琉球王国に中国からの勅使（冊封使）が来訪した際、琉

質問

琉球王国に中国からの勅使（冊封使）が来訪した際、琉球王は自ら「守礼の門」まで出向き、「三跪九叩頭の礼（土下座して頭を三度地面に擦り付けて立ち上がることを3セット行う礼儀作法）」を行って迎えていたそうです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/三跪九叩頭の礼

沖縄を日本から独立させたいと考えている人たちがいますが、そういう歴史をどう考えているのでしょうか？その前に … そういう歴史があったことを知っているのでしょうか？もし仮にですが … 沖縄が日本から独立した場合、それに近いことが起こり得ることを覚悟しているのでしょうか？

回答No.3

IXTYS · ベストアンサー

こんにちは。　

中国の歴代王朝が周囲の国々との間に一種の外交関係を結び、それぞれの国の主権を保証したのは誰もが知っています。　琉球王国も明王朝と冊封関係を結んでいました。　

日本も一度だけ室町幕府の三代将軍、義満の時に明王朝との冊封関係に入りました。　その時にも明の使節に対する『三跪九叩頭』（さんさきゅうこうとう）の儀式は課せられています。　義満はこれを甘んじて受け入れています。　それには明確な目的があったからです。　明の永楽帝と臣下の礼を結び、勘合貿易で明から大量の銅銭（永楽通宝）を輸入し、日本に貨幣経済を定着させることでした。　この時、冊封使を迎えるための迎賓館として総金張りの金閣寺を建立したのでした。　　

日本は一度だけ自分から申し出て明王朝の配下に入ったのでした。　ここが琉球王朝や朝鮮王朝との根本的な相違点です。　しかも日本は15世紀の中盤から百年強に及ぶ戦国時代を経験し、各地に実力者が台頭し、産業、交通基盤が驚異的に整備されています。　戦国時代に日本で編み出された雑賀衆（さいかしゅう）による鉄砲隊のゲリラ戦法は世界に類を見ないほどに優れた戦術でした。　

東アジアの国々は中国王朝の配下に入ることで長く安寧を貪り続けて来ました。　彼らにとっては中国と言う強大な国家しか見えていなかったのです。　しかし、日本は違います。　江戸時代には鎖国政策を取ってはいましたが、長崎を通して欧州との交易は続け、ヨーロッパの進んだ科学技術にも精通していたのです。　

近代に入り、欧米列強が東アジアに進出した時、日本国だけが迅速な対応が取れたのでした。　これは決して偶然ではありません。　近年に至って、中国政府がAIIBを設立しても日本は決して共同歩調は取らない。　頑としてこれに加盟しようとしない。　ここが韓国との決定的な違いです。　韓国には中国と対等な関係で、これを拒否すると言う選択肢は初めから存在しないのです。　　

日本は古代からずっと独自の判断を取り続けて今日に至っています。　朝鮮半島が中国大陸の突起物でしかなく、植民地的支配を余儀なくされて来た。　しかし、日本は島であると言う特殊性を活かし、自主独立路線を堅守し、維持し続けているのです。

お礼

ご回答ありがとうございます！

>> 日本も一度だけ室町幕府の三代将軍、義満の時に明王朝との冊封関係に入りました。　その時にも明の使節に対する『三跪九叩頭』（さんさきゅうこうとう）の儀式は課せられています。　義満はこれを甘んじて受け入れています。　それには明確な目的があったからです。

足利義満が三跪九叩頭礼を行なっていたとは知りませんでした。勉強になりました。
細かなことで恐縮ですが …
>> 『三跪九叩頭』（さんさきゅうこうとう）
→ 『三跪九叩頭』（さんききゅうこうとう）

ありがとうございました。

回答No.2

oska2

＞琉球王国に中国からの勅使が来訪した際、琉球王は（中略）礼儀作法）」を行って迎えていたそうです。

その通りですね。
琉球王国に限らず、朝鮮でも同じ礼儀作法を行っていました。
※朝鮮の場合は、ソウル城城門外側で歴代朝鮮国王が冊封使を迎えた。
※韓国の正しい歴史では、一切記述がありませんがね。（笑）
明国・清国と冊封関係にあった国々は、全て同じ礼儀作法を行っていました。
琉球王国の場合は、清国と薩摩藩の二重支配関係にありましたよね。
再建した首里城を見ると分かりますが、本殿の左右に「清国用・薩摩藩用」の建物が建っています。
清国からの使者が来た時は、薩摩藩関係者は全て「存在しない様に隠れた」との事です。

＞沖縄を日本から独立させたいと考えている人たちがいます

昨年、沖縄に「独立を目指す政治団体」が誕生しましたよね。
本土でも、既に「沖縄は、要らない」と考えている方々がいます。
沖縄自治政府の翁長首席も、日本からの独立を考えています。
米軍よりも、人民解放軍の常駐を期待している？

＞そういう歴史をどう考えているのでしょうか？

そもそも、沖縄は「日本固有の領土」ではありません。
１６０９年に、薩摩藩が武力で侵攻。薩摩藩の実質的な属国となりました。
その後、明治維新まで「清国・薩摩藩の二重支配」を受けるのです。
薩摩への年貢を確保する為に、琉球王国は「与那国」を武力で征服・併合しました。
与那国島島民に対して、「人頭税」という非情に厳しい税を取り立てています。
明治政府が、「薩摩藩の支配だから、日本に併合だ」と琉球処分を行いますよね。
琉球王国政府・琉球国民は、「清国に対して、軍隊の派遣を要請」しています。
日清戦争の結果、琉球王国政府・琉球国民の希望は梅雨と消えました。
※実質的に、日清戦争の結果で琉球王国が沖縄県に決まった。
未だ、１５０年程前の現実です。
今でも、倭人は嫌いだ。沖縄は、琉球だ！という方は、案外多いですよ。

＞そういう歴史があったことを知っているのでしょうか？

当然、知っています。
日本は、国・為政者が決めた「正しい歴史」は存在しませんよね。
各自が自由に歴史を解釈する事が可能です。
約１５０年前まで、琉球王国だった。日本帝国が武力で王国を滅ぼした。
中国共産党の指導要綱では、「清国時代の失われた領土を回復する」との目標があります。
朝鮮半島と同じく、琉球列島・尖閣諸島も対象になっていますよ。
１９７２年までは、（アメリカ軍による軍政である）琉球政府が存在していましたよね。
この時も、日本復帰反対！を叫ぶ島民が多かった様ですよ。
アメリカとしても、ハワイ王国を滅ぼしてハワイ州にした手前「琉球王国の復活は望まなかった」のです。

＞沖縄が日本から独立した場合、それに近いことが起こり得ることを覚悟しているのでしょうか？

当然、覚悟しているでしようね。
米軍よりも、人民解放軍を！
自由主義よりも、共産主義を！
沖縄県よりも、琉球王国復活を！
以上、沖縄自治政府翁長首席の首長でした。^^;
という半分冗談は置いといて・・・。
沖縄県民が独立したい！と望めば、独立しても良いと思いますね。
約１５０年前まで、清国の属国扱いだったのですから。
じゃ、防衛はどうするの？
「憲法９条があるから、大丈夫！」という共産・社民・立民・希望のお題目は置いといて・・・。
中国政府は「日米安保があり、米軍が駐留している国を侵略する国は存在しない」と公式に述べています。
※安倍ちゃんの憲法９条改正に関して、改憲の必要が無い理由として述べた。
※米軍が駐留している間は、中国軍は日本へは侵攻しない。
つまり、沖縄の米軍が居なくなっても日米安保が正常だと日本は安全です。
スコットランドと違って、経済的な・財政的裏付けがありません。
たぶん、多くの沖縄県民は独立に反対します。

お礼

ご回答ありがとうございます！
確かに軍事的・経済的には、沖縄の独立は成り立たないですね。あり得ない話ではありますが、仮に沖縄が日米の手から離れてしまうと、沖縄人は江戸時代以前の生活水準に戻るか？中国に支配されるか？のどちらかしかないですね。実質的には中国が放っておくはずがないですから、中国人の支配を受けるしかないですね。中国に支配されるとなると、チベットやウイグル自治区の扱いとなり、「自由」を訴えただけで逮捕されたり、拷問されたり、殺されたりする様になることは覚悟しなければなりません。

回答No.1

as9

経済的に自立すること,地理的にややこしい国に近いので侵略されても自衛能力がない
電力を賄うための燃料や天然ガスは全て輸入,食料自給率
外貨をどうやって稼ぐかなどなど考えれば,独立なんてとても無理だと思いますが・・・

お礼

ご回答ありがとうございます！
確かに軍事的・経済的には、沖縄の独立は成り立たないですね。あり得ない話ではありますが、仮に沖縄が日米の手から離れてしまうと、沖縄人は江戸時代以前の生活水準に戻るか？中国に支配されるか？のどちらかしかないですね。実質的には中国が放っておくはずがないですから、中国人の支配を受けるしかないですね。中国に支配されるとなると、チベットやウイグル自治区の扱いとなり、「自由」を訴えただけで逮捕されたり、拷問されたり、殺されたりする様になることは覚悟しなければなりません。