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旧陸奥国と旧出羽国は何故あんなに広いの?

thirithiriの回答

回答No.6

#5であります。大和朝廷とよぶ政権は律令国家成立以前ですが、この時代はまだまだ奥羽地方には十分な勢力をもっていません。このことは律令体制に入ってから実施された条里制の遺構が奥羽地方にほとんど分布しないことからも明らかです。 「未開の地」といった状況は近世には随分変化したことでしょうが、逆に「国」の持つ政治的意味が失われたため、改めて細分化する必要性がなかったことと推察できます。  それから国名は現在でも廃止されていないように思います。廃藩置県は文字通り藩を廃止して府県を置くことですので、役所の話でしょう。行政上の意味を持たない国はこれとは無関係です。昭和20年代でも地名総覧付き分県地図をみると各市町村の見出しに国名が書かれています。例えば「攝津国 大阪市」などのようになっています。現在でも「信州」は一般的に使いますし、大阪では「泉州」や「紀州」、「播州」などは頻繁に耳にする地名です。国名は今でも生きています。小学校~高校で使用する地図帳でも国名が記載されていないものはありません。  以上追記いたします。私は地理学出身ですので史学的に誤った表現、記述があるかも知れません。どなたかのご指摘を期待します。

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