日本には参加して欲しくないですが、安倍政権は参加の道を一生懸命探っていると思います。
まず、参加といっても日本の安保法制の中で自衛隊を参加させる根拠が難しい。戦争になっちゃってから議論することは可能でも、戦争にもなってなくて存立危機事態でもない状況で自衛隊を派遣しますとは言えないはず。
次に、日本が様子見をしていたイギリス、フランス、ドイツは有志連合に参加せず、アメリカと一線を隠したホルムズ海峡の安全監視活動をしようとしています。EUの立場は一方的に合意を破ったアメリカ非難であって、イランにはなんとか踏みとどまってほしいと思っている。だからEUが不参加の意向を示した時点で、日本は”不参加”ときっぱりいって欲しかった。そもそも現行法では難しいんだから。ただし、安倍さんはアメリカにXX玉握られています。一つは参院選前は大人しくしててくれた日米通商交渉。それと、G20前から囁き出した安保条約の不公平さ。これらの話でどう強固に出るか、手心を加えるつもりかは、有志連合に参加するしないと連動すると思います。それに加えて、日韓の輸出規制問題。何もなければアメリカは関わりたくない。日本もアメリカに黙ってて欲しい。ところが、韓国がアメリカに仲裁を頼む中、ある意味アメリカに日本への外交カードが渡ってしまったことになります。
だから、安倍さんはとても困っていると思いますよ。ただ、安倍さんは世界の首脳の中で唯一イランのハメネイ最高指導者とアメリカのトランプ大統領とまともに話せる人とのことで、仲介役を買って出て見事に失敗し、一部海外メディアから外交の素人と揶揄され恥をかきました。その恥がまだ消えないうちに、”実はアメリカの味方でした”なんて態度を取れるかどうか。私はそれこそ日本の恥なのでやめて欲しいですが、流石に安倍さんも黙ってアメリカの言うことを聞いたら恥だと言うのは今回ばかりは意識していると思います。
>日韓の内向きな話題ばかりで
世界レベルの判断を先送りしてませんか
これは韓国側と日本のメディアが騒いでいるので、政府はそんなに時間使っていないように思います。結構今の韓国の反応も含めて事前に考え抜いた形跡があります。それに対して、対イランに関してはおそらく水面下でずいぶん時間使っていると思いますよ。