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SKS3焼鈍と再焼入処理の方法
- SKS3で焼入れ処理によってHRC60程度まで硬くなった材料を生の状態に戻す方法について知りたいです。
- また、生の状態にしてタップ加工した後に再度HRC60まで硬さを上げる方法についても教えてください。
- 通常のやり方と違いがあれば教えていただきたいです。
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金属の熱処理内容を確認しましょう。 ※ 焼なまし(アニーリング) 赤めた温度(オーステナイト化温度TA:約800℃)からゆっくり冷やす(炉冷100℃/h以下) プロセスで、軟らかくすることが目的である。 この処理で鋼は全く軟らかくなるので、完全焼なましということもある。 温度を高くして(1,000~1,100℃)化学成分や組織の均一化をはかるのを拡散焼なましと いい、鋳物に適用される。 また、500~600℃に加熱して行う焼なましを応力除去焼なまし(SR)といい、溶接や加工の ストレスを除くためのプロセスである。 これを歪取り焼鈍という人がいるが、これは誤りで、歪を取るのではなくて応力(ストレス) を取るための焼なましである。 鋳物に対しては枯し(aging)ということもある。 ストレスを取って機械加工による変形を防ぐためのプロセスである。 なので、初期状態に戻ります。 それから、加工して、初期状態と同じなので、その後の熱処理は規定通りです。 ですから、“SKS3(合金工具鋼鋼材)の用途、硬度、熱処理温度、機械的性質、成分の一覧” に、焼なまし温度 も記載されているのです。 回答(1)の 岩魚内 は、iwanaiって読むそうだぜっ!! 追記文は、名の如く、云わない が賢明だぜっ!! (*^_^*)。 簡単に言うと、 ※ 焼きなまし;(焼鈍、しょうどん)は「金属を柔らかくする」 ※ 焼きならし;(焼準、しょうじゅん)は「金属を元に戻す、または強くする」 という感じでしょうかね、そして冷却は、 ※ 焼きなまし:炉冷(炉の中で、炉が冷えるタイミングの如く徐々に冷却) ※ 焼きならし;空冷(炉から出して、空冷なので炉冷より速く冷える) となりますよ。
リセットすなわち焼なましが必要です。 此度は追加工のため軟化を要するが、追加工不要な焼入れ失敗の再投入でも一旦焼なましをするのが原則です。 780℃から徐冷。キープ時間は焼入と同程度。 徐冷とは炉の扉を少し開けるぐらいで焼戻温度の程度に冷えるまで放置。 加工後はいつもと同じ焼入。 雑記 回答(2)は http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=277660&event=QE0004 拙文(9) のまんまだけど、 (5)ここでも阿□呆□になってます (6)(ヾノ・∀・`)ムリムリ[+д+]/ ムリダーヨ!! (8)馬□鹿□げているぜっ! およそ技術質問サイトでは有り得ない罵詈雑言は悔い改めたのでしょうかねえ? 土曜日もお仕事なら奨めないが、暇なら折角しゃしゃり出てきたのだから中身について聞き直してあげたら面白いと思いますよ・・・タコ焼きイカ焼きが楽しめたりして(イカ下足は1本足りない!) http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=272305&event=QE0004 以前の質問でも同じ No.40587 割れにくい 焼入れ高度の指定 回答(1)&(4)のiwanaiは、初心者の素読学習法を知らないし、不謹慎な暴言を吐く、 阿□呆□らしい人物だぜっ。 No.40469 SKD11の研磨 お世話になった現場のおっさんが言ってました [NHK朝ドラ風] お仕事の質問に朝ドラ風とまでヒヤカシされては、質問者も黙っておくことは無いと思いますよ。 遅くなってすみません。 厳密に考えることなく、1時間で触れるぐらいなら良しとするか、、、ぐらいで良いと思います。 なので<すでに45分経過して・・・>は扉の開け方は人により炉により違うかと心配したがほぼピッタリです。 というのは、SKS3は焼入性がよいため硬さを完全に戻すにはより時間が掛かるが、そこまで必要としないからです。 SKD11なら空冷で焼入できてしまう程なので、もっと時間が掛かり、一晩とかになります。 釜の電源は切らないと、電気代も勿体ないがヒーターが壊れます。扉全開して急に冷やすのもレンガには良くない。 扉は少し開ける程度で200℃程度まで炉中。そのあと外へ出して冷ましを早めても同じことです。 200℃の目安は焼入油を垂らして煙になるかジワッと拡がるかで大凡判る。一々試すことはしない。 200℃程度という根拠。焼入では硬さが出るMs点という250℃近辺が大事なポイント。そこまでは冷やしきるのが大切。しかしその冷し過ぎると形状が悪いものは焼割れになったりする(SKの場合。SKSではまず起きない) 今回は焼戻しなので気にしなくて良いが、熱処理にはそういう温度もあります。繰返しますが気にしない。 アフターさんが上で >ゆっくり冷やす(炉冷100℃/h以下) と記載されてますが、 何にも知らないド素人のなりすましながら、引き写しだから基本はその通りです。 但し、どの鋼種でも同じではなく、S50C、SK105など炭素鋼は早くても良く、SKD11なら遅くてその程度(一晩中炉に)が必要、そしてSKS3はその中間。 資料省きますが(大学サイトで直にリンクしてない) SKS3を825℃から焼戻した時の硬さ 1000秒で200℃まで冷却 Hv289 4000秒 200℃ 〃 Hv246 10000秒で400℃まで冷却 Hv227 それより更にヒト桁時間を増やそうがHv200程度。掛けすぎると結晶粒が粗くなる悪作用が出てくる。 なのでSKS3に関しては1時間ぐらいで冷やせば充分ですね。 これは日常忘れても支障ない知識で、何かトラブルがあって思い出せばよいだけです。
補足
ありがとうございます。 >780℃から徐冷。キープ時間は焼入と同程度。 >徐冷とは炉の扉を少し開けるぐらいで焼戻温度の程度に冷えるまで放置。 板厚50の場合 焼入れの時間は 板厚÷2 たす20で 45分なのですが、 扉をあけて 徐冷 中 100度以下? まで まだ下がっていなくて すでに45分経過している場合は 45分超えてもとにかく100度以下になるのを待てばいいのでしょうか? 扉をあけて まつという事ですが、 釜の設定温度は830度のままで 扉の開け方によって 100度以下までさがるのでしょうか? ありがとうございます。 >1時間で触れるぐらいなら良しとするか、 はワークを軍手をした状態で さわれる程度にするという事でしょうか? 素手でしょうか? とにかくワークは100度以下にするという事 でしょうか? 釜の電源を切ると徐冷にはならないでしょうか? 釜の電源を入れていても 扉を全開にしたらワークは 100度以下までさがってくれるという事なのでしょうか? 釜の設定温度が830度でも(やった事ないのでイメージがつかめ なくてすいません) >扉の開け方は人により炉により違うかと心配したがほぼピッタリです。 扉の開け方にはあまり関係なく 100度以下までさがる 時間はあまり変わらないという事なのでしょうか? 何度もありがとうございます。 すると 手順としては 焼入れ後 加工忘れに気がつく→ 釜を830度に設定し 830度になったら(設定温度はワークが780度を一旦超えないとならないから 830度位に設定した方がいいでしょうか?) ワークを入れる(このあと電源を切るまでに保持する時間は どのくらい必要だと思われますか?ワーク自体が中心まで780度を超えると いいのだと思いますが、) → 釜の電源を切り 扉をすこし 開け徐冷 → アフターさんが上で >ゆっくり冷やす(炉冷100℃/h以下) と記載されてますが、 徐冷つまり釜の中で冷やすのは200度まででいいという事でしょうか? >200℃の目安は焼入油を垂らして煙になるかジワッと拡がるかで大凡判る。 煙になる →200度以上 じわっとひろがる→ 200度以下のイメージでよろしいでしょうか? ありがとうございます。 すると 830度で釜のヒータを 切る 扉を少しあけて 1時間後に 見に来る 一応釜の温度を確認→200度以下を見て 取り出す または 取り出すの忘れて そのまま 釜の中に入れたまま になっていても 問題なし こんなイメージでよろしいのですね?