻度&潜伏期間が昨日今日で統計をとるのを殆ど不可能にしていますね。。

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