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ショックリレーの設定値
コンベア動力の保護装置に、サーマルリレーとショックリレーがついています。サーマルリレーは、電動機定格電流値の100%を設定値としています。ショックリレーは、電動機定格電流値(負荷電流値ではありません)の120%を設定値とするよう設備納入メーカーより言われています(20%の余裕は経験値とのこと)。私は、電動機の負荷電流値の120%程度でないと、ショックリレーの意味がないと思うのですが、このメーカーの言っている設定の考え方は正しいのでしょうか?ちなみに、負荷電流値は電動機定格電流値の50%程度です。詳しい方にご教示願えると幸いです。
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三度失礼致します。 >負荷電流値が定格電流値×100%の場合と×50%の場合で機器保護の設定が同じというのは?ではありませんか。 まさに仰る通りと考えます。 詳しい状況が判らない時点で疑問に思ったのが、サーマル設定が電動機定格の100%なのに対して、ショックリレーの設定が定格の120%という点です。 最初にも申し上げましたが、何に対する保護を目的としているのか理解できません。 仮にその状況で噛み込みなどが発生した場合、サーマルが先かショックリレーが先か?という状況になってしまいます。 これでは電動機自体の保護はできても、「装置保護をしている」とはお世辞にも言い難いですよね? 特に負荷変動が大きくないという事ですので、尚更、ショックリレー側は負荷電流値を基準にした保護設定にするべきだと思います。 ショックリレー老舗のT社さんのどの資料をみても、カレント設定は負荷電流基準で考慮されており、定格基準を推奨する事例は例外的にもありません。 仮に、搬送機の全負荷に対して極端に大きな能力の電動機を設定した場合、定格基準設定では間違いなく装置破壊につながってしまいますものね?(^^; 設備の安全面に関わることですので、やはりメーカーさんに見解を求められた方が良いのではないでしょうか? それでは。何度も失礼を致しました。
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>ショックリレーの目的は「機械的に急激に拘束されたときに動作させる目的」だそうです。 そもそもショックリレーの存在定義が、過負荷による機械破損を防ぐ、という目的が1番にあります。 しかし「機械的にロックする」という状況であれば、急激な過電流状態になりますから、それこそ敢えて「定格電流の120%」である必要がありません。 #2さんの御指摘も、その通りだとは思います。 しかし、その為のショックリレーであり、カレント設定に対するスタートタイムとショックタイムの調整で充分なはずです。 タイム調整では、調整しきれないということであれば、その旨をユーザーさんに説明する責務もメーカーにはあるはずです。 まぁ今回のような使い方がいけない、ってこともないでしょうが。
お礼
更に詳しい見解を頂き有難う御座います。現在の機器保護は、サーマルリレー、ショックリレーとも定格電流値だけで決定してしまい、実際の負荷電流値が全く考慮されていない点に疑問があります。負荷電流値が定格電流値×100%の場合と×50%の場合で機器保護の設定が同じというのは?ではありませんか。装置としては、通常負荷時から変化があれば異常ということだと思うのですが。今の設定は、単に電動機単品を保護しているだけで、装置全体の保護にはなっていないように感じます。
- moccha
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電動機は起動時、定格電流の数倍の電流が流れる場合があります。 容量が大きい。高速回転する。負荷状態で起動する。などの場合に顕著になります。 装置全体について検討できかねますが、あまり厳しい設定値にすると、「起動できない」などの不具合が発生することがあります。 土砂などを運搬するコンベアの場合、常時一定負荷になりにくいこと。一時的に通常の運搬量を超える場合などに、装置全体が停止することを防いでいると思われます。 メーカーの回答から察するに、ご質問の装置については、運搬材料の落下などの場合、駆動部分などに異物がかみこんで、急激に負荷が上昇するなどの事故をもっとも重視していると思われます。
お礼
ご回答いただき有難う御座います。確かに、厳しい設定は、意味もなく装置を止めることとなるので良いことではないと思います。本装置は定量的にコンベアで運んでいるので、負荷変動は少ないと考えています。
こんばんは。 そのメーカーさんがどのような保護を目的としているか、解からないので判断に困りますね。 サーマルが付いているということであれば、電動機の焼損保護は成されている訳ですし...。 あくまで一般的にですが、ショックリレーのカレント設定値は質問者様が仰るように、ロードカレント(負荷電流値)のある割合以上の個所で設定し、電動機の過負荷を通知する目的で設定します。 ですから普通は、定常負荷電流の120%なり150%なりで設定する場合が普通だと思います。 ※ちなみに、メーカーさん曰くの定格電流の120%という値は「経験値」との事で、機械構造や特性が解からない以上、言及しないものとさせて下さい。 定常負荷電流が定格電流の50%ということは、かなりの軽負荷状態ですよね? それは通常の運用状態で、その状態なのでしょうか? もしそうであれば、メーカーさんにその認識が無い、ということは考えられませんか? メーカーは負荷率100%稼動として考えている、等ですね。 その場合、サーマルよりもより早い検出ができるので、際どいですが焼損一歩手前で停止させられるかもしれません。(危険ですね?(^^;) その辺りも含めて、「定格電流」の120%の根拠をお聞きになられたら如何でしょうか? 何かメーカーとしての根拠があるのであれば、何かしらの理由説明ができるはずです。 但し、説明ができないようであれば、その調整員さん、少々?がつくと私も思います。
お礼
ご回答いただき有難う御座います。やっぱり?ですよね。最初は私もメーカーは「負荷率100%稼動として考えている」と思ったのですが、定常負荷電流のことを言った上での回答が上記の通りでした。 ショックリレーの目的は「機械的に急激に拘束されたときに動作させる目的」だそうです。 ちなみに、ショックリレーのメーカー取扱説明書には、負荷電流値で設定するよう記載されています。ますます?ですよね。
お礼
何度も個人的な質問にご回答いただき、感謝しております。私は所詮ユーザーなので、メーカーの言う事が正しいのかどうかの判断が、大変難しいですし、仮に間違っているのではないかと感じた場合にも、それを立証することができません(特に「経験値です」といわれたら、それまでです)。今回、一般論ではあるかも知れませんが、貴重なご意見をもとに、メーカーと交渉したいと思います。どうも有難う御座いました。