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等差等比数列の和を微分で求める正しい手順
等差等比数列の和を微分で求める正しい方法を教えて下さい。 ※前回の質問から本やネットで調べたのですが、 分からないので質問します。 まず、以下のサイトの「期待値」の項をご覧ください: https://ikuty.com/2018/10/12/geometric_distribution/ ここでは、問題の式 pΣ[k=1, ∞] k(1-p)^(k-1) とは(今のところ)無関係そうな 1/(1-x) = 1 + x + x^2 + ... = Σ[k=0, ∞] x^k …が何の前触れもなく突如現れます。 そして、右辺を微分すると Σ[k=1, ∞] k(1-p)^(k-1) になって、「ああ、pを掛ければ問題の式と同じだ」となります。 …それはもしかして、 1/(1-x) = 1 + x + x^2 + ... = Σ[k=0, ∞] x^k の微分した値が問題の式と同じになると前もって知っていたから この解法に使えているだけですよね? 逆に、何を微分したらこの問題の式と同じになるかを知らなかったら、 この方法は使えないですよね? (今回の問題の式程度なら一目瞭然かもしれませんが) ですから、本来なら、問題の式 Σ[k=1, ∞] k(1-p)^(k-1) の(1-p)をxと変換して、 Σ[k=1, ∞] kx^(k-1) これを積分すると Σ[k=0, ∞] x^k になり、初項1、公比xの無限等比級数なので 1/(1-x) になりました では、両辺を微分しましょう …というのが正しい流れではないでしょうか? どうか教えて下さい。 お願いします。
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- tmppassenger
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何が引っ掛かっているのかが分からない。 例えば、積分にしろ∫(dx/sinx)の場合は、"t = tan(x/2)とおけばうまく行く"とか、∫dx/√(x^2+1) の場合は "t = x + √(x^2+1)とおけばうまく行く" とか、いきなり出てくる訳です。本には「このパターンだと、こういう式変形をするとうまく行く」とか載っていますが、これだって天下りです。 難しい例を言えば、 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2%E3%83%AB_%28%E7%92%B0%E8%AB%96%29 かつてKummerはFermat予想を解こうとした時、ある環が一意分解環にならない問題をなんとかしようとして「理想数」という概念を導入した結果、(完全解決ではないけれども)とある場合にはFermat予想が肯定的に解かれることを導きました。しかし、このKummarの「理想数」という考え方はとても難解だったので、これをDedekindが整理して「イデアル(ideal)」という概念をひねり出しました。 で、現代の私達は、環について勉強するとき「ここでイデアルというものを定義します」と、いきなり習う訳です。上のような歴史的背景をみて、まずKummarの理想数を説明してから... とかいうやり方は絶対にしません。 その他にも、解析や位相の世界では「コンパクト」とかいう、最初見た時には、何の役に立つのか、またなんでこんな概念を思いついたのか、全く分からない概念がいきなりポンと出てきます。 つまりは、なにか「流れがどうの」とかこだわってますが、要は過去先人達が悩んだ経緯を通して、「こうすれば分かり易い」として整理された結果であって、われわれは現在数学を習う上で、その結果を享受しているわけです。 ... 最後にいっておきますが、項別積分、項別微分は「無条件に」できる訳ではないことに注意すること。一般には、級数の収束が「一様収束」であるとかの条件が必要になる。
お礼
ご回答ありがとうございます。 質問1. 問題の式を積分して当たりを付けることはありますか? はい いいえ 質問2. 「等差等比数列の和変換表」をお持ちですか? はい いいえ 質問3. 他に解く方法がありますか? はい いいえ やはり数学の世界には天下りがあるんですね。 私も、 「今のレベルではまだ習っていない定理を使うので、 今はこういうものだと思って下さい」 と断った上での天下りならば、仕方ないかなと思います。 でも、軽くその定理について 検索できるぐらいの説明は欲しいです。 さて、私が引っ掛かっているのは、 今、私はこの形の等差等比数列の和しか解けないことです。 もし次回、別の形の等差等比数列の和が出た場合でも 解けるようにヒントを頂きたいのです。 例えば、 Σ[n=1,∞]n^2 x^(n-1) を皆さんはどうやって解いているのですか? (ちなみに、答えはここ↓ https://math.stackexchange.com/questions/2941650/summation-of-a-geometric-sequence-from-1-to-infinity-for-n2-times-fr にあるようです。) 推測するに、皆さんは (私が質問の中でお見せしたように) 積分して当たりを付けているか、 もしくは、 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E5%A4%89%E6%8F%9B#%E5%A4%89%E6%8F%9B%E8%A1%A8 の「ラプラス変換表」のような 「等差等比数列の和変換表」をお持ちなのでは、 と思っています。 それとも別の方法があるのでしょうか? すみませんが、よろしくお願いします。