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鉄道での運転士による救助訓練

こんにちは。 このカテゴリーでいいかどうかわかりませんが、 とりあえず質問します。 尼崎の列車脱線事故では、通勤中の運転士二人が脱線後も救助をせずに歩いて「逃亡」したことが問題になりました。 そこで質問です。 1、運転士は事故に備えて救助訓練が義務化されているのでしょうか? 義務化されているとしたら、それはどの程度(時間と規模)なのでしょうか? 2、防護無線というものが線路の近くにはあるということですが、 逃げた運転士は事故をこの無線で知らせたりしたのでしょうか? 以上お願いします。 なお、「運転士はどうすべきだったか?」という議論ではなく、 「解説」か「説明」をお願いします。

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回答No.1

質問者さんこんにちは 1、運転士は事故に備えて救助訓練が義務化されているのでしょうか? 義務化されているとしたら、それはどの程度(時間と規模)なのでしょうか? この辺はよく判りませんが、人工呼吸などの訓練位はうけているかと・・・・・ (よくニュースで脱線事故を想定しての訓練を電車区で多人数でやっている場面を紹介していたことがありますが、年に1回くらいではないでしょうか) ただ、むしろ大切なのは(たとえ潰れた車内に人が血だらけで助けを求めていても)、運転士、車掌がやらなければいけないのは、他の列車との多重事故を防ぐために1.防護無線を動作させる また、防護無線も「確実ではない方法(無線なので、もしかすると他の列車が受信できていない可能性があるので)ですので2.事故支障箇所から前後600m以上先のレール上に雷管(列車が踏むと爆音が鳴る)を設置しなければならない。3.無線や沿線電話(最近は携帯なのかもしれませんが・・・)運転指令に事故状況を伝える。4.運転士と車掌が手分けして、もし他の列車が接近してきたら発炎筒を焚いて円形に回しながら走り停止させる。です。 鉄道事故は一度事故がおきればたくさんの人が怪我をしたり、最悪亡くなってしまうため、運転士と車掌、たった二人では対応しきれません。ですから、多重事故を防止することが最優先です。それから運転指令に連絡し、応援(警察、消防など手配が運転指令から行く)至急求めるのが結局は多くの人を助ける結果となると聞いたことがあります。 2、防護無線というものが線路の近くにはあるということですが、 逃げた運転士は事故をこの無線で知らせたりしたのでしょうか? →防護無線は運転席に搭載されています。 「緊急」という赤いボタンが透明のプラスチックカバーで覆われていて運転席の計器盤に取り付けられています。このカバーを押し割り、スイッチを押すと「ピッ、ピッ、・・・・・」と連続音を無線で飛ばします。他の列車がこの音を受信したときは絶対停止で、運転指令に状況を問い合わせ、安全が確認されるまでは列車は動かしてはいけません。 今回、車掌さんは気が動転してしまい、携帯で運転指令に状況を連絡しましたが、運転士の無事が確認できない以上、防護無線を先に動作させるべきでした。たまたま、反対方向から接近してきた特急列車が踏切の支障を知らせる発光信号で緊急停止したから不幸中の幸いでしたが・・・・(発光信号は今回誤動作したのか、気のきいた人が踏切非常ボタンを押してくれたのか・・・・・) 通勤中の運転士二人が脱線後も救助をせずに歩いて「逃亡」というのも情けない話ですが、「たった1人の力で何ができる・・・」ということが頭にあったのでしょうか・・・・ただ、実際に事故が起きており、仕事をしている乗務員の生死をすぐに確認し、(実際運転士は瓦礫の下なのですから・・・・)生きている車掌と協力し、列車防護を手伝うことはできたはずです。(ただ、これも決まりでは規定されてないので、「どうすべきだったか?」というお話にしかなりませんが・・・・・) まあ、会社から半分脅かされながら仕事させられているのですから、乗務に穴は空けられなかったのでしょう。

tauhon
質問者

お礼

細かいことまで回答してくださりありがとうございました。 私の知らないことが多く、参考になります。

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