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なんでもかんでも特許

 最近私の周りでは、特許についての話題が多くなっています。  私は特許にはあまり興味がなくて、周りの友達のいっていることがよく理解できていないのですが、そもそも私が特許に興味がないのは、特許の存在意義についてよく理解できていないからだと思います。  「アイデアや商品などを他人に取られないように、その権利を保護してもらう」というのが基本的な考えのようですが、「タイムマシンの特許がある」という話を聞いたことがあります(詳しく調べたことはありませんが)。  私の友達で、アイデアを思いつくとすぐ「特許だ」と騒いでしまう人がいます。アイデアが思いつくのはいいことだと思うのですが、すぐに特許に結びつけるのはどうかと思います。  特許というのは簡単にとれるものではないとはわかっているのですが、何でもかんでも特許に結びつけて、そのアイデアを自分のものだけにする、これはある意味社会的な発展を阻害しているといってもいいのじゃないかと思います。  たとえばコンピュータのフリーのOSであるLinux(私はコンピュータあたりの分野しか詳しくないのでこんな例しか出せませんが)は、完全にオープンにしたから一大勢力を作り出せたのであって、いたずらに秘密にしていたらここまで大きくはなっていないでしょう。  もちろん、特許がある程度必要なことはわかっています。しかし、現在の(周りの)状況を見る限り、社会全体の発展という最終目標(なのかな?)から道を踏み外しているように見えてしまうのです。  特許にも法律にも詳しくない私ですが、この私の意見に対してどう思われますか?そしてこれからの特許や知的財産権はどうあるべきだと思われますか?(もちろんこのままでもいいという意見もあるでしょうが)率直な意見を教えてください。

noname#129397
noname#129397

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kfir2001
  • ベストアンサー率35% (163/455)
回答No.1

むやみやたらに特許をとることが社会全体にとってマイナスになっているのではないか、という話ですね。 自分の会社の特許を他の会社に使わせるかわりに、他の会社の特許を使って、特許使用料を払わずに済ます。というようなことは、頻繁にあります。 また、特許を押さえておかないと誰かに先を越されてしまい、せっかくのアイディアや発明を自分で使えなくなってしまう恐れがあり、ともかく早く出願しておくことも当たり前になっています。 このことが、社会全体の発展の足を引っ張ることとは言い切れません。 特許を出願するということは、そのアイディアを全て公開する必要があります。日本ではインターネットで検索もできます。もちろん、時が経てば特許は誰もが無料で使えるようになります。 世の中には、あえて特許をとらずに製造方法を非公開にして、他の会社には教えないということもあると言います。それに比べれば、特許をとることは公正です。 それより問題なのは、特許の審査にかかる時間です。 今の時代には、ともかく早い処理が必要です。 また、それ以上に問題なのは特許権に争いがあった場合の法的対処です。 裁判所では三審制があるのに、特許は無制限です。

参考URL:
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl

その他の回答 (6)

  • odessa7
  • ベストアンサー率52% (101/192)
回答No.7

 jm4cvpさんは「特許は社会的な発展を阻害しており、その存在意義がよく理解できない」と述べておられますが、実は特許が目的とするところはその逆です。  そもそも特許と言うのは「発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。」と第1条にも述べられています。素晴らしい発明が他者に簡単に模倣される世の中では、#4の方の回答にもある通り、逆に産業の発展が阻害されることは、容易に想像できるでしょう。  またLinuxの例を挙げられていますが、コンピューターの分野でも大半の技術は特許化されており、それでも産業の発展に大いに寄与していることは疑いがありません。   実際に特許にかかわると良くわかりますが、特許が産業の発展を阻害する面(もちろんまったくないとは言いません)よりは、社会全体の技術向上など発展に寄与する面のほうがずっと大きい、と言うのが実感です。

  • tsuki-san
  • ベストアンサー率29% (30/102)
回答No.6

特許というのは、新規性、進歩性のほか、産業上利用できるもの、実施できるものでなければ認められません。 今回の場合、タイムマシンは現実に実施する(製造する)ことができないので、特許にはなりません。 例としては、『地球上に降りそそぐ紫外線を弱くするため、地球を丸ごとUVカットフィルムで覆う』、というような明らかに実施できないものとか、『フォークボールの新規な投球方法』というような個人の技能に関するものは、産業上利用できるものではないので特許として認められません。

  • Massy57
  • ベストアンサー率39% (242/615)
回答No.5

特許は、情報を公開することの交換に、一定期間に限って独占を認める制度です。もし特許がなければ、その技術に関する情報は公開されず、発明した人しか利用できないことが社会全体の発展を阻害する、という合意のもと、自由競争に制限をかけた、独占禁止法の例外規定です。この特許のしくみは、現状広く世界で認められ、特許制度に関してあまり熱心でなかった共産諸国(中国など)にも認められてきました(特許を認めないとWTOに入れない、その国からの輸入を制限するという米国の強い働き故かもしれませんが)。 従いまして、「なんでもかんでも特許にする」「そのアイディアを自分一人のもととせず、社会共有の知識にする代わりに一定期間の商品の独占を図る」というのは社会全体の発展に対し合目的的な対応であるといえます。

  • ninthman
  • ベストアンサー率0% (0/5)
回答No.4

特許の社会的意義について「ある程度わかっています」と書かれていますが、私なりの理解を少し書かせてもらいます。例えばある会社若しくは個人が多大な費用を掛け、新しい技術を開発したとします。しかし、その技術が何ら保護を受けることなく、第三者に模倣されてしまい、利益が得られないとしたら、技術の開発に資金を投入することは激減するでしょう。また、資金をかけないまでも一生懸命アイデアを生み出すことは少なくなるでしょう。発明の保護があるからこそ新しい技術が生み出されるという面が多分にあります。また、#1、#3の方が言われるように、出願したものは公開されます。技術を公にするという側面もあり、その公開された技術を元に新たなアイデア、技術が生まれることもあります。 おっしゃってることは、単なる思い付き(アイデア)だけで特許をとる、ということと思われますが、明細書記載の実施例は第3者が再現実施できる必要がある、と弁理士から伺ったことがあります。 「特許というのは簡単にとれるものではない」と書かれていますが、新規性、進歩性、産業上の有用性を備えたアイデアというのはなかなかあるものではありません。それに、出願から権利の取得、権利の維持にはそれなりの費用がかかります。恐らく周りの方が「特許!特許!」と叫んでいるのに対し、嫌悪感を感じられてるのでは、と推察しますが、そういう方にはちゃんと特許をとってから言いなさい、(言葉にするかどうかはともかく)程度に考えたほうが宜しいかと思います。特許制度はそれほどダーティなものではありませんよ。

回答No.3

「いたずらに秘密にしていたら」と書いていらっしゃい ますが、少なくとも日本の特許制度の目的の一つとして、 技術の秘蔵を防いで、技術を公表することがあります。 たとえば、特許出願をすると1年半経過後に 出願の内容を公開して誰でも出願の内容を知ることが できるようになっています。

noname#12001
noname#12001
回答No.2

人間は社会性をもった生物です。共同生活をして生きていきます。法律はすべてお互い円滑に生きていくために必要なルールです。特許も同様です。いろんな道具を自由に作れるようになったときから、どうしたらお互い喧嘩にならないか、世界中の人が考え続けた、ひとつの結論です。 いろんな意見があるでしょうが、世界中が同じ法律のもとで、平等である。というのも特異なものかもしれません。 すなわちこれは、(人類の英知といえばいいすぎか、)人類というものがあみ出した、文化であるとおもいます。 すごい警告文の下でプレッシャーを感じますが、私のオリジナル意見ですので、この著作権は、とおもうのですが。 ここまでにとどめます。

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