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ロシア語のついて

ロシア語の動詞の活用についてお聞きします。主語によって動詞が全て違う形に変化するようなのですが、その利点とはなんなのでしょうか?私にはただ面倒くさいようにしか思えないのですが・・・

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noname#27172
noname#27172
回答No.3

一つのメリットは主語を省略しても省略された主語の人称と数が分かることです。それと、人称代名詞の格とも関係あるんですが、語順を変えても意味が通じることです。それから、1人称複数の命令文を作る時も 1人称複数形をそのまま使えますが、英語だとlet'sを必要としますよね。また、2人称の命令文でも単数と複数を使い分けられます。(英語にはthouという2人称単数形があり、語尾に-stを取っていたが、消滅しました。)

koba8
質問者

お礼

ありがとうございました。とても参考になりました。

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  • machirda
  • ベストアンサー率57% (634/1101)
回答No.2

現在モスクワ留学中の者です。 すでに#1さんも述べられているように、ロシア語は文法に古い形を多く残しています。 ロシア語の動詞は主語によって6通りの異なる人称変化をします。それぞれの主語に対応して述語が変化するので、仮に主語が無く動詞だけだったとしても、主語が何であるか容易に想像できるのです。 また、人称変化以外に格変化というものがあり、名詞、形容詞などが6つの格に変化します。ロシア語ではこの格変化によって、日本語で言うところの「てにをは」を表現します。 確かに、人称変化、格変化はややこしいし面倒くさいです。私はもう10年近くロシア語を専門にしていますが、それでもたまにうっかり間違えます。 ですが、それ以上に、利点があります。 多言語では、人称、格がロシア語ほど変化しないため、語順で目的語などが決まったり、あいまいな部分が出てくることがありますが、ロシア語ではそれがありません。簡単に言えば、変化ができていればどんな語順でも通じてしまうのです。 それに、文法がはっきり決まっているので、文法上の例外がかなり少ないといえます。これも一種の利点といえると思います。

koba8
質問者

お礼

詳しい説明ありがとうございました。

回答No.1

 20年以上前に,第三外国語がロシア語でした.  そのときの先生いわく,  「 ロシア語は,アーケイックな言語で,   昔の言語の名残が一番残っている 」  欧州の諸語はラテン語,ギリシャ語の影響を 受けています.  ラテン語は一人称,二人称,三人称が単数複数 それぞれ違い,6種類の変化になります.  これはロシア語と同じですね.  ギリシャ語は単数,双数,複数の計9種類の 動詞変化をします.  古い形が残っている言語ほど,動詞の変化が 多くなるのです.  英語はその形が一番崩れてしまっているので, 三人称単数のみが動詞変化するだけに なってしまったのです.

koba8
質問者

お礼

ロシア語より古いギリシャ語の動詞変化が9種類もあるとは、知りませんでした。とても参考になりました。ありがとうございます。

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