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焼きならしの冷却速度について
kuroneko2020の回答
- kuroneko2020
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SK3(現SK105)のCCT曲線は「炭素鋼の組織観察 TOKYO TEC OCW」の図4(a)にあります。 焼入性はS40Cよりも高くなっています。 ただイプロスTechNote金属熱処理の基礎知識(参考URL)の「焼きなましと焼きならし」にあるように、通常SK105では焼きならしはしません。 市販されているSK105鋼材は球状化焼きなましが施されています。 工具鋼の熱処理は構造用鋼とは異なります。
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補足
資料ありがとうございます。勉強になります。 焼きならしの意図ですが、球状化焼きなましの前段階のためにやっています。 というのも、趣味でナイフの鍛造をしており、素材にsk3を使ってしています。 いろいろ調べた結果、切れる刃物にするためには焼入れ前の組織は球状化焼きなまし組織が良いと考えています。 製作工程は、熱間鍛造で形成後、鍛造による結晶構造の乱れの直し&内部応力除去&セメンタイト球状化のために球状化焼きなましをし、それから焼入れしています。 球状化焼きなましの方法は、770℃くらい(磁石で判別)に加熱(焼きならしや完全焼きなまし温度より低いですが、鍛造中にできた球状化セメンタイトを個溶させずに残すためと、磁性で判別しやすいため)して空冷、その後冷間鍛造して網状セメンタイトを寸断し、700℃程度に加熱(目視)、炉冷し、セメンタイトを球状化させようとしています(自作の炉ですが、室温まで下がるまで数時間かかっています。)。 素人のため変なことを言っているかもしれません。間違っていたらご教授ください。