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国税と地方税

なぜ国税と地方税に分かれてるのですか? それぞれの税の内容は調べてわかりましたが、なぜ国が一括で徴収し各自治体に振り分けないのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

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  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.2

 お金の使い道は、地方自治体によっていろいろなのです。  例えば新潟県で雪に囲まれると人は死ぬのです。だから新潟県での「除雪」の優先順位は高い。  なのに、国に全部の税を徴収させると、それを各地方公共団体に分ける(交付する)ときに、地方自治体の都合は考えてくれずに、「国の恣意(自分の思うままに振る舞う心。気ままな考え)」で分配されることになります。  いまでも、国が徴収する国税の中にも、地方公共団体に交付するために徴収している税金もあるのです。内容は調べてご存じらしいのできっとご存じでしょうが、地方交付税と言われるものです。  これの交付金の分配のとき、豪雪地の除雪の苦労なんて、東京に住む官僚や政治家にはわかりませんから、予算配分の時に、過小に評価され、上記交付税の交付金では「除雪費」の優先順位は低くなります。  「鹿児島県に除雪費なんて渡さないのに、新潟県に渡すのは『不公平だ!』。どこの県にも除雪費は交付しません!!」なんてことになる。新潟県は非常に困るのです。人が死ぬ。  あるいは「新潟県は北陸新幹線の建設に協力的でなかったから減額」とか、「奈良県は人事担当官の出身地だから忖度して増額!(奈良判定)」とかいうことになりかねない。  また、すべての税金を国が徴収してそれを分配する形にすると、例えば頑張って特産物を増やして税金が増えても、国に吸収されるばかりとなります。  分配される交付金の額は、「どれほど頑張って特産物を増やしたか」ではなく、長のつく高級官僚や総理大臣、財務大臣をヨイショしたかしなかったかで決まります。  そうすると、共産主義と同じように、頑張っても頑張らなくても同じなら頑張らないことにしよう、という話になってしまうのです。  なので、ある程度は、地方公共団体いわゆる「自治体が自由に使途を決められる税金」=地方税 というものを認める必要があるのです。  つぎが、一括徴収しない理由ですが、  地方税も国がほかのと一緒に徴収し、これは新潟県の地方税分、これは奈良県の地方税分・・・ 、と分けて処理してもいいのですが、建前では立派なことを言うでしょうが本音では、誰でも自分の懐に入らない仕事をやるのはイヤなのです。  さらに、そうしていると事務が非常に煩雑になり、国家公務員をたくさん雇わなければならない、ということになります。  ということで、徴収作業も含めて、実情を知っている地方に押しつけることになっています。

m0mo-tmk
質問者

お礼

面白く、わかりやすい説明ありがとうございました!

その他の回答 (2)

  • seble
  • ベストアンサー率27% (4041/14682)
回答No.3

昔は酷税1本でした。それじゃ酷だからって、、いや、そうじゃなく、自治体がゴミ処理費用が足らないという名目で住民税が新設されました。と聞いています。 今じゃ建前ですらありませんが。

m0mo-tmk
質問者

お礼

昔は一本だったのですね。 ありがとうございました

  • f272
  • ベストアンサー率46% (7996/17095)
回答No.1

自治体が独自の財源を持つのがよいと考えているからです。 もし国が一括して徴収して各自治体に振り分けるとしたら,その振り分け方は何らかの基準にしたがって公平に分けるしかありません。自治体が自分で決めた地方税を徴収するのもやりにくくなりますし,自治体の独自税も薄れます。

m0mo-tmk
質問者

お礼

ありがとうございました。

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