銅メッキによる浸炭防止

このQ&Aのポイント
  • 銅メッキを施したSCM420材において、半分の銅メッキ部分が浸炭される事例が発生しました。
  • 銅メッキ部分が浸炭されることは考えにくく、熱処理工程に不具合があった可能性があります。
  • 浸炭される場合の原因を特定するためには、メッキ会社と熱処理会社の調査が必要です。
回答を見る
  • 締切済み

銅メッキによる浸炭防止

SCM420材に銅メッキを20ミクロンほど施し浸炭防止をしています。 今回 銅メッキ部分の半分が浸炭されてしまう事例が発生しました。 メッキ会社に確認したところ「半分のみ浸炭されることは考えにくく熱処理工程に不具合があったのではないか」との解答でした。熱処理会社に確認したところもメッキ会社と同様の見解でメッキ不具合ではないかとのことです。 このように銅メッキ部分が浸炭されることはあるのでしょうか? また浸炭される場合の原因は何かアドバイス願います。

noname#230358
noname#230358
  • 金属
  • 回答数2
  • ありがとう数2

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

昔、同様な工程を採用していました。 しかしながら銅メッキの付けたり、はがしたりの工程による 表面粗さが課題となって、業者の方と相談した事があります。 もし、銅メッキは最終的には残さない場合ですが、 「浸炭防止剤」というモノが世の中にはあるそうです。 私の場合は、浸炭の範囲を調整する必要がありましたので この方法を採用して焼入れ範囲をコントロールしました。

noname#230358
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 浸炭防止剤を使用した場合 浸炭防止剤の塗布量が多くなるために浸炭部への悪影響がありましたので浸炭防止剤は使用できませんでした。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

鍍金が剥がれ浮いていたかも知れませんね。 弊社でも浸炭防止の銅鍍金をしています。 鍍金後に部品の摺動部を研磨し、研磨した摺動部に浸炭処理をします。 工程上、研磨部との境が剥がれ易く、同様の問題が生じます。 鍍金の密着性が重要です。 鍍金部を加工するのでしたら、剥がれにくい方法が求められます。 鍍金が厚いと皮膜がつながって大きく剥がれる場合があります。 薄いと部分的に剥がれるだけで、大きく剥がれないかも知れません。 試したことはないのですが… 参考になれば幸いです。 研磨時の加工方向で、剥がれ易い方が浸炭されていませんか? 剥離しにくい最適膜厚、浸炭防止に必要な最低膜厚については、私も具体的な数値を持っておりません。 恐縮ですが、何か分かりましたらご教示頂ければ幸いです。

noname#230358
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 メッキ後浸炭したい部分を研磨にて加工している部品です。 熱処理後金属顕微鏡にて確認したところメッキは密着しているように確認できました。 メッキ部が片側だけ剥がれるという現象が起るのでしょうか? メッキの膜厚はどのくらいが有効なのかまた剥がれにくくするためにどのような工夫が必要なのかアドバイス願います。

関連するQ&A

  • なぜ浸炭防止に銅めっきが有効的なのか?

    いつも、勉強させていただいております。 表題の件ですが、  浸炭焼き入れを行う製品に対して、浸炭防止の為に、鋼材の一部分に銅めっきを施しております。    なぜ、浸炭防止に銅めっきが有効なのか? 銅めっきを施した部分にはどうしてCが入って行かないのか? (入って行きにくい?) 参考になる文献・HPなどありましたら教えていただけますでしょうか? 宜しくお願い致します。

  • 材質による浸炭防止の効果について(硬くて加工でき…

    材質による浸炭防止の効果について(硬くて加工できない) お客様から加工された品物を浸炭熱処理しています。 φ30ミリ程度の内径にキー溝を浸炭処理後に加工する工程で硬くて加工しにくいとの指摘がありました。 浸炭防止剤(AVION)を塗り、十分に乾かしていますが処理後の表面硬度を測ると浸炭部分でHRC62程度、浸炭防止部分でHRC42程度です。 材質はSCM420です。 他品番のSCM415での処理は浸炭部分でHRC62程度、浸炭防止部分でHRC30程度です。(SCM415の材質で他のお客様から硬いと言われた事はまだありません) キー溝が高精度らしく切ってから浸炭防止剤で処理しても変形してしまうと指摘を受けました。 鋼材の材質で浸炭防止剤の効きは変わるものでしょうか? 硬度がまったく入らない浸炭防止剤はあるのでしょうか? 浸炭熱処理後の加工で良い方法はありますでしょうか? 宜しくお願いいたします。

  • 銅めっきについて

    銅めっきについて教えてください。 銅めっき(1020μm)でのピンホールの発生率はどのくらいのでしょうか?銅めっきはめっきの中でもピンホールの発生率は少ないほうなのでしょうか。めっき対象素材はSCM、SUSになります。また、硬質クロムめっきの下地処理としては、有効なのでしょうか?(ピンホールレス対策) 硬質クロムめっきのピンホールの発生で非常に困っています。 何かよいめっきであれば教えてください。よろしくお願いします。

  • 銅メッキについて

    銅メッキを完全に『はじく』コーティング剤、塗料なんて存在しますか? 逆に、銅メッキが剥がれにくいコーティング剤、塗料は何が良いでしょうか? 回答お待ちしております。 後行程で、銅メッキに漬けるのですが、さらに後工程で銅メッキが落ちて不良品が出ます。 メッキが落ちる面は、実際には捨てる部分なので、メッキは付かなくて良い面なのですが、 今の装置だと、どうしてもメッキが乗ってしまいます。ですので、メッキをはじく、もしくは、メッキが剥がれない塗料を先行程で塗れば、どうかと思いまして、質問しました。

  • タングステン合金に銀メッキ

    タングステン80%銅20%の合金に銀メッキ8ミクロン鍍金をしたいのですが、現在、真鍮や銅材と同じ工程でメッキしても密着不良を起こします。どのような工程が良いかお教え願えます。

  • 低温浸炭焼入れとは?

    熱処理でSCM415材の低温浸炭焼入れというのがあるようですが、低温浸炭焼入れとはどのような焼入れでしょうか? 参考書には浸炭焼入れしか記載されてませんでした。 (低温があるなら高温もあるのでしょうか?)

  • 浸炭材って時間が経つと太るのですか?教えてくださ…

    浸炭材って時間が経つと太るのですか?教えてください。 材質SCM415Hのパイプ状の部品ですが、浸炭処理後に外径と端面を研削しています。ところが研削後に測定した外径寸法が時間経過すると10ミクロン程均一に太くなるのですが(もちろん恒温室で測定しています)、浸炭処理による内部応力の影響なのでしょうか?外径寸法精度が厳しい部品なので困っています。太る原因と対策方法教えてください。 寸法は 外径185mm、内径90mm、長さ240mmです。

  • 銀鍍金の黒い斑点

    2ヶ月くらい前に出荷した銀鍍金の商品の表面に黒い斑点が発生しました。 鍍金工程は前処理銅スト、銀スト、銀鍍金3ミクロン、後処理にクロメ-ト処理 です。原因と対策、再加工方法を教えてほしいのですがよろしく御願いいたします。

  • 無酸素銅へのNiメッキ メッキ厚 不具合

    いつも拝見させて頂いております。大変ありがとうございます。 お手数ですがメッキ協力工場様へお願いしている電気Niメッキフープ材について質問させて頂きます。 ■現象;弊社は金属プレス加工業です。協力業者様に厚さ1mm幅40mm程度の無酸素銅の母材に電気Niメッキ(片側1.5~2μm)をしてもらったフープ材を購入し、平板形状のものをプレス加工しております。コイル全長は200~300mほどになると思われます。 メッキ工程は概略ですが、前処理のほか、ストライクメッキ、多槽メッキ、後処理(水洗乾燥)でやっていただいています。  ・御客様の指摘で同一フープ材の中からメッキ厚が規格の半分以下しか付いていないプレス製品が見つかりました。メッキの色調は通常は半光沢で若干白みがかっているのですが、その製品(数百個)は光沢のある黒味掛かった色調でした。ただ、その他のフープコイルでも光沢がある黒味掛かったものは出ているのですが、メッキ厚はしっかり付いています。ですので、色調だけが原因ではなさそうです。  ・メッキ屋さんの工程条件のモニタリングでも異常が出ていないということから現在原因の特定が非常に困難になっています。  誠にお手数ですが、このような事例で原因推定のアドバイスを頂けると非常にありがたい状況です。 よろしくお願いいたします。

  • 浸炭後、高周波で戻すと硬度はばらつくか?

    熱処理初心者です よろしくお願いいたします。 SCM420Hに浸炭処理後、高周波で焼き戻しをすると硬度はどのくらいになり 測定位置により値がばらつく事はないでしょうか また、 この場合の組織は何になるのでしょうか