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決断の方向は誰がする。

eroero4649の回答

  • eroero4649
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回答No.2

>似ていると思いませんか? はい。私は以前からここでも「日本のコロナ対策と太平洋戦争の敗戦への流れは、おそろしいまでにトレースしている」と指摘しています。 だから真珠湾攻撃ではないですね。ガダルカナル以降の敗戦への道のりと現代のコロナ対策の流れです。 例えばガダルカナルの戦いでは、ガダルカナル島が「餓島」と呼ばれるような補給不足の状況に陥った、というのは質問者さんもご存知だと思いますが、当時の日本軍もガダルカナルで補給が不足しているということは知っていて、あの手この手で補給は送ろうとしていました。それで、日本軍の補給拠点だったエスペランス岬には結構食料などが山積みになっていたそうです。 ところが、最前線の部隊がどこにどれくらい展開しているのかを現地は把握していなかったのです。だから補給拠点に補給品は山積みになっていたのに、現地には届かなかったのです。それを考えられる人がいなかったのです。そういう業務を「ロジスティクス」といって現代は配送業者が得意としている分野ですが、元々は第二次世界大戦のときにアメリカ軍が構築したものです。 だから「日本軍は補給を軽視した」といわれますけれど、別に軽視していたわけではなくて、大規模な補給が行えるようなシステマチックな仕組みが存在していなかったのです。それを「軽視していた」というかもしれませんけれど。 そして補給に関してはもうひとつ、日本は島国ですから石油を始めとした戦略物資は全て海外から船で輸送しなければなりません。その戦略物資が必要だから太平洋戦争を始めたのです。 その占領地から日本国内へ物資を運ぶ輸送船への船団護衛はまったくもって軽視されていました。日本海軍は「決戦主義」だったので、いつ終わるとも分からない長期戦のときに輸送船を護衛するなんて地味な仕事を想定していなかったのです。 そこをアメリカ軍に突かれて、潜水艦に輸送船がボカスカ沈められるようになります。日本の輸送ルートに致命的欠陥があったのですが、それが問題視されることがなぜかなかなかありませんでした。 これは感染者アプリに欠陥があって、それが指摘されていたにも関わらず放置されていた問題と同じですね。軽視している部分で致命的な問題が発生しても、誰も何もしようとしないのです。 また日本軍はレーダーなどの電子機器を軽視していたのですが、元々監視員のレベルが高くて開戦当初はアメリカ軍のレーダーより先に日本軍の監視員が夜間に敵艦を発見するなんて離れ業もやっていたのです。それでしばしば戦いに勝っていたものですからそこに頼ってしまって、戦争が続いてその優秀な監視員が戦死すると補充がきかなくなってしまいました。その一方で、電子機器に通じている人材がほとんどいなかったのでレーダーなどを使いこなすことでできませんでした。日本の技術力の低さでレーダーの性能が低かったのも一因ですが、なにより「最新鋭の機器をどう使いこなすか」のソフトウェア技術がどうにも低かったのです。 これはこのコロナ禍におけるIT化の遅れと全く同じですね。保健所の職員はIT機器を使いこなせず、電話とFAXという旧態依然としたやり方を使いこなしていました。使い慣れないIT機器より電話とFAXのほうが慣れていて手っ取り早いとそれで運用していましたが、作業量が電話とFAXというやり方ではこなせない量になったらパンクしてしまうのです。 そして最大の問題が、仮にIT機器を導入したとしても、それをどのように使えば効率化できるのかというソフトウェアの発想ができる人が誰もいないのです。「陽性者把握アプリ」を作れる人がいない。仮に作れたとしても、とんでもなく使えないものを出してきちゃうわけです(感染者把握アプリみたいに)。 私は去年は、コロナと太平洋戦争は同じ道を歩いていると思っていましたが、今年になっての緊急事態宣言などのドタバタを見てからは少し見解が変わりました。 「やっぱり日本軍はバカじゃない。今のコロナ対策は日本軍と比べるとお話にならないくらい酷い」ってね。 現代の我々は当時の日本軍をバカにする資格はないと思います。彼らよりもっと酷いですから。

g0721475
質問者

お礼

有難う御座いました。

g0721475
質問者

補足

戦争の敗北は、後方支援を軽く見ていたことが原因 だと思います。現在でも、オリパラや選挙を考える あまり、後方の受け入れ先病院の確保、検疫要員、 救急搬送体制などが完全ではないはず、行き当たり ばったりの政府のやり方は危険です。競技会よりも 政府の対応を見るのが楽しみにしている人がいます。 オリパラは自宅でのんびりと、酒でも飲みながらテ レビを見ているのが一番です。

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