溶接構造のロール製作:焼鈍と調質について

このQ&Aのポイント
  • 溶接構造のロールの製作について、焼鈍と調質の適切な方法を考えています。
  • 焼鈍は残留応力の除去に効果的ですが、材質の硬度が落ちるという問題があります。
  • せっかくの溶接完了後、セルの表面をメッキする前に再度調質することで、表面硬度を上げることができます。
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溶接構造のロール製作について 焼鈍と調質

溶接構造のロールの製作を考えております。 通常ですと、溶接完了後焼鈍し、残留応力の除去を行った後仕上げ加工に入るのですが、焼鈍すると材質の硬度が落ちると聞いております。その後セルの表面はボブ切し、表面をメッキするのですが、ボブ切りする前に、再度セルの表面だけ調質すればセルの硬度を高める事ができるのでしょうか。 プレス用に使用するのでできるだけ表面硬度を上げたいのですが、高周波焼入れをすると後の加工ができませんし、基本的にどのような方法で進めていけばよいのか頭を抱えております。何か良い方法があればご教授願います。ちなみに、セルの素材はs45cを今のところ考えております。

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.2

形状が理解できました。後加工があるため調質するとの事ですが、S45CでHRc35程度であれば、普通の刃物で十分加工できると思います。また、超硬の刃物であれば、HRc50程度まで十分加工可能と思います。一度チャレンジされてはどうでしょうか?

noname#230358
質問者

お礼

迅速なる回答、誠にありがとうございます。 今回の事で色々と勉強になりました。実際の表面加工は外注先に依頼するのですが、HRC24以上の硬度では刃持ちの悪さから難色を示されてしまいました。実際に商談が成立した際には再度話しあってみようと思います。

その他の回答 (1)

noname#230359
noname#230359
回答No.1

焼鈍などを行なう際、注意が必要なのは脱炭等による表面の硬度低下です。これを防止するためには真空焼鈍や炉内の雰囲気をガスで充満できる炉を使用すれば、表面は脱炭せず硬度の低下も防げると思います。 後工程で表面硬度を上げるのであれば、浸窒・浸炭等の方法もあります。形状、数量、大きさが分かればもう少し具体的に話が出来ると思います。

noname#230358
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。あまり知識が無いので、非常に参考になります。さて、形状ですが、外径150面長1200の中空ロールです。使用目的はシートのエンボスで、ロールの中に油を通し常時200度位で運転します。数量は上下使用で2本です。本来最終硬度を上げたいのですが、セル表面仕上後ですと、焼入れするとロール自体にゆがみが発生しますし、焼入れ後ですと表面加工ができません。そこで、焼鈍後、後加工が出来る範囲の硬度となりますと、調質(HRC20)位しかないのではと思ったわけです。

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