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焼入れ焼き戻し後の窒化について
noname#230359の回答
![noname#230359](https://gazo.okwave.jp/okwave/images/contents/av_nophoto_60_3.gif)
ラジカル窒化は、処理企業の説明書によれば、400-560'Cの範囲で処理ができます。ご質問に金型材質が記載されておりませんが、熱処理条件から SKD11または同系の材質と推測致します。ラジカル窒化は適用する材質の特性について併せて考慮することが大切です。すなわち、SLD8(日立金属),DC53(大同特殊鋼)など焼きもどし軟化抵抗性の優れた適用鋼種では、処理温度を500'Cぐらいまで上げて、窒化層の耐久性に影響を及ぼす内部硬度(HRC62)の低下がなく効果的な処理が可能です。SKD11の場合も、上記同様に、焼きもどし温度以下での処理が可能ですが、焼きもどし軟化抵抗性が低く、520'Cの焼きもどし硬さがHRC58程度と低く、とくに負荷の大きい難加工材の加工用としては処理効果の劣化が予測されます。なを、とくに金型精度を要する場合は、処理温度を400-480'Cに抑えて、経年変化の原因となる残留オーステナイトの安定化を図ることが必要です。いずれにしても下記処理企業との事前調整をお奨めします。日本コーテイングセンター(株)TEL,0462-74-6210 以上。
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