• 締切済み
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ハイスの硬度低下時における組織の変化について)

ハイスの硬度低下時における組織の変化について

このQ&Aのポイント
  • ハイスの硬度低下時には工具素材が「なまる」という現象が起こります。
  • ハイスは切削時に焼き戻し温度を超える温度になるとなまり、工具の硬度が低下します。
  • ハイスの組織は焼き戻し温度を超えることによって変化し、硬度低下が起こります。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.4

鋼は300℃程度で、常温よりも硬く、脆くなる性質があり、これを青熱脆性と呼びます。 この温度での加工は避けるべきです。 硬くするための熱処理には、急冷が伴います。 切削加工時に変態点を超えたとしても、一定の条件を満たす急冷をしなければ、硬い組織は得られません。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます.たいへん参考になりました.

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#230359
noname#230359
回答No.3

そのとおりです。 前述のように「なまった」という表現は、切れ味が悪くなった表現として使われますが、変態点を越えた後の変化によるものは、組織が変化したものです。 刃物としての機能は刃先表面にあるので、高温では酸化や脱炭など影響もあります。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます.何度も申し訳ないのですが、もう一つだけ聞きたいです!熱処理したハイス工具が温度が上がることによって逆に硬くなることも考えられますか?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#230359
noname#230359
回答No.2

そのとおりです。 ハイスはJISでは高速度工具鋼という高炭素鋼です。 炭素鋼は熱処理により様々な組織が得られます。 フェライト オーステナイト パーライト ソルバイト トルースタイト マルテンサイト セメンタイト 上から下に行くにしたがって硬くなります。 一般に金属は、一定の温度に加熱し一定の速度で冷却すると一定の組織となります。 これを熱処理といいます。 炭素鋼の工具は、熱処理によって必要な硬さや粘り強さを持たせて作ります。 必要な性質を持つ組織に変化させるという事です。 当然、加工中一定の温度を超えると組織が再び変化してしまいます。 (組織の変化の事を変態といいます) 工具として必要な硬さが得られ(る組織で)なくなることを「鈍る」(なまる)と言います。 刀や包丁が切れなくなる場合も鈍ると言います。 これは熱による変態ではありませんが、切れ味が悪くなるという意味は同じです。 「あいつ、なまってるから焼き入れてやろうぜ」なんて言うのも意味が分かりますね。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます.ついでにもう一つお聞きしたいのですが、焼入れ焼戻しの熱処理をした高速度工具鋼は恐らく組織がマルテンサイトになっていると思うのですが、切削の際に工具が焼戻し温度以上になってしまった場合、切削形態や切削条件などによって温度の上がり方や下がり方は様々であり、マルテンサイトより軟らかいフェライトトルースタイトの何かに組織が変化し、工具の軟化が生じるという解釈でよろしかったでしょうか?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
noname#230359
noname#230359
回答No.1

専門家ではないので詳しいことはわかりませんが、私のわかる範囲でお答えします。 熱処理で次の用語があります。 1.焼入れ 2.焼ならし(焼準)-組織を均一し安定させる 3.焼なまし(焼鈍)-鋼を加工できるまで軟化させる 4.焼もどし    -焼入れ後は硬い反面、非常にもろいので焼もどしをして硬くてねばい鋼にする。このとき、内部のひずみも除去できる。 こんな感じだったと思います。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございます.参考にさせていただきます.

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • ハイスの硬度低下の原因

    ハイス工具の切削時(高温時)における硬度低下の主な原因を御教えいただきたいです.

  • ハイス工具の切削時における硬度低下の原因

    ハイス工具の切削時(高温時)における硬度低下の主な原因を御教えいただきたいです.

  • ハイスの酸化温度

    ハイスの一般的な焼き戻し温度は550℃~600℃ですよね。 切削加工分野では一般的に600℃後半まで加工可能と聞きます。すなわち硬度が低下しはじめる温度。 焼き戻し温度を超えても硬度が落ちない?のは何故でしょうか。 切りくずに熱が逃げるとか、被作物の熱伝導性の関係とかなのでしょうか。 教えてください。 ご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。 『600℃後半まで加工可能』は下記に書いてありました。 http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa1311506.html

  • DC53焼き入れ後の焼き嵌めによる組織変化

    現状 DC53高温戻し2回(サブゼロ無し) 硬度59 Φ23*23Lに超硬D2相当を焼き嵌めをしている。 完成時は超硬部とDC53部に段差は無く フラットの状態。 完成後、数日経つとDCが縮み? 超硬が飛び出します。 焼き入れ方法の不備による径年変化なのか 焼き嵌め時に温度を上げすぎて(1000°くらい) DC53の組織が悪くなり変化しているのか 原因が解りません。 何かコレかな?と思う事が有れば教えて頂ければ 助かります。 すみません。 1000°→100°くらいでした。 0が一個多かったです。 焼き嵌め前後で硬度測定をしてみました。 前→HRC58.5~59.1 後→HRC57.6~58.3 若干柔らかくなっています。 これが径年変化の原因と考えるべきでしょうか? 焼き嵌めの温度が予想(100°)よりも 高いのでしょうか? すみませんお願いします。

  • 鋳鉄の硬度

     指定材質FC200のワークを40番横型マシニングで深溝加工しています。切削工具はφ40のK10ロー付け6枚刃、刃長100ミリのエンドミルです。取りしろは底壁とも5ミリ前後で刃長全部を使う深さです。S600F350で加工していたのですが、80台位で刃が欠けてしまい、現在素材硬度を下げながら送りを半分にした結果、刃の欠けは改善されましたが、磨耗が激しくやはり80台くらいで再研磨が必要です。 加工長さは、100ミリ深さの部分が120ミリ、刃先からの深さが40ミリの部分が300ミリあり、これを2回のパスで加工しています。 溝幅は48ミリです。また深さ100ミリの壁部分は大きな窓があいており、結構鋳バリが残っています。  素材硬度を下げるのは鋳物やさん(中国です)任せで、鋳放しで半日置いておくとか、鋳型枠を大きいものにするとかしてくれてますがあまり軟らかくなったと思えません。こちら中国工場には硬度計がなく確証なし(硬度計も買って欲しいな社長殿)。  素材面と、切削方法面で改善方法があればどうかご教授願いたくキーを叩きました。どうかどなたか助けて。

  • 鋼材の硬度について

    鋼材に圧延加工(浅絞り等)を施したときに硬度および強度がどう変化するか教えて下さい。 素材はSPCCの1.6mmを使用する予定でいます。 またその計算式や詳しくわかるサイト、書物等があるのならば併せて教えて頂けると幸いです。 宜しくお願いします。

  • 6063-T4押し出し材の硬度と押し出し温度との…

    6063-T4押し出し材の硬度と押し出し温度との関係 6063-T4押し出し材を海外から輸入していますが、どうしても一部1~3%位が硬度がかなり高いものが混じって入ってきます。  材料は入荷後ロールフォーミング、溶接、 プレスと加工を経て最終的にT6処理をしますが、プレス時に硬度の高い物がクラック が入ってしまいます。  押し出し温度の変化が原因ではないかと考えていますが 温度が高くなると硬度はあがるのでしょうか、それとも温度が低くなってしまったときに硬度があがってしまうのかその関係性がいろいろ調べてみても分かりません。 メーカー側は温度が上がると硬度もあがる、その原因は押し出しのダイスを通過する時 に生産の後半で摩擦熱でダイスの温度が上昇するためと言っていますがどうも信用できません。  ご存知の方がおられたらアドバイスお願いします。

  • 組織分析について

    硬度にバラツキがあった場合組織分析することによって バラツキの原因は分かるのでしょうか? また、熱処理品の組織分析について教示お願いします。 1.分析方法はどのような方法でやるのでしょうか? 2.分析する際には熱処理品以外で必要なものはありますか? 以上宜しくお願いします。

  • 浸炭焼入れ処理の内部硬度について

    SCM420Hの浸炭焼入れ処理を行いました。 内部硬度がHRC25~35と大きくばらついている状態です。 金属組織を確認すると しま状のフェライトが発生しています。 焼入れ温度を860℃から870℃に変更し焼入れを行いましたが、しま状のフェライト発生が発生しました。 しま状のフェライトの発生を押さえ内部硬度のバラツキを少なくするにはどのような方法で熱処理を行えばよいのかアドバイスください。 形状はΦ20X50のシャフトです。 ジョミニー値の違う素材を使用しているとのことです。 内部硬度の幅がHRC±4の規格に対しバラツキが大きくて困っています。

  • 熱力学(エントロピー変化)

    熱力学(エントロピー)についての質問です。 気体が断熱的に真空中へ膨張するときのエントロピー変化を求めるのですが、 [1]ピストンを準静的に膨張させながら、温度が低下しないように熱を加える場合(等温変化) [2]断熱変化のあと、下がった温度の分熱量を加える場合(断熱変化+等積変化) 2つの場合で、[1]については、分かったのですが、[2]についてが分かりません。 答えは同じになるので、解き方、考え方を教えていただきたいです。