軸受設計における円筒度と同軸度の関係について
- 軸受の設計において、円筒度と同軸度は重要な要素です。円筒度は軸受の内径に対して指定され、同軸度は軸受の外径の寸法公差によって指定されます。
- 質問として、外径が同軸度を指定され、寸法公差も指定されている場合、円筒度は保証されるのかということです。外径の軸線の公差が定まり、その軸を中心とした径の公差が定まっているため、円筒度は必然的にその公差内で保たれると考えられます。
- 軸受設計においては、円筒度と同軸度の関係を考慮することが重要です。円筒度の指定によって、軸受内径の円筒度が保証され、同軸度の指定によって軸受外径の同軸度が保証されることが期待されます。
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円筒度と同軸度
軸受の設計をしています。 一つ疑問に思ったことがあるので、どなたかお教えください。 軸受の内径にて円筒度を指定しています。 更に軸受の外径を内径に対しての同軸度で指定しています。 外径には寸法公差も指定しています。 質問というのは、 外径は同軸度を指定され、寸法公差も指定されている時点で、円筒度は保障されるものなのでしょうか?つまり、外径の軸線の公差が定まり、その軸を中心とした径の公差が定まっているので、必然的にその公差内の円筒度は出るのでしょうか?ということです。
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外径公差10umに収まっていても真円度は20umという事はあります(おむすび形など) それが内径と同軸が出ていたとしても、円筒度の保障にはなりません
同軸度での公差では軸心からの「ねじれ」が どこまで許されるかという保証と考えます。 つまり1個の単体で考えたとき円筒度も指定して おかないと「ねじれ」があれば問題です。
お礼
わかりました。ねじれがあればやはり問題ですね。 ありがとうございました。
回答ありがとうございました。 つまり、外径の寸法公差の幅が、直径で10μmとして、同軸度が5μmとしたら、最大で外径の半径の差が、10μmになり、この場合は円筒度は10μmで保証されているけれども、それ以下ではない。ということですよね。 もっと厳しい円筒度がほしければ、指定したほうがいいということですね。
厳密に言うと保証されるものでは無いと思われます。 それぞれの公差範囲がどれ程かにもよりますが、 外径に凹みがあり、その円周上の同位置(180度ではない位置)に ふくらみが有ったとします。 それぞれの部位での外径は公差内に有ったとしても、 公差内の円筒度ではなくなります。
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お礼
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