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ヘリウムガスの声変わり・・・結局の所

どうもこんにちは。 さて、タイトルの通り、「ヘリウムガスで声が高く聞こえる」という現象についての質問です。 このことに疑問を持ち、過去ログや、ネットでいろんなページを見たりしたのですが、何だか余計混乱して来ました・・・(^^;; 私は波動の分野については高校物理程度の知識しかないもので、あまり難しいことにはついていけないのですが、単純にv=fλを考えただけでは、どうにもこうにも納得できないという気がします。 他にも、声帯の振動数そのものが大きくなっているという説や、基本振動数意外の部分が増幅されている(この辺、完璧に理解できたわけではありませんが…)という説など、いろいろ挙げられているようです。 なので、この際質問の仕方を変えてみます。 質問: この現象の理屈は科学的に明らかにされているのですか? ご自身が完全に納得されたという解答があれば、示していただければ光栄です。 よろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.9

No.8の補足への回答です。 1の場合、2の場合とも、理屈の上ではそうなるだろうと予想しますが、実験しようとするとなかなか大変だと思います。 演奏会のプログラムだと思いますが、こんなものを見つけました。 http://www.idrs.org/conference/rotterdam/index.95conf.html ここの6.Main Programを開きますと、ヘリウムを吸ってオーボエ(「弱いリード」楽器の一種)を吹くという演奏があったことがわかります。末尾の注の16に「Micha Hamel: new work for piccolo oboe and helium gas」というのがあって、ヘリウムを吸ってオーボエを吹くと音程が高くなるという説明があります。 CDコンポの場合ですが、やってみないとわかりませんが、ヘリウム中でスピーカを鳴らすと周波数特性が変わり、音質が変化するかもしれません。しかし、これはヘリウム声のメカニズムとは異なります。 すなわち、私がNo.3の最後に書いたグラフィックイコライザの件は、No.6様の指摘がある通り、まちがいです。 発声の場合は、のどから口にかけての周波数特性を複雑に変化させていろいろな母音を発音しているわけですが、オーディオ装置では周波数特性は時間的に一定です。かたよった周波数特性の音響装置に人声を通すと、音質が変化して自分の声でないような音になるかもしれませんが、周波数特性が時間的に変化して生まれるヘリウム声の効果は出ないと思います。

cecfca
質問者

お礼

>1の場合、2の場合とも、理屈の上ではそうなるだろうと予想します お~~、やはり理屈的にはこうなりますか!! ついに楽器の謎も解けて、更に自分の認識が正しかったことも証明されたようです♪ いやぁ、長かったですが、ようやくスッキリできました! 何度も何度もしつこい質問に答えて頂き、本当に本当に本当にありがとうございました。 ついにこの質問を終了させることができます。 この現象の理由はかなり誤って認識されているようですから、是非ともこのログを見て、多くの人が認識を改めてもらえるといいなぁ、と過大な妄想をしております(笑 ではでは、まだ本当に言い足りないのですが、ありがとうございました!!!

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その他の回答 (8)

  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.8

No.7の補足への回答です。 (1)声帯は、基本振動と倍振動を同時に発生しています。たとえば、基本振動数 110 Hz で発声しているとすると、 110, 220, 330, 440, 550, 660, 770, 880, 990, 1100, 1210, 1320, 1430, 1540, … Hz の振動が同時に発生しているのです。 (2)ここで、口やのどをうまく動かして、共鳴振動数を700 Hz と 1300 Hz に調節したとします。すると、上に並んだ振動数のうち、共鳴振動数に近い660 Hz ~ 770 Hz の付近と、1320 Hz の付近が強められて口から出てくることになります。 (3)この声を他の人が聞くと、(たとえ基本振動の110 Hzが減衰して聞こえなかったとしても)倍振動の間隔を脳が判断して、《音程としては》110 Hz (音階のラの音)に聞こえます。しかし、700 Hz 付近、1300 Hz 付近が強調されているため、聞き手の脳がこれをフォルマントと判断し、《母音としては》「あ」に聞こえます。 (4)今度は、声を高くして 131 Hz で発声したとします。このとき声帯は、 131, 262, 393, 524, 655, 786, 917, 1048, 1179, 1310, 1441, 1572, 1703, 1834, 1965, 2096, 2227, 2358, … Hz の振動を発生しています。口とのどの形が(2)と同じなら、このうち655~786 Hz 付近、1310 Hz 付近が強調されて口から出ます。 (5)この声を他の人が聞くと、《音程としては》131 Hz(音階のドの音)と判断し、《母音としては》「あ」だと判断します。 (6)ここで、口の形を変えて、共鳴振動数を500 Hz と 1700 Hz に変更しますと、今度は524 Hz 付近、1703 Hz 付近が強調されて口から出ます。これを他の人が聞くと、《音程としては》131 Hz (ド)のままですが、フォルマントが変わり、《母音としては》「え」だと判断します。 (7)ここで、ヘリウムを吸って発音します。基本振動数と口の形はそのままを保つように努力します。ヘリウムの影響で共鳴振動数が1.3倍になったとします。すると、(4)の列のうち655 Hz付近、2227 Hz 付近が強調されて口から出ます。 (8)この声は、《音程としては》131 Hz (ド)のままですが、フォルマントが変わり、《母音としては》一応「え」と聞こえる範囲ではあるけれど、本人の普段の声とは異なった「変な発音」として聞こえます。これがヘリウム声です。 (9)こんどは、(6)の声(正常な「え」)を録音して、テープを1.3倍早回しして再生します。すると、聞こえる音は全部1.3倍の振動数になり、 170, 340, 510, 680, 850, 1020, 1190, 1360, 1530, 1700, 1870, 2040, 2210, 2380, 2550, … Hz となります。元は524 Hzと 1703 Hz が強調されていたので、1.3倍早回しでは 680 Hz, 2210 Hzが強調されます。これは、(8)とほぼ同じフォルマントですから、《母音としては》ヘリウム声と同じような「変な発音」に聞こえるでしょう。一方、《音程としては》元より高くなり170 Hz(ミとファの間ぐらい)に聞こえます。 ◇◇◇ 共鳴振動数が強調される理由は、声帯からのどの空気にエネルギーを伝える効率の違いといえます。浴槽に手を入れて波をつくると、ある振動数のときだけ水が大きく揺れます。これは、水の共振振動数と手の振動数が一致したときに、手から水に効率よくエネルギーが伝達されるからです。 声帯の場合も、共鳴振動数に一致(または近い)振動は効率よくエネルギーが空気に伝達されますが、共鳴振動数から遠い振動はうまくエネルギーが伝わらず、熱として散逸することになります。 ◇◇◇ 楽器については、木管楽器の場合は音程を決めるのは管の共鳴振動数です。発音体(リード)そのものは管の空気と一体となって振動し、音程を決める働きがありません。一方、ハーモニカ、アコーディオン、リードオルガンの発音体は、それ自身が一定の振動数を持っています。弦楽器の場合もこれと同様です。人の声帯も、それ自身が音程を決めることができるので、後者の一種と考えられます。 (参考) http://bassoonist.m78.com/orch/instruments/free_reeds.html

cecfca
質問者

補足

しつこくて失礼なのは承知でお聞きします!(><) 人の声については、完璧に理解できたと思うのですが、楽器についてがどうも理解しきれないのです。。 まず、私が”こう思う”というのを説明させて頂きます。 ***** 参考として示して頂いたページに、「弱いリード」「強いリード」と説明されているように、楽器が音程を作る構造として 1.気柱内の空気の振動によって音程が決まるもの(その振動のきっかけを与えるのが弱いリード) 2.リード自体の振動によって音程が決まるもの(強いリード) があり、人の声は、声帯が直接、振動数を決めているので2である。 また、1の場合、気柱の共鳴による発音がほとんどなので、純音に近い音が鳴る(調べたところによる)。 2はリードの振動数の音程であるが、基音意外の振動数により(フォルマントにより)、楽器特有の音色ができる。 以上を踏まえて、ヘリウムの空間を考えてみる。 ・1の場合 ヘリウムによって共鳴振動数が高い方へ修正されるので、実際に音程(耳に聞こえる周波数)が高くなる。 音色はやはり純音に近い。 ・2の場合 人の声の場合に同じく、音程(耳に聞こえる周波数)は変わらず、音色が変化する。 ***** こんな風に考えました。 ただ、自分でもちょっと疑問なのが、2の場合、私の考えが正しいなら、CDコンポなどから発せられる人の声も、生の人の声と同じく、ヘリウム声になるということになります。 実際に実験を見聞きしたことがないので、わかりませんが、これはないような気がするのですが…。 この考えはあってますか? もしくはどこが間違っているのでしょうか? もう厚顔無恥です!教えて下さい!!

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  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.7

No.3です。No.6様、貴重なご指摘ありがとうございます。ヘリウム音声を作るには、グラフィックイコライザではなくて、「テープの早回し」をしなければならない! これで謎が解けたといっていいでしょう。ヘリウム音声の一般向け解説はたくさんあるけれど、この重要な点に触れなかったことが、多くの人が納得できない原因だと思います。 (1)まず、母音のフォルマントの解説を見てください。 http://homepage3.nifty.com/isd-hp/TEXT/ISD5-3.html 声の低い人、高い人はいるけれど、「あ」は皆「あ」に聞こえるし、「い」は「い」に聞こえます。それは、基本振動数(周波数と振動数は同じ)は違っても、共鳴でピークになる振動数(フォルマント)がほぼ一致しているからです。つまり、たとえば男性なら0.8 kHz付近 と 1.4 kHz 付近が強調されるような口の形をすれば、「あ」に聞こえるわけです。人々は、幼い頃からの訓練で、母音の正しい共鳴振動数を作り出す技能を身に付けています。 (2)ところが、ヘリウムを吸うと、口の形が同じでも共鳴振動数が変わります。たとえば1.5倍になるとします。この男性が「あ」と発音しているつもりが、1.2 kHz と 2.1 kHzを強調してしまいます。図で見ると、女性の「ア」に近い声になるようです。  ヘリウムを吸ったときに起こることは「声が高くなる(基本振動数が高くなる)」ではなく、「母音のフォルマントが高い振動数にずれる→変な発音に聞こえる」ということです。 次の資料は、ヘリウムを吸ったときのフォルマントの変化を調べたものです(英語)。 http://www.doane.edu/dept_pages/phy/hpp/generalInfo.htm ここのRecent Presentationsの中にある「The Effect of Helium on the Human Voice: A Laboratory Activity」のpdfを見てください。いろいろな母音について、空気中とヘリウムを吸ったときとでフォルマントがどう変化するかをまとめています。ヘリウムを吸うと、フォルマントが高い方にずれることがわかります。 (3)テープの早回しでヘリウム声に似たものができるのもこれで説明できます。テープに録音された元の声は正しいフォルマントを持ちますが、早回しした音は、ヘリウム声と同じようにフォルマントが高い方にずれます。もっとも、テープの早回しではヘリウムと違って基本振動数も一緒に高くなります。 (4)声帯の基本振動数の方は、ヘリウム声に関係ないと考えてよいでしょう。歌を歌うとき、曲の中に音程の高いところや低いところがあります。高いところを歌うときは、基本振動数は高くなりますが、ヘリウム声になるわけではありません。日常、低い声や高い声を使い分けていますが、高い声を出したからといってヘリウム声にはなりません。

参考URL:
http://www.doane.edu/dept_pages/phy/hpp/generalInfo.htm
cecfca
質問者

補足

何度もわかり易い回答、本当にありがとうございます! 口の形が、フォルマントの形状を決め、それによって母音の区別ができあがるんですね? そして、ヘリウムを吸うとフォルマントの形状が変わる(高い振動数の方へずれる)から、その音は高く、しかも発音(母音)も変になる、と。 うわぁ、いよいよ解決という気がしてきました。 が、もう疑問は残しておきたくないので質問させて下さい! http://homepage3.nifty.com/isd-hp/TEXT/ISD5-3.html の下の男性のグラフを見ると、「ア」は第一フォルマントでも、500~900Hzほどの範囲にあります。 私は男性ですが、700Hz前後の声なんて、裏声の限界で頑張らなければ出ません。 ということは、フォルマントによる共鳴振動数の値は、音の高さとは無関係ということでしょうか? >「声が高くなる(基本振動数が高くなる)」ではなく、「母音のフォルマントが高い振動数にずれる→変な発音に聞こえる」 とありますが、音の高さは全く変わっていないということですか? 電子チューナーなどに声を拾わせても、空気の時と同じ結果になるのでしょうか?(これは今度機会があれば実験してみたいと思います) その上のグラフを見ると、なんだか基本振動数よりも、第一フォルマントの振動数の音が聞こえてきそうな印象を受けたもので・・・。 あと、楽器によってはこの現象が起こらないというのが、納得できないのですが・・・。 本当に度々すみません。あと一歩だと思うので、どうぞお付き合い下さい!

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  • m_abe
  • ベストアンサー率29% (52/178)
回答No.6

>声帯の振動数が変わるなら、音程が変になって音楽としてつながらないはずです。 そんなことはありません。 昔、オラハシンジマッタダーという宇宙人声?のヒット曲がありましたが、あれは、ゆっくり歌って録音したものを、早回しで再生しており、早回しで再生した倍率倍に周波数が変わっていますが、音程が変にはなっていません。 私自身も、テープレコーダーの電池の本数を少なくして録音、通常の電池の本数で再生という遊びをしたことがありますが、音程が変にはなりませんでした。 ヘリウム声と、このときの声は、よく似てます。 >マイクからの声をグラフィックイコライザに通すことで、ヘリウム声と同じ音質を作れるか? 音質が変わるだけで、ヘリウム声のようにはなりません。

cecfca
質問者

補足

返答が遅くなりまして、申し訳ございません。 皆さんご回答くださって本当にありがとうございます。 それに応えるべく、必死に考えてみました。 で、ようやく概要がつかめた気がします。 声帯自体の振動数に変化はないが、その声帯の振動に、周りの気体(今の場合空気orヘリウム)が共鳴する。 気体の種類(正確には気体の密度かな?)によって共鳴しやすい(?)振動数に違いがある。 したがって、声の高さが変化する。 こんな風に解釈したんですが、大体合ってますか?? でも、まだいろいろと疑問が残ります。 1.上には、「共鳴しやすい振動数」と書きましたが、それが固有だとしたら、気体によって出せる音高が固定されてしまうのでは?(←これはあり得ないことはもちろん自分でもわかってますが。多分共鳴というものがまだよくわかってないのだと思います。) 2.何故音高の変わらない楽器というのがあるのか? 3.(私の理解では)ヘリウムガスの空間から、空気の空間へ波動が伝わったとき、振動数は普通に空気の中で喋るのと同じになってしまうのではないか? う~ん、なんかこう並べてみると、まだ全然わかってない気がします。。 ここまでご回答頂けただけ上で厚かましいのですが、引き続き面倒見て貰えないでしょうか・・・? よろしくお願い致します。

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  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.5

結論的にはNo.3の方と同じになりますが私なりの論理展開で。 まず、考えられる要素を全部挙げてみます。 1.声帯の発する音の高さが違う。 2.声帯の発する音は同じだが、共鳴周波数が変わる。 3.声帯の発する音も共鳴も同じだがヘリウム中を伝わるとき周波数が変わる。 この3つの説が全て出揃っています。 まず、3は完全に間違いです。 ドップラー効果が無いとすると、音が伝わる際、媒体の違いで音速が変わった時、 変わるのは波長であって、周波数は変わりません。 もし、周波数が変わるとすれば、一定時間内にある地点を通過する波の数が 変わるということですから、波の団子や波の空白ができることになり矛盾が起きます。 残るのは1と2ですが、2が起きる事は明白です。 理由は声が基本波の他に沢山の高調波(倍音)を含んでいる事実、 共鳴周波数は気体の密度に大きく関係している事実の2つです。 1についてですが、声帯の振動はクラリネットのリードの振動や ギターの弦の振動に良く似ています。 気体の密度が全く無関係かどうかは分りませんが、 声が完全に変わってしまうほど影響を受けるとも思えません。 と言う事で、1も多少あるかもしれないが、声の変わる原因は2にあると思います。

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  • ytrewq
  • ベストアンサー率28% (103/357)
回答No.4

声帯はスピーカーのように筋肉などで直接振動させているわけではありません。声帯を通過する呼気流との作用によります。 声帯の緊張度合いによって、振動数は変化しますが、それだけで振動数が決定されるわけではなく、声帯に続く口腔の形状などにも影響されます。 つまり、発生する音の波長と声帯や口腔の大きさの間には相関関係があると考えられます。 そのようなことから、呼気の音速が変われば、波長が同じでも振動数が変わるのだと思います。

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  • shkwta
  • ベストアンサー率52% (966/1825)
回答No.3

http://www2s.biglobe.ne.jp/~n_kawa/science/helium/helium.htm このページですが、実験自体は立派なのですが、最後の【更に詳しく】の説明が大嘘(まるっきり誤解を与える文章)なので、誤解を広げているように思います。 上の実験は、実は、気柱の共鳴振動数を調べるものです。 (参考) http://www.vbl.hiroshima-u.ac.jp/Stream/TEBIKI/genri-3.html 空気の入った管の共鳴では、管の長さと波長が一定の関係になる振動数が共鳴振動数になります。たとえば、一端が閉じられた管では、およそ管の長さの1/2, 3/2, 5/2, …の波長の音に共鳴します。 空気をヘリウムに替えると、v=fλ(v:音の速さ f:振動数 λ:波長)の関係において、vが大きくなるので、同じfに対してはλが大きくなり、同じλに対してはfが大きくなります。したがって、管の中の気体を空気からヘリウムに替えると、共鳴振動数が大きくなります。 管楽器では、共鳴振動数を利用して音程を決めているので、楽器の中にヘリウムを詰めたら音程が高くなります。 人の声のもとは声帯で作られますが、この音は1つの振動数の音でできているのではなく、基本振動に加えて多くの倍音(2倍、3倍、…の振動数の音)が含まれています。実際に口から出る音は、喉頭から口にかけての「管」で作られる共鳴によって、ある倍音の振動数が強調されて出てきます。同じ音を「ウー」と出しながら口やのどを動かすと音質が変わることがわかります。 ヘリウムを吸い込むと、共鳴振動数が高くなるため、「基本振動数は変わらないが、強調される倍音が変わる」ということで、これが声が高く聞こえる原理です。 http://www.phys.unsw.edu.au/PHYSICS_!/SPEECH_HELIUM/speech.html ここに詳しい説明があって、英語なのですが、途中のWhat helium does to speechのところのグラフをみると感じがわかると思います。また、「声帯の筋肉の緊張度が等しいとき、空気とヘリウムでは気体の密度の違いにより声帯の振動数が変わりうるが、その変化はわずかである」との説明もあります。 さて、実験の提案です。(いま私のところではできないので) (1)歌をうたっている途中でヘリウムを吸ったらどうなるか  声帯の振動数が変わるなら、音程が変になって音楽としてつながらないはずです。共鳴振動数がかわるだけなら、声は高く聞こえますが、音楽としての音程は正しくつながるはずです。 (2)マイクからの声をグラフィックイコライザに通すことで、ヘリウム声と同じ音質を作れるか?  これがYESなら、共鳴説の傍証になります。

参考URL:
http://www.phys.unsw.edu.au/PHYSICS_!/SPEECH_HELIUM/speech.html
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  • m_abe
  • ベストアンサー率29% (52/178)
回答No.2

ずばり、 声帯の振動数に変化がありません、というのが間違いと思います。 私は、音波では無く電波関係の仕事をしておりますが、誘電体の種類(誘電率)によって、共振周波数が変わるのは周知の事実です。 電波の誘電体は、音波では気体に相当すると思います。 つまり、空気からヘリウムに変わったことで、声帯の振動周波数が高くなっていると思います。 以上は、電波と音波は同じ波の性質を持っているということから、電波の常識をあてはめた結果です。 また、普通に考えても、No.1の質問者さんのコメントと同じように納得できません。

cecfca
質問者

お礼

なんと、「振動数自体が変化してる」ですか! 正直、これはないなぁ~、と思っていただけにビックリです(@o@) 確かに、波動の性質はみんな同じだと習った記憶もありますし、m_abeさんの意見に今の私には反論の余地はないですね。。 でもそうなると、 http://www.ntv.co.jp/sekaju/student/20050226.html にあるように、楽器によって、振動数に変化が起きないものがあるのが何故なのかが解せなくなってしまいました。。。 >楽器自体が振動して音を発するので通常と変わらない音がでる とありますが、その音を人の耳まで媒介するのはヘリウムですから、やはり変化が起こるような気がします。 m_abeさんの意見には至極納得ですが、まだ「??」が残るという感じです。。 ご回答ありがとうございました!!

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  • matchang
  • ベストアンサー率42% (67/158)
回答No.1

同じく気になったので、調べてみました。 音は空気の振動であり空気中を伝わる疎密波ですから、振動数が多くなると音が高くなります。 そのため、音を高くするには、発音体の振動数を多くする必要があるのです。 声の場合は声帯で振動数を変えて、声の高さを変えているということになります。 しかし、ヘリウムガスを吸って音が高くなるときは、声帯の振動数を変えていません。声帯の振動数に変化がありませんから、音の疎密波の波長(1回の振動)は空気の中でもヘリウムの中でも変わらないことになります。 このことから、ヘリウムガス自体に原因があることになります。では、どの点に原因があるかというと、ヘリウム自体の分子量が関係します。 音速は、分子量の平方根に反比例して速くなるため、密度の小さいヘリウム中を進む音の速さは高くなるのです。空気中では1秒間に約330mの速さで伝わる音が、ヘリウム中では1秒間に約970mの速さで伝わることになります。 音の波長は変わりませんから、330m中に入っている振動の数よりも、970m中に入っている振動の数の方が多くなります。 人間の耳は、空気の330m中に入っている振動の数を1秒で聞き取り、ヘリウムの970m中に入っている振動の数を1秒で聞き取ります。 同じ1秒間に聞き取る振動の数が多いということは、発音体の振動数が多くなるのと同じで音が高く聞こえることになるのです。 ・・・と、↓に書いてありました。参考にしてください。

参考URL:
http://www2s.biglobe.ne.jp/~n_kawa/science/helium/helium.htm
cecfca
質問者

補足

このページは過去ログの中にも何回か出ていましたので、何度も精読しました。 最初は私もこの文章で納得しかけたのですが、 >声帯の振動数に変化がありませんから、音の疎密波の波長(1回の振動)は空気の中でもヘリウムの中でも変わらないことになります。 の記述がどうも納得いきません。後に >ヘリウム中を進む音の速さは高くなる と書いてありますが、音速は変わったのに、振動数も波長も変わらないというのが、私の中ではどうにも解決しません。 逆に言えば、ここが解決できれば納得できるのですが。。 ご回答ありがとうございました。 なお一応、「この現象の理由は明らかか」が質問なので、それに沿った回答をよろしくお願いします。

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    続3 物理学の矛盾 空洞放射 今回の質問は波動の位相の一致はどのような現象をひきおこすか、あなたのアイデアを求めます. 下記のヒントを読んで(1)から(6)までの現象を含めてあなたのアイデアを提案して下さい. 物理学にはわたしのQ&Aの物理学の矛盾のかずかずシリーズのとおり学理にいろいろな矛盾があります. (1)角運動量の保存則の矛盾 (遠日点で速度を減じたら、周回運動の楕円軌道を辿らず、双曲線にも放物線にも楕円にもならない軌道もあり?) (2)確率波動の性質とファインマンの経路積分の特質の矛盾 (3)最小作用の原理が、天下りの原理とはいえず、特定の現象の疑いがある矛盾. (4)エーテルの否定と重力波の有限伝搬速度の矛盾 (5)地球の公転軌道の輪と重力の伝達速度の矛盾 (6)単孔の光干渉実験に整数個しかない光路の矛盾 今回は(8)にあたる謎です. (8)空洞放射にも矛盾の謎があります. その謎は上記の(1)から(6)までの謎と(6)フラウンホーファー回折までに通暁する、隠れた現象のしわざです. 隠れた現象とは位相同期の存在です. ここで私のいう位相同期とは、空間中の一点に振幅ゼロまたは最大となるように波動の位相が揃う現象です. たとえば(6) フラウンホーファー回折にも空間中の一点に振幅ゼロとなるように波動の位相が揃う現象があります. フラウンホーファー回折はただひとつの穴だけで、レンズも鏡もありませんが、干渉が光波に置き振幅ゼロとなる空間が周期的に光波に発生します. 周期的なことから位相の揃った光波が生まれています. その波動は光波、電子波と呼ばれる物質波です. 空洞放射の光波にも、その位相同期が起きています. そのことが教科書には抜け落ちています. 空洞放射の中には高熱のためエネルギー準位間を正規分布する確率をもとに遷移する電子の放射光により発光した物体があります. 炉も物体も決して球形の形状がありません. 炉も物体も決して立方体の形状がありません. そして物理学には実態の測定値をもとに演算する約束があるのですが、空洞放射には球と立方体の性質が数式に含まれ矛盾しています. そればかりか、球と立方体の重心点が同じ一点の空間に存在するという前提条件を数式に含めています. 微小な厚みの球殻の中に含まれた立方体の各格子点に振動子があるかのような計算を空洞放射の数式では行います. しかし球と立方体の重心点が同じ一点に位置する実態は実験環境のどこにもありません. 実態から演算する約束を反故にした矛盾があるのです. 重心のそれぞれが一点に集まらねば、当然演算中の振動子の数は異なります. そこで球と立方体の重心点が同じ一点に位置することを再度波動の現象から見直すと、おもしろいことにそれは波動の位相の一致です. だから球形の界面境界の共鳴器内部の定在波と、立方体形状の界面境界の共鳴器内部の定在波とが同一空間に重なり存在する現象が空洞放射です. そのことを教科書のどこにも書いてありません. 空洞放射にもフラウンホーファー回析のように空間中の一点に振幅ゼロとなるように波動の位相が揃う現象があります. 位相が揃うと何が起きるでしょうか. このとき空洞放射では立方体という面数の少ない多面体から、正多面体の面数無限大の極限の球というトポロジーへ、エネルギーを相互に転送しているとみなせます. 空間のトポロジー間のエネルギーの分配が起きています. エネルギーの転送が多面体に起きるのならば波動のあいだのエネルギーの分配もおきるはずです. ここで波動の性質からエネルギーの転送をみなおすと、振動数の異なるふたつの振動が、互いの振動数の公倍数の振動をとおしてエネルギーを分配するはずです. そのとき公倍数の条件から、たがいの波動の振動数は二つのあいだの比に表すと、必ず有理数です. そこで有理数を探して太陽系に目を移してみましょう. Q&A「公転と自転の周期に尽数関係の起きるわけ」に詳しく書きましたが、太陽系の星の公転と自転に尽数関係と呼ばれる周期の比が有理数となっています. そしてケプラーの面積速度一定の法則では最小角速度と、最大角速度の比がケプラーによると彼が観測した惑星には和音関係の和声になっていると表現されています. 和音には公倍数があり、ギターなどの身近な弦楽器で、振動エネルギーの分配を観察できます. エネルギーが尽数によって分配され、そして位相の同期が起きています. ここまでは事実の羅列です. 今回の質問は波動の位相の一致はどのような現象をひきおこすか、あなたのアイデアを求めます. 私のアイデアと同じになるか否か楽しみです.

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    波について、λ(m)とは、1周期中に波が進む距離のこと、T(周期)とは山から谷までなすのにかかる時間(s)、 その逆数fは1秒間の振動数。 ここで、v(m/s)について、v=λ/T(m/s)で求められるのは納得できるし、その変形として、fλ=vとなるのはわかるのですが、いつまでも、その変形から、v=fλとなるとやっていては、壁にぶつかりました。 意味の上から(変形よりという説明以外で)なぜ振動数fとλの積がvとなる理由を教えてください。 自分でも考えているのですが、わからないですし、周りに質問出来る先生がいないので質問させてください。 私の上に書いた捉えかたやイメージ(私はイメージを重視するので)が間違っていれば、ご指摘ください。

  • 素粒子

    クオーク、レプトンには、質量により3世代あります。 クオークの、同じ世代間 または、違う世代間の変化を、弱い力によるベータ崩壊(または逆ベータ崩壊)と言われます。 また、ニュートリノにおいては、ニュートリノ振動現象により、違う世代間の変化をします。 質問(1) ベータ崩壊は、粒子、ニュートリノ振動は、波動と考えるのでしょうか?       崩壊と振動の違いを教えてください。 質問(2) ベータ崩壊は、大きい質量から小さい質量への変化のみで、ニュートリノ振動は、小さい世      代と大きい世代の双方向の変化と考えてよろしいでしょうか?

  • 周期と振動数

     こんばんわ。お世話になります。高校物理の波動に関する質問です。  波の周期をT、振動数をfとすると       「T×f=1」 が公式となりますが、この公式の意味をうまく説明することはできないでしょうか?変な質問ですいません。どうも参考書を読んでもしっくりこないので、暗記するしかないかな、と思っているところです。よろしくお願いします。

  • ミドルボイス、ミックスボイスについて

    発声に詳しい人に質問です。 私は歌を歌うとき、高音が苦手です。以前は軽い喉締めだったので、改善したのですが、高音になると声帯を強く閉じて硬い高音を出してしまいます。 私が目指している高音というのは、アーティストでいう清水翔太さんや、久保田利伸さんなどのかなり地声に聞こえる高音です。ロックなどで使われている閉鎖の強い高音ではありません。 そして最近よくミドルボイス、ミックスボイスなどと言われる発声法について色々調べていますが、数々のサイトを見て納得がいかないことがいくつかあります。 まず私の解釈としてミックスボイスというのは、声唇と声帯靭帯の両方を振動させて地声に聞こえるという前提で、主に輪状甲状筋などを使って裏声の最高音域まで近づけることができる。と考えているのですが間違いないでしょうか? もしそうだとして納得いかないのが、輪状甲状筋についてです。よく輪状甲状筋が使えていないから裏声を練習して使い方を~なんて言いますが、地声でもある程度の声の高低は変えることができますよね?「なのになぜ使えていないと表現するのでしょうか?」 また、声帯を伸ばす筋肉と厚みを変える?筋肉があるという説もあります。それはつまりミドルボイスもしくはミックスボイスは「地声と裏声の中間の声帯の厚みを保ちながら、あとは地声での音の高低を変えるように歌う→結果 地声での発声よりも声帯が薄いので高音が出やすくなる。」ということでしょうか? 特に「」の2ヶ所に重点をしぼってお答え頂けたらと思います。また既に私に間違っている考え方があれば教えていただきたいです。ちなみに補足として私の地声と裏声という表現の区別は、現在完全に地声と裏声が分離しておりますので換声点より上が裏声、下が地声、という区別です。 拙い文章で分かりづらいかもしれませんが、回答よろしくお願い致します。

  • 固有円振動数と固有振動数

    固有円振動数と固有振動数、違いが理解できません。 固有円振動数とは、簡単に言うと何ですか? そして、固有振動数とは、簡単に言うと何ですか? 共振は、「振動体に固有振動数と等しい振動が外部から加わると、振動の幅が大きくなる現象」とあります。 共振曲線を見ると、縦軸が応答倍率で、横軸が振動数ω/ω0とあります。 なので、だいたい ω/ω0=1 のところで応答倍率は最大となるので、振動体・外部からの振動の固有円振動数が一致したときを「共振」というのだと思っていました。しかも何故横軸が「振動数f/f0」ではなく「振動数ω/ω0」なのでしょうか。 よく理解できていないので、変な質問になってしまっているかもしれませんが、よろしくお願い致します。

  • 屈折率について その2

    屈折率は、媒質と波の振動数で決まると聞いたのですが、振動数が一定の下で、高温の方が速度が上がる→波長が大きくなる→屈折率が大きくなるといったように、振動数が変化していないのに屈折率が大きくなることにより発生する現象(蜃気楼など)があるのはなぜでしょうか。 屈折率はどのように決まってくるのでしょうか。 以前の質問で、屈折率は媒質と振動数で決まると回答して頂いたのですが、あまりに例外が多いので再び質問させていただきましたm(_ _)m