ステンレスの孔食についての疑問
- 質問者はφ240のSUS304の丸棒から切断した厚み40mm程の素材を使用し、長手方向に掘り込み、反対側にはSUS304の4mm板を溶接して円板状のウォータージャケットを作成した。しかし、丸棒材の方に穴があいてしまった。メーカーの見解は塩素イオンによる孔食だとしているが、わずか1年の使用でこの現象が起こるのか疑問を持っている。
- 質問者は類似構造のものを10年近く使用しているが、大丈夫な状態である。まだ現物を確認していないが、写真と使用状況からの見解である。
- 質問者は冷却水に工業用水を使用し、圧力も通常であることを述べている。また、実際に使用している時間は数百時間程度であると考えられる。
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ステンレスの孔食
φ240のSUS304の丸棒から切断した厚み40mm程の素材を長手方向 に掘り込み、反対側はSUS304の4mm板を溶接して円板状のウォーター ジャケットを作りました。このウォタージャケットの丸棒材の方 に穴があきました。 穴は丸棒長手方向の厚み17mmを貫通してあきました。 冷却水は工業用水で、圧力も通常です。 メーカーの見解は塩素イオンによる孔食とのことですが、僅か1年 の使用(実際に使っているのは数100時間と思います)で このような現象が起こるのでしょうか。 類似構造で10年近く使っているものがありますが、それは今の ところ大丈夫です。 まだ現物を小生もメーカーを見ていなく、写真と使用状況からの 見解です。
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どのような形状のものかいまいち判らないのですが、 すきま腐食はなかったのでしょうか? 構造上隙間がないものでも固着物との間で生じた隙間で 塩素の濃縮と酸素の欠乏を原因としてすきま腐食が生じ、 孔食へと進展することがあります。 即ちジャケット内を水が流れていた時間が短かったことが かえって裏目に出てしまうこともあるはずです。 水温が高くなるようならば特にありえる話です。 (もちろん水が流れていてもダメなときはダメです。) 品物を分析した上で、10年経っても問題ないものと 徹底的に比較するのが一番手っ取り早いと思います。
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お礼
早速のご回答ありがとうございます。 穴のあいたところは母材のところです。 ご回答にあるように水があることで塩素 の存在と酸素の欠乏が、孔食を進展させた のかもしれません。 ただ1年で17mmも進むということが、ちょっと 素人目には驚きです。