耐熱合金加工用工具の選定について

質問

初めて質問させていただきます。
近々耐熱合金鋼のUMCo50を加工するの予定なのですが、
2ヶ月ぐらい前にテストカットで平面とポケット加工をした時は当社にある工具ではチップがほとんど持ちませんでした。
今回は追加でφ5×12Dの穴加工もあります。
インターネット等で調べてみたものの、有効な工具の選定にはいたっていません。
どのようなチップ材種・コーティング・ドリルが適しているのか、ヒントでもいいので教えてもらえないでしょうか。

以上、回答よろしくお願いします。

素材は確か250×150でポケットの大きさは120×75の深さが12だったと思います。

回答No.2

noname#230359

荒は丸駒で、チップはセラミックか超硬。速度を上げたいならドライ加工でセラミックを使用かな。切込は浅めで。

耐熱合金は切削する際、熱の影響が大きいのでクーラントの供給は大切です。
エンドミルは機械側で高圧クーラント対応であればコロミル690がいいかもしれません。アーバー取り付けタイプもあったかと思います。刃は使用する深さだけ取り付けて使用すればチップ代の節約になるかと。チップ材質は1030か2040がありますね。

ドリルは、三菱マテリアル　WSTARドリル　かな。

お礼

回答ありがとうございます。
材料が来たら早速トライしてみたいと思います。
有難う御座いました。

回答No.1

noname#230359

UMCo50．．．三菱マテリアルのコバルト系耐熱合金ですね。
ポケットの大きさはどのぐらいでしょうか？
荒取り加工は、丸駒かノーズＲの大きいインサートを用いて、
Ｒの大きさ＞＞Ｚ方向の切り込み量として、切屑を薄くして
切削抵抗&切削熱を抑えることがポイントです。

同じ三菱マテリアルのミラクルコーティング切削工具が調子良いです。

・刃先交換式ラジアス・・・一番のお奨め
　ARX形，インサート材質VP15TF
・刃先交換式エンドミル
　APX3000形または4000形，刃先強化Hブレーカ，インサート材質VP20RT
・超硬ソリッドドリル
　WSTARドリル（内部給油穴付きでφ5×15D有り）

刃先交換式エンドミルでは、技術の森でも大変評判の良いサンドビック
のR390も最有力です。
インサート材質やブレーカは、後ほどサンドビック製品にお詳しい方が
回答してくれるでしょう。

エンドミル／ドリル共に、内部給油（スピンドルスルー）&外部給油で
ありったけのクーラントを、じゃぷじゃぶとかけながら加工することが
肝要です。

回答(2)さんが挙げられているセラミックス工具も高能率加工が
可能であり、耐熱合金のお仕事が続くのであれば、選択肢のひと
つとして検討する価値は十分にあるでしょう。
(他の鋼加工などの仕事に使えないのが難ですが）
サンドビックと日本特殊陶業(NTK)が力を入れているようです。

参考URL：

http://www.mitsubishicarbide.com/mmc/jp/product/catalog/catalog.html#pdf

お礼

早速の回答ありがとうございます。
材料が来たら早速トライしてみたいと思います。
有難う御座いました。