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理系研究は文献を豊富に読める立場でないと出来ないか
数学者のアンドリュー・ワイルズは、フェルマーの定理を証明する際に、数学のあらゆる分野の最先端知識を総動員して証明したそうです。 つまり、ワイルズがフェルマーの定理を証明出来たのは、数学のあらゆる分野の文献をたくさん読める立場にいたからでしょうか。 数学に限らず、理系の研究は、文献を豊富に読める立場でないと出来ないのでしょうか。
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昔はいまよりもっと面倒・大変でした。 私は化学の分野の人間ですが、化学も世界中から膨大な量の論文や特許が日々出されていて、それらの知識を取捨選択して取り入れていかないと、学問の流れに取り残されてしまいます。 今の我々の分野だと、SciFinderやReaxysに代表される論文や特許の報告を網羅的に検索してくれる情報サービスが発達していて、こういうものを使って必要な論文などを探し出してきます。論文自体も金がかかりますが、こういった検索サービスも非常に高額なもので、残念ながら、それなりにお金のある大学などでないと運用は難しいです。 さて、私が学生だったころは、上記のようなサービスはなかったか、あっても使える人がずっと限られていました。たとえば、同時に一大学から一人しかアクセスできない、などです。 どうしたかというと、図書館に、Chemical Abstractsといって、化合物ごとに論文情報がまとめられた分厚い辞典のようなものがあって、これをめくって探したわけです。今だと情報サービスがやってくれることを人力でやるので時間はかかるし効率は悪い。そして、これらも、購読には金がかかるので、結局、金でした。
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- SangoJugo
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私が学部を過ごしたのは小さな国立大学で,図書館もあまり大きくなかったです。図書館にない文献を取り寄せるとなると,司書に頼んだり原著者にハガキを出して取寄せていました。取寄せには,数週間かかるのが普通でした。 修士課程は,七帝の一つに進みました。そこの巨大な図書館は,必要な図書・雑誌のほとんどを収蔵していて,他から取り寄せる必要はあまりありませんでした。本館にない文献も,1キロ程度の距離にある別キャンパスの分館に閲覧に行けば済みました。 当時は,原著者からリプリント(別刷り)を直送してもらうことも普通で,大学の研究室には,そのための印刷ずみのハガキが備えられていたものです。 でも,文献はざっと読んで必要なところを押さえておけば良い。文献を読むひまがあったら,実験しろ。というのが,当時の私の師匠の教えでした。
- f272
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研究をするなら文献検索は必須でしょう。文献を探さずに研究するのは無駄が多いし,明確な結論に到達できなくなるかもしれない。 文献を読むのに必要なのはお金です。いろいろな学会の論文はわずかな金額でダウンロードできます。
お礼
回答ありがとうございました。 インターネットというものが無かったむかしの研究者は、文献をどのように探し出したのでしょうか。大学の図書館等の多くの文献を読むことの出来る立場の人しか理系の研究は出来なかったのでしょうか。