低温浸炭焼入れとは？

質問

熱処理でＳＣＭ415材の低温浸炭焼入れというのがあるようですが、低温浸炭焼入れとはどのような焼入れでしょうか？
参考書には浸炭焼入れしか記載されてませんでした。
（低温があるなら高温もあるのでしょうか？）

回答No.2

noname#230359

クロモリ鋼に限ったことではありませんが、焼入れの際になるべく温度を下げると、結晶粒が細かくなり、材料を強化することができます。

回答No.1

noname#230359

浸炭温度は普通は９３０度Ｃ付近で行ないますが，浸炭時間を短縮し効率良くする為に１１００度Ｃ付近まで温度を上げて処理することがあります。

低い温度で行なう浸炭処理を（低温）浸炭焼入れ処理、高い温度で行なう浸炭処理を高温浸炭焼入れ処理と呼ばれます。

低温が主流か，高温が主流かは熱処理屋さんによって又，依頼する指示によって異なるんでしょうね。

いずれの場合でも８００度Ｃくらいまで冷却してから，焼き入れ処理を行ない、その後、低温焼戻し（約200℃×1h）を行ないます。

以上、書籍「JIS鉄鋼材料選択のポイント」からの紹介でした。
参考になれば幸いです。