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日本語のように擬態語がよく使われる言語はありますか
英語やドイツ語とは違って日本語には擬態語が多いように思いますが、日本語の様に擬態語が使われている言語をご存知ですか。
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再度の「質問者からのお礼」を拝見しました。 >やはり擬態語は日本語を特徴づけているもののように思います。良きにつけ悪しきにつけ日本人の特性とも関係があるのではないでしょうか。 ⇒そうですね。若干、このことに関連して阪倉篤義氏が『日本語の語源』(講談社)で面白いことを示唆しています。少々長くなりますが、引用します。 《語構成の型の簡単に見られる例として、たとえば次のような一群の語がある。 (A)あっさり、うっかり、きっぱり、さっぱり、みっちり… (B)たんまり、こんもり、すんなり、しんみり、ちんまり… 一見して明らかなように、A群は共通に、 □っ○り という型を持ち、B群は共通に、 □ん○り という型を持つ。第二音節が促音であるか、撥音であるかは、後続の第三音節が、k, s, t, pなどの無声子音を持つか(A群)、n, m, z, b, g; w, jなどの有声子音ないし半母音を持つか(B群)によって分かれている。つまり、この両群は基本的には同一構造を持った語のヴァリエーションなのであって、促音あるいは撥音は、表現を強調するために挿入されたものと解しうるから、これらAB両群は、さらに基本的には、 □○り という形式を持ったもの、とすることができる。すなわち、 (C)すらり、ちらり、ふらり、ゆらり、たらり… などと同類の構造である。》 引用は以上ですが、ABCのうち、Cがもっとも基本的原型と言えることになりますか。仰せのとおり、《やっぱり》擬態語は、日本語を《ばっちり》特徴づける要素である、と《はっきり》言えそうですね!
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- Nakay702
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「質問者からのお礼」を拝見しました。 >擬態語は副詞的に使われることが多いのかなと思いました。 ⇒そのとおりだと思います。国語学会編『国語学辞典』にも次のように説明されています。 《日本語は印欧語などに比して古来擬態語に富み、感覚的形象性を尊ぶ話しことば。抒情文学等は、擬態語の使用により特異な表現力を与えられる。現代語では文法上、単独で連用修飾語となるほか、狭義の擬声語と異なり、「だ」(な・の・に等)を伴って、形容動詞式の特徴も持つ。また、しばしばサ変「する」と複合する。》 これすなわち、まさしく仰せのとおり、《「副詞的に使われること」が多いということであり、また、形容詞のようにも用いられるし、語尾に「~する」を付けて動詞として使われることもある》とうことですよね。
お礼
やはり擬態語は日本語を特徴づけているもののように思います。良きにつけ悪しきにつけ日本人の特性とも関係があるのではないでしょうか。
- SPS700
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#1です。 >>日本語でサッキは過去ですがサキは未来を意味することも御教示のこととどこか関係があるかなと思いました。これは伸びるのでは無く、縮むことになりますが これは気づきませんでした。勉強になります。 >>文法も似ているのに単語が 「朱に交われば赤くなる」という伝播関係と、血が繋がっているという親縁関係の違いでしょう。前者が朝鮮語(=現代新羅語)、後者はれっきとした印欧式の音韻対応がある沖縄語です。
お礼
私も勉強したいと思います。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
#1です。 >>韓国語と日本語は語順などそっくりで起源は同じなのかなと素人考えをしていますが擬態語も共通して豊富といううのも興味深いですね。 こう考えるのは、質問者さんお一人ではありません。戦時中アメリカ政府は言語学者を動員して日本や周りの言葉を調べ米将兵用の手引書を作らせました。日本語を担当したのがバーナード・ブロックで、その弟子たちは日鮮同祖論です。 それに反して朝鮮半島の歴史から見ている韓国や日本の学者は、その複雑さを指摘しています。むしろ半島北部の高句麗語に似ているのでは、という仮説は高松塚の壁画なども考慮に入れると将来性が全くないのではないと思います。下記は李基文『韓国語の歴史』の地図です。
お礼
文法も似ているように思えるのに単語はずいぶん違うことも不思議な感じがします。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
#1です。補足です。 1。僕は諫早中学を出たので、島原鉄道で通学する先生や同級生がたくさんいました。当時の終点が加津佐駅で、今も下記に「サントスのご作業」を印刷したコラジョの遺跡があります。 おらしょ http://oratio.jp/p_burari/kazusaninokorukirishitannoasiato 2。関東は下記に Bando (板東)と記され、京都の言葉が標準語との記録があります。例はいくつかあがっています。 ロドリゲス日本語大文典 https://kotobank.jp/word/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E6%96%87%E5%85%B8-592807 3。あ朝鮮語はよく知りませんが音を伸ばして擬態表現ができる、例えば「チョーギ」遠くへ、が「チョーーーギ」ずっとずっと遠くへ、などの「被せ音素」suprasegmental が使える、いわば伸縮自在な面があるようです。
お礼
全てのものを大切に丁寧に生きておられることがわかります。見習いたいと思います。 日本語でサッキは過去ですがサキは未来を意味することも御教示のこととどこか関係があるかなと思いました。これは伸びるのでは無く、縮むことになりますが。
- BASKETMM
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素人が口を出します。怪しいと思ったら確かめて下さい。 1.オノマトペ/onomatopeという英単語があるくらいですから、 ヨーロッパ語にもいくらかはあります。ただし、犬の鳴き声など、擬音語が大部分で、擬態語はないと その状況を理解しております。 2.韓国語には沢山あります。 http://www.kpedia.jp/s/1/ を開いて下さい。 検索欄に例えば、ピリピリと入れます。 <ピリピリの韓国語例文> ・ 가슴이 따끔따끔하다. 胸がぴりぴりする。 ・ 감독님이 엄해서 촬영 현장은 항상 긴장감이 돈다. 監督が厳しくて撮影現場は常にピリピリしている。 ・ 어제는 미안했어. 내가 예민했어. 昨日はごめんね。僕がピリピリしたよ。 ・ 김치찌게는 고춧가루를 듬뿍 넣어 얼큰하게 만듭니다. キムチチゲは、トウガラシをたっぷり入れてぴりぴりするほど辛く作ります。 ・ 음식을 얼큰하게 먹는 것을 좋아합니다. 料理をぴりぴりするように辛くして食べることが好きです。
お礼
韓国語と日本語は語順などそっくりで起源は同じなのかなと素人考えをしていますが擬態語も共通して豊富といううのも興味深いですね。
- SPS700
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#1です。寝言です。 >>度々のご教示老脳に大変有益な知的刺激をいただきました。 ご謙遜で、おそれ入ります。フロイスに「カズサ」とあるのは上総、ではなくて、長崎県の島場半島にある加津佐です。
お礼
私は上総と思っていました。さすがの宣教師も関東のことまでは知らなかっただろうとお知らせいただいた今は思います。
- SPS700
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#1です。補足です。 >>念のため申し上げますが、私は、擬態語は原始的なものかと思いますが、それを多用していることが劣っているとは思いません。 それは質問者さんのお考えで別に気にしておりません。ちょうど中国語で書いた男に対して、日本語を救ってくれたのが女性であったように、言語の世界から擬態語を救うのは吹き出しのマンガ、アニメ、西民家を与えた日本語だと思っています。 逆に物質文明の進化が言語の自然への優しさや面白さを殺し黒か白かの両極端に萎縮させ、自然の色を見失わせるので、文化の器物化に差はあっても、言語の完成度は同じであるというのが僕の考えです。
お礼
度々のご教示老脳に大変有益な知的刺激をいただきました。
- HAL2(@HALTWO)
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A No.2 HALTWO です。 御礼、有難う御座います。 >同じ擬態語が複数の人によって共有されるかどうかはまた別の要因があるのかなと思いました。 その通りですね。 擬態語に限らず、言葉が社会に定着するには多数の人々に共有される必要があります。 現在の日本語に於ける科学用語 (社会科学を含む) なんかは、例えば「経済」とか「金融」とか、明治時代に福沢諭吉なんかが外来語を和訳するのに頭を捻って造語したものですしね。 私も帰国時に米国で開発された技術を導入した製品を宣伝するために技術用語を造語した事があります。 Motion Detection を「動体検知」、Time Lapse Recording を「間欠録画」と造語したのですが、前者は他企業でも採用されて普及したものの後者は「間欠泉」の Image が上手く伝わらず、未だにタイムラプスと片仮名のままになっています……まぁタイムラプスは先に JVC がカタカナのまま Catalog に載せていて顧客から「これって何?」と聞かれて頭を捻ったものの、肝心の JVC や Panasonic が採用してくれなかったのでそのままになってしまいました(T_T)。 新造語の普及は、日本では Media (TV のみならず、漫画や Animation も含む) が絶大な影響力を持っていますね。 「あべしっ!」とか「えろばっ!」なんて「北斗の拳」を知っている人ならば何の擬態語かすぐに判るし(笑)……友人の米国人も知っていました(笑)。 近代 (明治大正) 日本語で蝶々をテフテフと記すのも、誰かが本に記した擬態語から来たのかななんて子供の頃は思っていました。
お礼
どんな言葉でも最初はだれかが作ったものですね。色々興味深いお話を伺いました。それにつけても最近何でもメッチャになってしまったのは最近の人の心を反映しているようで気味が悪いです。それこそ論理を否定して感覚だけで済ませてしまうという擬態語精神の悪い面が露出しているように思われます。しかしメッチャウマイと言われてどのようにおいしいのかわかるのは同じものを食べた人だけですね。
- SPS700
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#1です。補足です。 >>擬態語自身は感覚的という意味で原始的な感じがします。言語の体系とは関係がないのかもしれません。 ないと思います。万事に「正解が一つ」それがないのは原始的というのは受験の国の特産品でしょう。 >>説明に擬態語が入るとどこかあいまいになりませんか。 どこでも言わなくていいことがあり。ヨーロッパ人と、白人崇拝主義で文部大臣が日本語やめてフランス語にしようと言ったのですが、フランス人を殴ると擬態語で何か言いますよ。「メルシー」とは言わないでしょう。 「違う」と「劣る」は別です。ロイス・フロイスの1585年にカズサで書いたという日付のある日本覚書に、600数項に書いてあるますが、違っているだけで日本が劣っているわけではありません。「曖昧」さがあるのがな日本語を作った背景が優れている点だと僕は思います。 夜目遠目笠の内。
お礼
念のため申し上げますが、私は、擬態語は原始的なものかと思いますが、それを多用していることが劣っているとは思いません。
- citizen_S
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擬態・擬音語が多いのは未熟というよりもコミュニケーションスタイルがおっしゃるとおり「感覚的」で情緒重視ということかと私は思っています。理屈よりも感受性が問われる分野において感覚を的確に伝えられる、つまりよけいな説明を要さず瞬時で脳が理解できるというのは情報伝達における「効率性」とも捉えられないでしょうか。 たとえば音楽においてドイツ語と日本語を比較してみた場合、演奏によって表現(再現)される(べき)特定の情景や情感を言語でまずイメージ化する(呼び起こす)のは日本語が圧倒的に向いていると感じます。 「バスタブの熱い水に入ってリラックスしているような(直訳)」vs.「お風呂でぬくぬく」では個人的には後者のほうが掴みやすいです。 論文・ラブレター・詩・童謡・声明文・使用説明書等、大雑把ですが言語ごとに向き不向きがあるといっても優劣はつけがたいように思われます。 蛇足になりますが、日本文学が海外で紹介される際に内容や質はともかく「とにかく訳しやすい」特定の作家ばかりが取り上げられると言われています。書き手の文化的背景による感覚のみならず、その表現力の差が大きい言語に訳すとなると、注釈あるいは上述のお風呂の例のようにまわりくどい説明満載で本筋どころではなくなるのは想像に難くありません。
お礼
何事も一長一短あるいは一得一失なのかなと思いました。感覚を重んずるか論理を重んずるかも状況次第でしょうね。
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お礼
日本語の詩歌には西欧のものと違って厳密な韻を踏むことがないかと思っていましたが、ご紹介の例は一種の韻のようなものではないかと思いました。ダジャレのようなものはまた別の要因によるものでしょうが、言葉というのは基本的には話し言葉なのかなと思いました。