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代替レアアースはどれくらい実用的なレベルなのでしょうか?

代替レアアースはどれくらい実用的なレベルなのでしょうか? レアアースの中国による禁輸措置で一気に注目があつまりましたが、今年の4月から中国はレアアースの輸出の削減を言っていましたから、当然あるべきリスクとして考える内容だったと思います。ですので、きちんとした政府なら、代替レアアースの開発研究をしっかりしていたものと思いますが、代替レアアースの研究はどこまで進んでいるものでしょうか?実用化可能な範囲なのでしょうか? 今回の禁輸措置は、日本の産業を中国ににぎられていたという状況を変えることができるかもしれないので、非常に期待している面もあります。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Kunfu
  • ベストアンサー率38% (164/424)
回答No.3

現在、最強の磁石であるネオジム磁石ですが、すでに理論的限界値まで工業製品レベルで開発が進んでおり、次世代磁石の開発がされています。 窒化鉄というありふれた元素を材料にしてネオジム磁石を超える磁石の開発が進んでいます。 ただ、これは5年くらいかかります。 すでに、自動車用モーターとしては、電磁石によるレアアースフリーのモーターを三菱電機が開発しています。 また、安いフェライト磁石を使って従来型モーターと同等の性能を発揮するモーターは北海道大学が新エネルギー・産業技術総合開発機構の研究委託を受けて開発に成功しています。 こちらの実用化の方が早いと思われます。 https://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/press/AT5/nedopress.2010-09-27.0590616921/ したがって、ネオジムとディスプロシウムについては近い将来不要になります。 他の方も書かれているセリウムは、もう使っていない会社も複数ありまして、中国が地球から消滅しても支障ありません。 中国がレアアースの独占的供給源であるのは、人件費が安いからです。 このためアメリカは生産をやめましたが、コストさえ見合うならいつでも生産可能です。

DarkKnight_R
質問者

お礼

非常にわかりやすいご回答ありがとうございました。 状況がわかりました。 政府に言われるまでもなく産業界のほうでは常識的にリスク対応していたんですね。 逆に不思議なのが、そういう状況を知っていただろう中国がレアアース禁輸ってことをなんでしたのか?そして、なぜ日本政府が大騒ぎしたのか…なんか腑に落ちない気持ち悪さがありますね。

その他の回答 (2)

  • my-hobby
  • ベストアンサー率21% (659/3045)
回答No.2

日本の技術は素晴らしいので、一部は代替え出来てますが、根本的に原料が アメリカ等にも有るようですが、中国の安い人件費にはかなわない様です。

DarkKnight_R
質問者

お礼

要は人件費だけの問題だったんですね。ありがとうございます。

回答No.1

代替えレアアースでは、液晶画面を研磨する技術が開発されたようです。 http://www.sankeibiz.jp/business/news/100917/bsc1009170505006-n1.htm モーターに使用される、ネオジウム磁石の代替え品も開発されたようです。 http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092901000695.html この2種類の開発が、今月の17日~29日の出来事。 日本の技術力は凄いですね。 あとはコストの問題が残りますが、中国への依存度を減らし量産体制を確立すれば大丈夫でしょう。 最後に日本を救うのは、科学技術ですね。今後は、理系離れに危機感を抱く必要があるでしょう。 世界各国でも、中国への危機感を抱いて、レアアースの鉱山を再開、拡大の方向に動いています。 中国は、レアアースの値下げをしてくるでしょうが、依存度は確実に減るでしょう。

DarkKnight_R
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 依存度は確実に下がりますよね。中国の今回のレアアース禁輸、何か読み違えてたんでしょうか。不思議です。

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