数学的帰納法の解説

このQ&Aのポイント
  • 数学的帰納法を用いて、不等式2^n > 3n の証明を解説します。
  • 数学的帰納法を使って、4以上の自然数nにおいて不等式2^n > 3n が成り立つことを証明します。
  • 数学的帰納法を利用すると、不等式2^n > 3n が4以上の自然数nにおいて成り立つことが示せます。解説します。
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数学的帰納法の質問

問題 nが4以上の自然数のとき、次の不等式を証明せよ。 2^n > 3n  ・・・(1) 解答 (I)n=4のとき   左辺=2^4 =16      右辺=3×4     =12   よって(1)が成り立つ。 (II)k≧4として、n=kのとき、(1)が成り立つと仮定すると、   2^k > 3k n=k+1のときの(1)の左辺は、 2^k+1=2×2^k>2×3k=6k  ・・・(2) また、6k-3(k+1)=3k-3=3(k-1)>0より、 6k>3(k+1)  ・・・(3) (2)(3)より、2^k+1 > 3(k+1) よって、n=k+1のときも(1)が成り立つ。 (I)(II)より(1)は4以上のすべての自然数nについて成り立つ。 と教科書に書いてありました。 (II)はn=kのとき成り立つとして、次のn=k+1を考えますよね。 と言うことは最終的に2^k+1 > 3(k+1)と示すことができればいいのでよね。 そこにもって行きかたがわかりません。 n=k+1のときの(1)の左辺は 2^k+1 となりますよね。 2^k+1というのは2×2^kで表すことができ、 2×2^kというのは2^k > 3kの2倍したものである。 という事ですよね。ということが(2)ですよね。 その次のまたという所から下が何をしているのかがわかりません。 すいませんが教えてください。(文が長くてすいません。)

質問者が選んだベストアンサー

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  • nayuta_k
  • ベストアンサー率21% (3/14)
回答No.3

この回答は、スペースの関係ではしょっている部分が多いのだと思います。(数学の問題集でありがち) (II)k≧4として、n=kのとき、(1)が成り立つと仮定するとき、 2^(k+1) - 3(k+1) > 0 ・・・(i) であることを証明すれば、帰納的に命題を証明することになる。 (i)より 2^(k+1) - 3(k+1) = 2^k * 2 - 3k + 3 ここで、仮定より   2^k > 3k なので、 2^k * 2 - 3k + 3 > 3k * 2 - 3k + 3 = 3k + 3 > 0 ========= AがBより大きいこと(A>B)を証明するには、「A-B」を式変形していき、0より大きいことを証明するのが、常套手段です。 がんばってください。

その他の回答 (4)

回答No.5

他の方がすでに回答していますが、 「A>B」を証明するには、「A-B>0」を示すことを考えるのが、定石です。 しかし、type2000さんの教科書の回答例では、別な方針で証明しているようです。 「A>B」の証明を証明するのに、「A>CかつC>B」を示しているのです。 この方法は、AとBの2つでは直接計算しにくい場合(A-Bを計算しにくい場合)、その間にある計算しやすい値を挟んで考えるわけです。 数年前の東京大学理系数学の入学試験問題に 「π>3.05の証明」 というのがありましたが、これがよい例で、 π[半径1の円の面積]>3*(√2)*((√3)-1)[その円に内接する正24角形面積]>3.05 を示すという方針で解けます。 これをふまえて考えると、 A=2^(k+1) B=3(k+1) C=6k の関係にあります。 質問中の(2)で示しているのが、「A>C」の部分で、 type2000さんがわからないと言っている、「また~(3)」の部分が、「C>B」を示しています。 よって、「A>B」すなわち、「2^k+1 > 3(k+1)」が示されます。

  • pyon1956
  • ベストアンサー率35% (484/1350)
回答No.4

補足的な説明。 A>Bを示すには、A-B>0を示してもよいわけです。(移項ですね) だから6k>3(k+1)は6k-(3K+1)>0と同値で、 6k-3k-3>0,つまり3k-3>0,すなわち3(k-1)>0と同値です。 k>4なのでk-1>3>0,よって3(k-1)>0. 以上より6k>3(k+1)がいえます。 これと2^(k+1)>6kをつなぐと 2^(k+1)>6k>3(k+1),つまり2^(k+1)>3(k+1) ということです。 通常上のごとき移項は煩瑣なので書かないものですし、3(k-1)>0の一節も「明らか」ですので書かないのが普通、ということで教科書のごとき記述になるわけです。

  • sunasearch
  • ベストアンサー率35% (632/1788)
回答No.2

>つまり、6k - 3(k+1)を証明すればよいことになり、 6k - 3(k+1) > 0を証明すればよいことになり、 の間違いです。

  • sunasearch
  • ベストアンサー率35% (632/1788)
回答No.1

2^k+1 > 3(k+1) を証明する過程で、 「また」の前までで 2^k+1 > 6k まで示すことができましたから、 あとは、6k > 3(k+1)が示せれば、 証明が完成することになります。 つまり、6k - 3(k+1)を証明すればよいことになり、 あとは、解答のとおりになります。

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