HRC40調質材とは?特性と利用方法について解説
- HRC40調質材(例:大同のGO40F)は金型や機械部品に使用される強度を確保できる材料です。
- HRC40調質材と従来のクロモリ鋼(例:SCM435)を焼入れ焼き戻ししたものとの機械的性質の差については、耐焼き付き性も考慮して解説します。
- また、HRC40調質材に表面硬度を上げるためのチッ化や高周波焼入れが行われる場合、引っ張り強さや靭性にどのような影響があるか、質量効果も含めて解説します。
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HRC40調質材について教えてください。
最近、HRC40調質材(例:大同のGO40F)が熱処理せずに強度を確保できる材料として金型や機械部品に使用されるようになりましたが、昔からあるSCM435などのクロモリ鋼を焼入れ焼き戻ししたものとの機械的性質(靭性、抗折力その他)の差について耐焼き付き性(相手がSS400、S45C、S45C高周波焼入れ肌、同鋼種同士、チッ化品など)にも言及しつつ教えていただけると有り難いです。 また、この材料に表面硬度を上げるためチッ化や高周波焼入れした場合、引っ張り強さや靭性が低下する心配はありませんでしょうか。質量効果にも言及しつつ教えていただけると有り難いです。
- 熱処理
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GO40Fの組成はSCM440を改良し大きな寸法、たとえば、厚みが300mmの材料でも中心部まで均一な熱処理硬さが得られる優れた焼入性を有しております。大きな材料からの切り出しや溝加工を行った場合でも硬さや引張り強度など機械的性質の低下が少ないので、三次元加工をともなう金型、治工具用として大変便利です。窒化や高周波焼入によって内部硬さが低下することはありません。耐焼付性については、同一硬さの下では SCM440と顕著な差はないでしょう。なお、日立金属の相当ブランドとしては HPM2T がございます。参考までに、
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