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地球の熱は宇宙へ放出できない?

tyr134の回答

  • tyr134
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回答No.4

熱の伝わり方には三つの種類があります。 伝導・対流・放射です。 伝導は,個体の物質の中を通って伝わる熱です。 金属の一部に熱源を充てると,徐々に全体が熱くなっていきます。 これは,熱は原子・分子の格子振動の伝播や自由電子の移動により 伝わるからです。 対流は液体や気体の温度差によって熱が移動する現象です。 液体や気体は温度が高いと密度が軽くなり上昇します。 すると今度は低温の密度が大きく重い部分が流れ込みます。 これによって温かい空気や水は上昇し,冷たい空気や水は下降します。 所謂,上昇気流・下降気流とか高気圧・低気圧等を想像するとわかりやすいと思います。 三つ目の放射は,電磁波によって伝わる熱です。 電磁波は熱を光に変換して伝搬します。 光なのだから,真空中だろうが大気中だろうが伝搬します。 例えば,炭火で肉が焼けるのは目の見えない光が肉に当たって発熱するからです。(遠赤外線とかいうやつ) 太陽の光を日射などと呼称しますが,まさに光(電磁波)を放射しているのです。 この時,半分以上は可視光線ですが1割が紫外線4割ほどが赤外線だと言われています。 日焼けするのは紫外線が,温度を感じるのは赤外線が正体なわけです。 >とすれば、太陽光によって地球は暖まる一方。 >もともと地球は暖まる宿命で、二酸化炭素の >有無は関係ないのでは? これは地球の熱収支の問題ですね。 地球の熱は太陽から受けるエネルギーの他に,地熱や潮汐によるもの,人間が使う化石燃料によるものが主なモノと言われています。 この時,太陽から受ける3割のエネルギーを地球は反射しています。 吸収された残りの7割も,長い時間をかけやがては宇宙へ放射されます。 この時,受けた熱と失た熱との間でプラスマイナスの計算が行われます。 受けた熱>失った熱であれば温暖化に,受けた熱<失った熱であれば寒冷化にむかいます。 二酸化炭素やメタンガスは,地球から放射された熱を吸収し地球側に閉じ込めます。 よって今は受けた熱>失った熱の状態であり,これが地球の温暖化に向かっているという根拠となります。(かなりおおっざぱな説明ですが…) 本当に影響しているのかどうかは諸説紛々ですけど。

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