• ベストアンサー

確定申告 源泉徴収

noname#239838の回答

noname#239838
noname#239838
回答No.3

※長文です。 >確定申告の基礎知識を教えてください。 「確定申告」を一言で言えば「所得税の【過不足】を【自分で】精算する手続き」のことです。 簡単なことですが、それをちゃんと教えてくれる人はあまりいません。(義務教育でも教えてくれないので当然といえば当然かもしれません。) (参考) 『所得税……確定申告|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2020.htm >【所得税の】確定申告は、……1年間に生じた所得の金額とそれに対する所得税の額を計算し、源泉徴収された税金……がある場合には、その【過不足を精算する手続き】です。 具体的には…… --- ・自分の1年間の稼ぎを元に所得税がいくらになるか【自分で】計算する  ↓ ・計算したら「源泉徴収で強制的に前払いさせられている所得税(源泉所得税)」の額よりも多かった   ↓ ・足りない分を【自主的に】追加で国に納めなければならない --- ということで、逆に…… --- ・「源泉徴収で強制的に前払いさせられている所得税(源泉所得税)」の額よりも少なかった   ↓ ・納め過ぎになっている分を国に申告すれば返してもらうことができる --- ということでもあるわけです。 *** この「自分の1年間の稼ぎにかかる所得税の計算」と「前払いしてある所得税との差額の計算」の【内訳】を書くための用紙が「所得税の確定申告書」ということになります。 なお、「所得税の確定申告書」は、【自分で作成して】【自分で提出して】【申告書の提出と合わせて所得税を納める(あるいは後で返ってくる)】ことになっています。 そして、【所得税を納める】場合は「翌年の2/16~3/15」の間に「申告書の提出と納税」を済ませなければならないルールになっています。 --- 一方、【所得税を返してもらう】場合は、【面倒くさいから何もしない(納め過ぎの所得税は国にプレゼントする)】でもかまいません。 もし、返してもらいたい場合は、【翌年の1月1日~5年間】の間に「所得税の確定申告書(還付申告書)」を国に提出すると、しばらくしてから自分が指定した口座に振り込まれます。(5年で返してもらう権利がなくなるということです。) なお、「国」の窓口になっているのが「国税局」や「税務署」で、普通は「自分の住所地を管轄している税務署」が窓口になります。 (参考) 『所得税……還付申告|国税庁』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2030.htm >【確定申告書を提出する義務のない人】でも、給与等から源泉徴収された所得税額……が年間の所得金額について計算した所得税額よりも多いときは、確定申告をすることによって、納め過ぎの所得税の還付を受けることができます。……還付申告書は、確定申告期間とは関係なく、その年の【翌年1月1日から5年間】提出することができます。 >税金の流れ、お金の流れを教えてください。 上記のように、【所得税】は、基本的に「自分で計算して【自分の懐から】国に納める」ことになります。 このとき、「(源泉徴収の仕組みで)国に前払いしてある(源泉)所得税」がある場合は、その分は納めなくてよいことは前述のとおりです。 --- ちなみに、「会社員やパートタイマー」のように【誰かに雇われて働いている人】の場合は、【雇い主(≒事業主、給与の支払者)】が【給与を支払うたびに】「税額表」というものを使って一定額の(源泉)所得税を差し引いて国に納めています。 なお、「雇い主」には「所得税の源泉徴収」の他に【所得税の年末調整】という手続きも義務付けられています。 「所得税の年末調整」は、一言で言えば「源泉徴収して国に前払いしてある(源泉)所得税の過不足を精算する手続き」のことです。 もちろん、「雇い主」は【自分で払った給与】以外分かりませんので、「自分が払った給与【だけ】」を元に精算すればよいことになっています。 ----- ということで、「会社員やパートタイマー」のように【誰かに雇われて働いている人】の場合は、【雇い主】が「(源泉)所得税の源泉徴収と年末調整」をしているおかげで【自分では何もしなくても所得税の過不足精算が完了してしまう】という人が多いわけです。 もちろん、「勤務先が複数ある」「自営業と兼業している」というような人は、「雇い主が行なう年末調整」だけでは所得税の過不足が解消しませんので、「所得税の確定申告」【も】しなければなりません。(前述の通り「納め過ぎ」の場合はしなくても問題ありません。) なお、「掛け持ち勤務」の場合は、「年末調整」は【1ヶ所のみ】でしか行ってはいけないことになっています。(そうしないと納税額が不足するからで、あらかじめ【自分から】雇い主に伝えておく必要があります。) >正社員ではなく契約社員が対象になるんですね? 「正」社員か「契約」社員かは、【雇い主の都合】ですから、「所得税のルール」とは【関係ありません】。 もちろん、「雇い主」のすべてがきちんとルールを勉強しているとは限りませんし、「ルールを知っているけど守らない」ということもあるので、【雇い主が勝手に決めた独自ルール】がまかり通っている職場もあるでしょう。 【仮に】、そういう職場にあたって【所得税のことで困ったら】「税務署」に相談すればよいです。 --- ちなみに、以下の「厚労省」の解説にある「労働者」が、ここで言う「誰かに雇われて働いている人」に相当します。 そして、「それ以外の人」が「(個人)事業主」です。(法律で決められたルールなので、本人がどう思っているかは関係ありません。) (参考) 『確定申告の相談に税務署へ電話相談するときの注意点 (更新日:2018/2/8)|林義章税理士事務所』 http://www.ysk-consulting.com/telephone-consultation/ 『さまざまな雇用形態|厚生労働省』 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudouseisaku/chushoukigyou/koyoukeitai.html ※「労働者」と「事業主」の違いについては、[5]以降を参照 ***** ◯補足1:「個人住民税」について 「個人の稼ぎ(所得)にかかる税金」は「所得税」と「個人住民税」と「個人事業税」の3つです。 ここでは、「個人住民税」について解説します。 --- 「個人住民税」は、「道府県民税」と「市町村民税」を合わせた呼び名で、「市町村(の役所)」が両方合わせて徴収するルールになっています。 ※「東京都」は「都民税」、「東京23区」は「特別区民税」が「個人住民税」に相当します。 そして、「所得税」と大きく違うのは、【自分で計算しなくてよい】ということです。 つまり、「待っていれば市町村の役所から通知が来る」ということで、「会社員やパートタイマー」など【誰かに雇われて働いている人】の場合は【雇い主経由で】通知が来ます。 --- 【ただし】、(所得税の確定申告と同じように)【自主的に】【市町村の役所に】「個人住民税の申告」をしなければならない人もいます。 詳しくは、【自分が住んでいる市町村の役所(の住民税担当課)】に確認してください。(「税務署」ではありません!) (参考) 【町田市のルール】『個人住民税の申告について|町田市』 https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/tax/shimin/shimin02.html ***** ◯補足2:「収入」と「所得」と「課税所得(課税される所得金額)」について 専門用語が嫌でも、【所得税で損しない】ためには、少なくとも「収入」「所得」「課税所得」の違いは理解しておく必要があります。 とは言え、言葉が難しくても、やっていることは「小学校の算数レベル」の計算ですから”慣れれば”どうということはありません。 基本的には、以下のような計算で、あとはその応用です。 --- ・収入-必要経費=所得  ↓ ・所得-【所得控除(の額の合計額)】=課税所得(課税される所得金額)  ↓ ・課税所得(課税される所得金額)×所得税率=所得税額 --- ネット検索すれば詳しい解説記事がいくらでも見つかりますが、いろいろ読んでも混乱するだけなので、同じ記事を何度も読み返すほうがよいでしょう。 たとえば以下の記事などは比較的分かりやすいと思います。 (参考) 『収入と所得は何が違うの?(更新日:2017年11月04日)|All About』 https://allabout.co.jp/gm/gc/14775/ 『所得控除って何?どんな種類がある?(更新日:2017年09月01日)|All About』 https://allabout.co.jp/gm/gc/177848/ --- 『所得税・住民税簡易計算機|Mikoto Works LLC』 http://www.zeikin5.com/calc/ ※「給与以外に収入がない人」向けなので、「給与(所得)の他にも収入(所得)がある人」は使えません。 なお、上記の記事でも説明されていますが、「給与所得控除(きゅよしょとく・こうじょ)」と「所得控除(しょとく・こうじょ)」は、【まったく別物】の控除ですから混同しないようにしてください。

関連するQ&A

  • 確定申告 源泉徴収

    宜しくお願いします。 正社員はともかく、契約社員以外の派遣や嘱託社員は確定申告や源泉徴収はありますか? また、契約社員で年末調整を行った翌年確定申告や源泉徴収はありますか? お金の流れが今一つ解りません。

  • 確定申告と源泉徴収票

    よろしくお願いします。 長く一つの会社で正社員として働いていたため、確定申告や源泉徴収票についてよく分かりません。どうかご教授下さい。 ・3月でA社(正社員)を退職(源泉徴収票あり)。 ・7月からB社で2ヶ月試用雇用、1ヶ月と数日正社員(源泉徴収票なし)。 ・10月中旬からC社で派遣社員。 と職場も給与体系も変化したので、確定申告の対象になるのではと思います(すみません、ここからよく分かってません…)。 確定申告のときは源泉徴収票が必要になります。 しかし、B社を退職するとき「源泉徴収票は発行しない」と言われました。こういうことってあるのでしょうか。 またC社(派遣会社)から、源泉徴収票がほしければ請求するよう通知がありました。まだ働いて1ヶ月ですが、請求すべきでしょうか。 基本的な質問で申し訳ありません。 どうか宜しくお願い致します。

  • 確定申告と源泉徴収について

    確定申告を初めてする予定です。 ネットでしようと思っています。 (1)確定申告に必要な源泉徴収票が足りず確定申告をした場合どうなりますか (2)確定申告をするのとしないのとでは住民税に影響が出るのでしょうか。 (3)書類に不備があった場合連絡等が来るのでしょうか。 私は1月正社員2月無職3月バイト4月~11月契約社員で働いています。 問題は3月に短期のバイトで複数に登録をしていました。 お恥ずかしいのですが明細など保管しておらずどこに登録したかも記憶が定かではありません。 覚えている限り源泉徴収票を出してもらうつもりですがもし不足していた場合のことが心配で仕方ありません。 アドバイスのほどよろしくお願いします。

  • [確定申告] 源泉徴収のあるものと無いものについて

    詳しい方おりましたら、教えてください。 過去QAを見ましたが、こちらのケースについて知りたいです。 通常、正社員として働き、その他に原稿料等で収入がありました。 相手先から、支払い振込み通知書を数通もらっていますが、 源泉徴収されているもと、されていないものがあります。 収入が30万前後のものがあり、今回確定申告をと思っていますが、 実は、一枚だけが、(源泉徴収のない通知書です)見当たりません。 年明け当初のもので、しかも微々たる金額でしたので、そのときは 確定申告などは考えていませんでした。 そこで、 1.見当たらない分について、(例えば)仮に、申告に入れないと、 その分は後から分かってしまったりしますか 2.こちらもあくまで、例えばですが、源泉徴収されていない分を 確定申告の中に加えていない方は実際に、いますか 3.支払い通知書がなくても、申告の際に入れるべきでしょうか。 その場合は、相手先から再発行してもらうべきでしょうか 他、副収入の申告全般についてですが 4.「普通徴収」にチェックをつけた場合でも、主たる勤務先に副業が わかる場合はありますか 5.必要経費などで、所得税が還付される場合でも、翌住民税で 結局税金支払額が多くなる可能性はありますか 6.収入の期間が1月1日~年末までとのことですが、これは実際に 振込まれた日、という考えて大丈夫ですか (他に日にちの基準について考え方がありますか) ちなみに副業でもらっている支払い通知書はすべて同じところからです。 源泉から、必要経費の関係で多少税金が返るかもと期待してましたが、 源泉徴収されていない分も申請した場合、結局追加の税になる可能性が 高いのでしょうか。 (すこしブルーです) 長くなりましたが、是非教えてください。

  • 源泉徴収されていれば確定申告はしなくてもよいのでしょうか?

    毎月源泉徴収で税金を引かれている場合は、アルバイトでも、どのような雇用形態であろうとも確定申告は、しなくてもかまわないものなのでしょうか? 

  • 源泉徴収未払いでも確定申告書に源泉徴収票を貼ってもよいのですか?

    こんにちわ。有限会社の経営者です。昨年度に会社を設立しました。社員は私一人です。毎月の私に対する給与として役員報酬という形でお金を受け取っております。この給与に対して毎月源泉徴収しなければいけないのですが、手続きを怠り、昨年9月より未納となっております。ただ確定申告は今月の15日締め切りなので、とりあえず未払いではありますが、いままでの源泉徴収票を書いて、確定申告書に張り付けてもよろしいのでしょうか?それともあくまでも会社が源泉徴収税を支払っていなければ、源泉徴収票を張り付けて申告してはいけないのでしょうか?アドバイスをお願いします。

  • 源泉徴収票について(確定申告?)

    知人の確定申告と源泉徴収票についてお聞きしたいんです。 知人は昨年6月に正社員として就職し、今年2月に退社しました。 それで収入が少なかったけど確定申告したいということで 源泉徴収票を見せてもらったんですが、(普通なら会社で処理済ですよね??) 支払い金額が82万ほど、給与所得控除後の金額が17万、 所得控除の額の合計額が68万、源泉徴収税額が0円、 社会保険等の金額3万6千、年調定率控除額が0円でした。 私と収入額が同じくらいなのになぜ源泉徴収税額が0円なのでしょうか? 私の場合、3万くらいありました。 これはすでに処理済ということでしょうか? やはり、確定申告に行くべきなんでしょうか? 知人の話では事業主が少し色んな面で対応がひどかったということで 気にしております。 月々の給与明細でも不明な点が・・・ (これは別の経理に詳しい知人に聞いた所、 税金対策でそんな書き方と言ってましたが・・・) 宜しくお願いします。

  • 源泉徴収されていないところの確定申告の書き方

    現在フリーでPCインストラクターをしています。 去年より契約した会社が増え、そこからは源泉徴収されない形でギャラをいただいています。(給与か報酬の扱いかもよくわかりません。) よって源泉徴収票はでない、と言われたのですが、その場合の確定申告の記載方法がよくわかりません。いままでの数社はどれも源泉徴収されていて源泉徴収票が年末に送られてきたので、それとあわせてどのように申告するのかアドバイスをお願いします。

  • 確定申告と源泉徴収について教えて下さい。

    高校卒業してから今の22歳までフリーターなので確定申告と源泉徴収などの仕組みについてわからないので教えて下さい。WIKIは見ましたがピンとこないのでわかりやすい説明をしてください。 まず僕は昼間と夜のアルバイトを掛け持ちしてます。 昼間は20万で夜は15万もらってます。この場合の所得税のだいたいの金額と源泉徴収りょうを教えて下さい。確定申告すると税金がもどってくるみたいですがそれはなぜですか?かけもちする場合一方になんらかの紙を提出するだけで減税されときいたのですがどういうことでしょうか?今まで多く税金がとられたと思うとガッカリします。夢のために汗水流してるのに…。わかる人お願いします。

  • 確定申告に必要な源泉徴収票にお聞きします!

    確定申告についてお聞きしたいことがあります。 一年の間に色々な会社やフリー契約を転々としました。 (1)会社からフリー契約 源泉徴収票をもらいました (2)派遣社員 派遣会社から源泉徴収票をもらいました (3)フリーの個人事業主からフリーの個人事業主として雇われる (50万以上) 源泉徴収票がありません。残っている資料は、振り込まれた銀行通帳のみです。請求書もなく、決められた金額が振り込まれただけです。 (4)派遣社員 派遣会社から源泉徴収票をもらいました 以上のうち(3)の源泉徴収票がありません。 雇い主に聞くと、請求書を書いて~と言われましたが‥ そこで質問です! ・私が作成した請求書を収入の証拠として、確定申告の資料にするのでしょうか‥? ・それともやはり、源泉徴収票が必要なのでしょうか? ・または、(3)はないものとして確定申告をすることはできますか? 長くなりまして、すみませんがよろしくお願いしますm(_ _)m