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【中国のレアアース戦略について】 中国がレアアー
【中国のレアアース戦略について】 中国がレアアースの輸出制限をしたことで半導体製造ショックが起こり、半導体価格が上昇した。 それを見た日本の製造業界は中国外でレアアースを輸入するようになった。 でもレアアースの9割は中国産で、半導体ショック後に中国のシェアは世界の8割にまで減少した。 でも世界供給量の8割は中国産なのは変わりがないのに日本のメディアは中国依存は解消されたと言っています。 これはどういうことですか?8割依存していて依存は解消された???
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中国から買っていた理由は、中国からしか買えなかったからではなく、調達コストが安かったからです。 輸出制限をかけられる。と実績が出た以上、価格が安くても中国産のものは使えない。となったことと、レアアースの使用量を減らしたり使わなくても良い技術開発をしています。 レアアースの値段の調達価格が上がったのなら、激しく困るんじゃねーの?と思われるかもしれませんが、 製品単価(日本が加工して売るものの単価)の中でのレアアースの単価は数%程度でしかありません。 例えば2%だったとして、それが倍に上がったとして4%弱になるだけです。 材料がなくて作れる作れないなんて問題を起こすより、4%の価格のものを買った方が企業としては安定して製品を作れるわけですから、そっちの方が良いわけです。 現実問題として、中国がレアアースの出荷制限をかけたあと、中国のレアアース採掘会社がいくつもつぶれて多くの人の仕事がなくなり政府が国民から非難されるという事態が起こってしまったという結果も招いています。 元々中国で多く採掘されている理由は、露天掘りで採掘できることと、人件費コストが安いということになります。 ただ、いくら安くても供給が不安定になるところからは買っていられない。となってしまったのが、中国でシェアを落とした理由ですね。 あと、レアアースは日本だけが使っているわけではありませんので、 シェアの9割は、日本だけが買っているわけではないということです。 日本が一切買わなくても、他の国が買っていれば世界的シェア下がらないとなるわけです。
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- g27anato
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他の回答と同じ事なんだけど、 中国から世界に対して生産供給が8割であっても、 日本に対して総生産の8割という事ではないし、 日本の需要が生産量の8割という事でもないと思います。 いくら中国の生産が多くても、中国は売らなければ意味が無いかと。 日本も中国から制限された時は少しだけ慌てたようだけど、以前から想定されてた事なので即座に他国からの輸入に切り替えましたね。 日本に輸出できる事になった国は、喜んで増産を始めたことでしょう。 日本としては少しだけ素材原価が上がっただけで、特に困るような事にはなってません。 逆に不安定な中国依存から脱却した事で、安定的な素材輸入の道が拓けたとも言えます。 …欲しい物が手に入らない時は工夫するのが島国日本なんで。
- fujic-1990
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> 8割依存していて依存は解消された??? 一口にレアアースと言っても、17種類もあるので、一概には言えませんし、去年のデーターに基づく記事ではないと思います(今年現在は不明)が、私は、中国からの輸入は5~6割まで下がったというような記事を読んだ記憶があります。 下げることができた理由は、中国以外の輸入先を開発したことや、使用しなくなった製品からレアアースを回収する技術を確立したことです。 さらに、まだ回収する技術がないので現実にはなっていませんが、今中国が虎視眈々と狙っている尖閣列島や沖ノ鳥島付近の海底に、「マンガン団塊」などに交じってレアアースも大量に眠っていることが分かってきました。 いま回収する技術が無い、と書きましたが、中国流に「地球が汚れるのはかまわない」方針でいくなら回収できるのです。汚さない、地球に影響を与えないと確信できて且つ採算にあう技術が無いだけですので、中国には脅威です。ヘタに値上げすると、海底から回収するほうが安くなるかも・・・ と言うわけです。 > 日本のメディアは中国依存は解消されたと言っています。 うーん、「日本の」中国依存は解消されたという「限定的な表現」だとしても、ちょっと言い過ぎでないかと思いますが、好き勝手に輸出を制限されたり値上げされたりする危険は小さくなっているのではないでしょうか。
お礼
みんなありがとう