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電車の自由化
電力自由化で、普通の家でも地元の電力会社以外から電気を購入できるそうです。 電線を借りて、別のところから電気を送るのが電力自由化だそうですが、電車で、例えばJRから線路を借りて、その上に別の電車会社が電車を走らせる電車自由化、とかできると思いますか? 大阪の地下鉄は阪急の電車も走っていて、あれって自由化なのかな、と思ったので。
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質問者が選んだベストアンサー
まずは鉄道事業者(線路等の設備を有したり旅客事業や貨物運搬を行う事業者)の区分を知る必要があるかと思います。鉄道事業法で以下のような区分が設定されています。 第一種鉄道事業者 設備も持つし、旅客事業や貨物運搬も行う事業者。車両は自前で用意。大抵の鉄道事業者はこれ。 第二種鉄道事業者 設備は持ちません。第一種鉄道事業者や後述の第三種鉄道事業者から設備を借りて、自前で用意した車両を使って旅客事業や貨物運搬を行う事業者。 第三種鉄道事業者 設備だけを持つ事業者。第二種鉄道事業者に設備を貸し出します。まず外に名前が出てくることはありません。(神戸高速鉄道のような例外はあり)第三セクター等上下分離で、設備部分のみを持つ自治体もこれに当て嵌まります。 ※他にも区分はありますが、ここでは割愛します。 電力自由化の件で例えると、東京電力や関西電力等の地域の電力会社が「第一種鉄道事業者」となり、発電設備も送電線も保持しています。発電設備だけを持ち、地域の電力会社から送電線を借りて電気を売る会社が「第二種鉄道事業者」となります。 ちなみに、2020年から地域の電力会社から送電線を保持する部門が完全分社化され「第三種鉄道事業者」となり、大半の電力会社が「第二種鉄道事業者」となります。(いわゆる「発送電分離」) 質問者さんの考えにより近いのは、この「第二種鉄道事業者」ではないかと思います。数は少ないですが実例はあります。最も大きいのは「JR貨物」でしょうか。JR各社や私鉄(新幹線開業でJRでなくなった在来線部分等)から設備を借りて運行しています。他には関西ですと、嵯峨観光鉄道(トロッコ電車)もそうです。あれ設備はJR西日本の持ち物です。JR西日本が旅客事業を行っていないので分かりづらいですが。他にものと鉄道の七尾-和倉温泉間(JR西日本)や都営地下鉄三田線の目黒-白金高輪間(東京メトロ南北線)等も当てはまります。 外でも挙がっている直通運転(地下鉄と阪急の件も含む)は、これらには当て嵌まりません。単純に車両の貸し借りを行っていると考えるとわかり易いかもしれません。地下鉄を走っている阪急車両は、形は阪急でも地下鉄なのです。なので、阪急部分では阪急の運賃、地下鉄に入ると別途地下鉄運賃を徴収されません? 以上、ご参考になりましたら。
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乗り入れという物は行われています。 ただ、これは、料金は線路の会社ごとの単位になります。 乗り換えをしなくて済むというところですね。 電車の電気代などは、お互いに同じ程度の距離本数などを乗り入れることで、相殺しています。 関東でも、東武鉄道の日光線特急列車が、一部JR線を通って、新宿駅まで走って居るものもあります。
- Ohjo-Koita
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日本にも線路はJR、運営は第三セクターと言った様な場所はあります。 私が直ぐに思い当たるのは、愛知県の勝川~枇杷島を走る城北線がそれにあたります。線路はJR東海の持ち物、列車の運用は東海交通事業が行っています。ちなみに、城北線の車両(全2両)の内、1両が点検等により運用から離れるとJR東海のキハ11が貸し出されます。しかし、JR東海としては一切運用に関わりません。また、前にも言った通り線路はJR東海の持ち物ですから、東海交通事業はJR東海に線路使用料やその他設備の借り賃をしっかり払っています。ですから、この様な感じでは自由化と言う様な解釈にはほど遠いかと思います。 反対に相互乗り入れの為に、別の鉄道会社の車両が走行する路線も多々あります。これは、乗客の乗り換えを減らす為に、お互いの鉄道会社の利益が一致した場合に行われています(むやみやたらに相互乗り入れすることはありません)。 相互乗り入れと言うのは、簡単に言えばお互いの車両がお互いの線路を走ると言う事になります。A社の車両がB社の線路を何Km走った、B社の車両がA社の線路を何Km走った、これをほぼ同じにする事で貸し出し・線路使用料を相殺しています。なので、ちょっと自由化と言うにはほど遠いですね。 恐らく、この質問で求められている「電車の自由化」と言うのは、質問者様が思われている様な事は起きないかと思いますよ。
- kuni-chan
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外国にはそれが行われている鉄道があります。 鉄道会社でない運送会社が自分で機関車を所有し鉄道で貨物を運んでいるのが紹介された事があります。 鉄道を有料道路のように利用できると考えれば分かりやすいでしょう。 日本の場合、そこまではできませんが、似た制度はあります。 JR貨物はJR東日本などの線路を借りて運行しています。 JR貨物に限った事ではなく、旅客鉄道でもあります。 例えば能登半島にある「のと鉄道」はJR西日本の線路を借りて運行しています。鉄道は免許制ですから、勝手に運行する事はできません。 設備上の問題については他の回答者と重複しますので省略します。
- longrailjpn2018
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- gongorogon
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軌道間や集電方法もそうだが、動力の電圧も同じでないといけなかったんじゃなかったかな?
- y-y-y
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> 例えばJRから線路を借りて、その上に別の電車会社が電車を走らせる電車自由化、とかできると思いますか? 電車の自由化とは、別々の鉄道会社が相互乗り入れという意味と解釈をして、回答します。 別の鉄道会社と相互に乗り入れをするには、まず第一に、軌道幅(線路の間隔)が同じであることです。軌道幅が違うと、別の会社に相互乗り入れが出来ません。 軌道幅が同じなら、ATCなどの各社別々の各種の列車を監視する信号機器を、共通に利用したり別々に取り付けたりして、日本国内でも相互乗り入れをしている路線が多数あります。 日本国内の電車は、明治時代の最初に軌道幅(線路の間隔)を採用するのに、いろいろとな軌道幅を採用しました。 軌道幅は、その後、大まかに次の2つに集約されました。 この2つの軌道幅より狭い鉄道は、各地のローカル鉄道や、トロッコ電車などして残っています。) ● 狭軌、軌道幅は1067mm 主な路線、鉄道会社など・・・・JR在来線・東武鉄道・西武鉄道・東急電鉄・小田急電鉄・相模鉄道・名古屋鉄道・南海電鉄・近鉄南大阪線 など ● 標準軌、軌道幅は1435mm 主な路線、鉄道会社など・・・・JRの新幹線・京成電鉄・京浜急行・阪急電鉄・阪神電鉄・京阪電鉄、近畿日本鉄道(南大阪線以外)・西日本鉄道 など 。 http://lifeisjourney-k-s.hatenablog.com/entry/2017/12/16/173041 ★ 地方で新幹線が開通すると、JRの在来線の多くが採算が取れなくなります。 そうすると、在来線は、廃線になるか、または、地元の県・自治体などが出資の「第三セクター化」に無償譲渡などとなります。 「第三セクター化」の線路には、JRのローカル線が乗り入れたり、JR貨物が乗り入れて、コンテナ・石油タンク等を輸送する路線もあります。 ★ また、電車の製造会社から、電車を注文依頼した鉄道会社へ送る場合、途中の鉄道会社を走行することがあります。 そうすると、車体のカラー模様は全然別の(注文の)会社の電車が走行することも有ります。 もし、軌道幅が違うと、途中の鉄道会社の軌道幅に合わせた車輪だけを取り付けます。 つまり、回答は、線路の幅さえ同じなら、鉄道会社間の話し合いで相互に乗り入れが出来るということです。 もしかして、質問の趣旨と違った回答になったかもしれません。 --------------------------- ★ 山形新幹線と、秋田新幹線は、在来線(狭軌1067mm)を線路とホームとを改造して新幹線(標準軌1435mm)も通る様に「レール3本」にして、ローカル電車と共用して走行しています。 山形新幹線 レール 3本 https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B1%B1%E5%BD%A2%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A+%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB+3%E6%9C%AC&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi29ZKf4urkAhWZd94KHR3_CwsQ_AUIESgB&biw=1045&bih=622#spf=1569373071156 秋田新幹線 レール 3本 https://www.google.co.jp/search?q=%E7%A7%8B%E7%94%B0%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A+%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB+3%E6%9C%AC&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiGjfGv4urkAhUO7GEKHUp2C_sQ_AUIESgB&biw=1045&bih=622#spf=1569373102874 ★ 青函トンネル(海底トンネル)は、北海道新幹線(標準軌1435mm)と、JR貨物(狭軌1067mm)も通る様に「レール3本」にして、JR貨物と共用しています。 https://www.google.co.jp/search?q=%E9%9D%92%E5%87%BD%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB+%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%AB+3%E6%9C%AC&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjFmZa94urkAhWRF4gKHWQfCdUQ_AUIESgB&biw=1045&bih=622#spf=1569373130095
- gsmy5
- ベストアンサー率58% (1454/2499)
質問者様のイメージするような電気と同様の鉄道の自由化は、現在の法律等の規制範囲内でも実現可能です。 即ち、JRの線路や付帯設備を使わせてもらって、自己の車両を用いて運輸サービスを行い、利用者はそのサービスを行った者に運賃として代金を払うことは制度上可能です。但し、実際にそのような営業を行っている者はありません。(JR貨物はその状態に近いですので、JR貨物以外の会社がJR貨物と同様に貨物列車を運行することは可能です。実例はありませんが…) というのは、鉄道の輸送コストの大半は線路や付帯設備に関するコストなので、これを借りるということはこの実費を何らかの形でその社が負担し、それを運賃に反映させる必要があります。そうすると、JRの運賃より格段に安いという金額でサービスすることが事実上困難なので、そういう営業をしようとする者が現れないのです。(要するにそのような営業形態にメリットがないですが、海外では実例があります。) 安価である必要がないサービス(たとえば、豪華夜行列車や豪華特別列車など)なら、営業できる余地はありますが、前者は線路保守時間を設けたい線路保有会社との交渉が難航しそうだし、後者はJR自体が行っているので、新規参入が難しいと思われます。 なお、ツアーの世界では事実上、質問者様のイメージするものに近いものが実際にありました。すなわち、ツアー企画者(通常は旅行会社)が車両の仕様まで提案し、場合によってはその費用の一部も負担して、その車両によるツアーを行います。そのツアーはその企画者の貸切という形になりますので、両行参加者の参加代金はツアー会社が任意に設定できます。(もちろん貸切に関する諸費用より安い金額にすればそのツアー会社にとっては赤字になります。) なお、大阪の地下鉄に阪急が走っているのは自由化とは無関係で、「相互乗り入れ」という制度です。ある駅を境に会社が別会社になるが、お互い別会社の区間まで列車をそのまま運行しようというものです。その別会社の区間では、あくまでもその線路を持つ会社のサービスとなります。つまり、大阪地下鉄の線路上を阪急電車の車両が走っていても、それはあくまでも阪急電車の車両を用いた大阪地下鉄の営業であり、運賃も大阪地下鉄の運賃になります。大阪地下鉄は阪急の車両を借りているという考え方に近いです。 (これが質問者様のイメージする自由化なら、阪急電車または阪急電車の車両を借りて営業している者の運賃となります。)
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
利用者にはほとんど関係が無いので知らない人が多いのでしょうが、こういうものはずいぶん昔からあります。はっきり言うと国鉄が分割民営化されたときからです。旅客列車は路線ごとに分割されましたが、貨物列車はそれでは効率が悪すぎて事実上意味がなくなるので全国同じ会社ということにして、一部の貨物専用線以外は旅客鉄道に乗り入れているという形にしました。その後新幹線と並行する在来線がJRから切り離されたりしていますが、貨物列車はそれまで同様走行しています。当然、列車の走行使用料金(有料道路の使用料金のようなもの)を支払っています。 ちなみに、地下鉄に他社の車両が乗り入れるのはそれとは別な扱いで、「乗り入れている車両を路線を保有している会社が借りている」という形のことがほとんどです。実際にはお互いに乗り入れる列車の走行距離を合わせるなどして金銭のやり取りはしないようにしていますが。切符は通しで買った場合でも、乗り入れている区間の分は毎日精算するので、車両を持っている会社の儲けにはなりません。
- nekoojisan
- ベストアンサー率37% (317/854)
自由化とは意味合いが違いますが、他社の線路上を別の会社が列車を走らせることは昔からあります。 例えば、貨物列車を運行するJR貨物はほとんど自社の線路を持ちません。 JR東日本やJR東海などの旅客鉄道会社の線路に使用料を払い、運行しています。 首都圏では、小田急の御殿場線乗り入れ、東武鉄道の東北線乗り入れなどいろいろありますが、自由化による競争というより、相互の利便性向上が目的です。
- sailor
- ベストアンサー率46% (1954/4186)
自由化というよりも、どこの会社の電車はどこの線路しか走ってはいけないというような規制自体がそもそもないでしょう。もちろん安全面での規制で、地下鉄に入る車両には先頭(最後尾)の車両の正面に非常用のドアがなければいけないとか、各会社間で異なる安全装置(ATCとかATSとか)を使用している場合などは双方で使える状態にしなければならとかの規制はあるでしょうけれど。A社の電車がB社の線路を走ってはだめというような規制はないと思いますよ。日本中の至る所でJRと私鉄や私鉄と私鉄やJR同士での相互乗り入れはありますし、3社以上が乗り入れている場合もあります。鉄道会社によっては、線路を持っている会社と車両を運行させている会社が別なんてもいくらでもあります。例えばJR貨物という会社は、操車場など一部を除いて自分の線路を持っていませんので、どこを走るにしても他社の線路を借りて走っているわけですし、JRにも私鉄にも乗り入れます。 もちろん安全運行をするための法律やその他の法律はありますので、それに抵触しない範囲であれば特別な規制自体がないでしょう。