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明治時代に神仏分離によって全国にあった寺が神道のも

oska2の回答

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  • oska2
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回答No.2

>神仏分離によって全国にあった寺が神道のもと寺が神社に統合されて神仏習合された。 これは、解釈の間違いですね。 「神仏分離令」によって「神仏習合が廃止」になったのです。 >有名な寺は軒並み神社に変わった。 その通りです。 京都・祇園社(天台宗)は、分離令の翌日に廃寺。 境内・建築物はそのままに、「八坂神社」になりました。 坊さんも、一夜にして「神主に変身」しました。 奈良・興福寺は、分離令の翌日に廃寺。 ※廃時以降、どんどん境内・建物は崩壊します。 坊さんも、一夜にして「春日大社の神主に変身」しました。 香川・金光院松尾寺(真言宗)は、分離令の翌日に廃寺。 ※明治末期、松尾寺の塔頭の一つが金光院松尾寺を再興。 境内・建築物はそのままに、「琴平神社(こんぴらさん)」になりました。 坊さんも、一夜にして「神主に変身」しました。 愛媛・前神寺(四国88箇所霊場)は、分離令の翌日に廃寺。 ※明治末期、前神寺の塔頭の一つが前神寺を再興。 境内・建築物はそのままに、「石鎚神社」になりました。 坊さんも、一夜にして「神主に変身」しました。 >いま寺があるのはなぜですか? そもそも、明治政府が出したのは「神仏分離令」ですよね。 決して「廃仏毀釈」では、ありません。 長い間寺の支配下にあった神社側が、独自に解釈した結果に過ぎません。 また、薩摩藩の様に「明治政府の重鎮になりたい藩」では徹底的に廃仏毀釈を利用しています。 話がそれましたが、政府は「神仏分離」であって「廃寺目的」ではありません。 行き過ぎた廃仏毀釈を、抑えたのです。 そもそも、歴代天皇の位牌は「浄土宗寺院(京都・泉涌寺)」で祀られていますからね。 皇族・公家が住職になっていた「門跡寺院」も、多くあります。 同時に、各寺院の檀家が困ったのです。 法事・葬式が、出来なくなったのですから・・・。 そこで、廃寺になった寺院の復興を政府に願い出て許可されたのです。 >第二次世界大戦後に寺が復活したのですか? 大戦後は、国教が廃止。 天皇家と宗教が、分離します。 「天皇は、国民と同じ人間だ」(天皇の人間宣言) そこで、全国各地の神社は「国の支配下を離れて、独立した宗教法人」となります。 戦前の名残は、神社庁なんですね。 今では、民間の任意団体に過ぎません。 ですから、上納金を納める事に疑問を感じている多くの神社(八坂神社・靖国神社など)は神社庁を脱会しています。 敗戦の結果変わったのは、寺院でなく神社ですね。

auhuaweinova2
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