浸炭材の時間経過による太り現象とは?対策方法を解説

このQ&Aのポイント
  • 浸炭材の時間経過による太り現象について、内部応力の影響を考える必要があります。
  • 浸炭処理後の外径寸法の変化は均一に起こり、寸法精度に影響を与える可能性があります。
  • 浸炭材の時間経過による太りの原因としては内部応力が考えられ、温度管理や材料選定が対策方法となります。
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  • 締切済み

浸炭材って時間が経つと太るのですか?教えてくださ…

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noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

SCM415Hを浸炭後油焼入れすると、表層部に残留オーステナイトという、加熱した状態のままの組織が完全に焼入が完了せずに残ります。この組織は150200℃程度の低温の焼戻しでは消失せず、その後の使用中にゆっくりと残留オーステナイトが焼入組織であるマルテンサイトに変態を続けます。この変態が膨張する原因です。焼入焼戻し後の残留オーステナイトの量を減らすためには、サブゼロ処理が効果的です。

参考URL:
http://www.inv.co.jp/~yoshi/sozai/sozai-yougo/moku2-0201.html
noname#230358
質問者

お礼

Rayさん、大変参考になりました、ありがとうございます。早速サブゼロ処理を勉強します。

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