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針葉樹にお詳しい方、教えて下さい
私の知っている針葉樹の特徴は、 ・葉が針っぽくあまり落葉しない。(チラホラ落ちてる気はしますが。) ・岩場や痩せ地や寒冷地で多く見かける。高地で背の低い松?を見る。 ・豪雪地帯で雪に埋もれても簡単には枯れない。 ・花や実がならない。 といった感じです。 こんなイメージを覆すような変わり者の針葉樹ってあるんでしょうか? また針葉樹は、広葉樹やマングローブやサボテン等とは どれくらい近しい/遠い種類の植物なんでしょうか?
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おおむね、質問者さんが書いていらっしゃるようなイメージでいいのではないでしょうか。 > こんなイメージを覆すような変わり者の針葉樹 受け売りで未確認ですが、スギ科のコウヤマキは扁平な葉を付ける由です。 > 針葉樹は、広葉樹やマングローブやサボテン等とはどれくらい近しい/遠い種類の植物 植物は、大きく「被子植物」と「裸子植物」に分けられます。 2大勢力ですが、針葉樹は、「裸子植物」です。広葉樹やサボテンは「被子植物」ですので、まったく別種、ライバル、というよりケンカ相手ですね。 恐竜が滅んだのは巨大隕石が地球に衝突したから、というのが定説のようになっていますが、もともと、餌だった裸子植物が被子植物に取って代わられていて数が減っていたので、恐竜は餌不足に陥って数を減らしていた。だから隕石が落ちなくても早晩滅んだはずだし、隕石の衝突後も生き残った恐竜も餌不足で最終的に死んだのだから、隕石衝突は恐竜絶滅の決定的な理由ではないという説もあります。 ちなみに、『花や実がならない』ですが、「松ぼっくり」=「まつかさ」を国語辞典で引いてみますと、『松の果実』(広辞苑)と書かれています。また針葉樹を「球果植物」ともいって、「果」の字があるので、「実はなる」と思ったほうがいいのでは、と思います。 それから、「マングローブ」ですが、マングローブという種類の植物、樹木はありません。 が、いちおう汽水域などに生える「一群の植物の総称」だと私は思っていたのですが、先日のNHK「ぶらたもり」でもやっていた話によると、海水と清水がいりまじる「場所」のことだそうです。 で、たもりさんは、ミッツ・マングローブさんの名前の由来について「納得」してました。
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- cactus48
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造園屋に勤務していますが、ほとんどの方々は針葉樹と言えばマツの ように葉先が尖っている樹木を思われます。確かに間違いではありま せんが、例えばイチョウも立派な針葉樹です。他にもイチイ、イブキ、 スギ、トチノキ、ヒノキ、ヒバ、クリスマスツリーでお馴染みのモミ も針葉樹となっていますし、エゾマツ、クロマツ、カラマツ等も針葉 樹です。イチイの葉を良く見ると確かに葉先が尖っているように見え ますが、触れても痛くありませんし葉も細く平らです。 知らない人は葉の形状で針葉樹か広葉樹かと判断してしまいますが、 正しくは葉の形状ではなく「裸子植物」か「被子植物」かで分類がさ れています。裸子植物は種子の元になる胚珠が剥き出しになっている 物を言い、被子植物は種子の元になる物が子房と呼ばれている物に覆 われている物を言います。 だから必ずしも葉先が尖っている樹木が針葉樹とは言えないと言う事 です。 針葉樹と広葉樹の大きな違いは、針葉樹は日光をたくさん得ようとし て上へ上へと枝を伸ばします。広葉樹の場合は枝を左右に広く伸ばそ うとする習性があります。これだけでも違いは分かるはずです。 サボテンは本来は多肉植物として扱われてました。余りにも種類が多 いので、数十年前から分類されサボテンと多肉植物に分けられました。 根本的に違うのは樹木ではなく植物(草花)と言う事です。サボテン の場合は樹木に対して近いとか遠いとかの植物とは違います。 考えて見ましょう。樹木には年輪がありますが、サボテンと多肉植物 には年輪がありません。 木の葉サボテンと言うサボテンがありますが、葉は肉厚で葉も尖って いません。茎は樹木のように固いのですが、年輪等はありませんから 葉があるからと広葉樹扱いにはなりません。
お礼
イチイ、画像検索してみました。 数度見て触れた事もある木でしたがこれは針葉樹だったんですね。 必ずしも葉先が尖っているとは限らないんですね。 そしてサボテンは草花なんですね。 7~8mはあろうかという巨大な姿のものも居ますが。 そういえば巨大なバナナの木・・も草でしたね。 サボテンも含め草も不思議な存在ですね。 興味深いお話です。ご回答ありがとうございます。
- ryuzin
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>・岩場や痩せ地や寒冷地で多く見かける。高地で背の低い松?を見る。 ハイマツですね。這う様に育つので這松。高山だと足場が悪かったり風が強い等の理由で 通常の縦では無く横に育つ様になる場合がありますが、この松もその類です。 >・豪雪地帯で雪に埋もれても簡単には枯れない。 これは松全般に言える事に事なのですが、環境が劣悪に近い状態でも育つ事が可能です。 ハイマツの場合は酸性度が高い山で育つみたいですね。 逆に言えば植林で植えられまくっている普通の高度の山も酸性度が高かったりしてそれまで 植わっていた木が育たなくなってしまっている可能性もあります。つまりほったらかしたらお終いに近い。 ・花や実がならない。 近頃ニュースでも報じられてますが「はるよこい」等の改良品種の可能性もあります。 上述のほっとらかしの元植林地の杉等の寿命や伐採後の土留めを理由に樹木の変更を 行わないと洒落にならない状態なのを何とか軽減する為に作られた品種です。
お礼
あれはハイマツで酸性の高い山で育つんですね。 そして無花粉スギや植林関係の事情、土質など色々あるんですね。 ご回答ありがとうございます。
最初にお断りしておきますが、「針葉樹にお詳しい方 」ではありません。でも、「自然」には関心を持っています。 こんなイメージを覆すような変わり者の針葉樹ってあるんでしょうか?……「針葉樹」に限らず、まずは「生き物というのは変わり者であり、さらに変わり者がいる」と考えた方が良いと思います。というのは、「すべての生き物が、環境に適応して生きているのですが、私たちがすべての環境を理解しているわけではないから、変わり者が出現します」……「え~~、こんな生き物いたの~~」というような具合です。 ・葉が針っぽくあまり落葉しない。(チラホラ落ちてる気はしますが。)……おおむねその通りだとと思います。ただ、カラマツは落葉します。「落葉松」と書きます。 ・岩場や痩せ地や寒冷地で多く見かける。……「岩場や痩せ地」は局所的なものであり、「寒冷地」は、どちらかというと地球規模の気候帯として理解した方が良いと思います。比較は無理だと思いますが、「岩場や痩せ地」では、針葉樹に限らず「発芽しやすい」です。 高地で背の低い松?を見る。……高山帯の全面を覆っているわけではありませんが、「ハイマツ」というのがあります。 ・豪雪地帯で雪に埋もれても簡単には枯れない。……広葉樹だって枯れているわけではありません。春になれば芽が出てきます。(*^_^*)冬のしのぎ方と地方によって生き延び方が異なるだけだと思います。人間だってあるでしょ。(*^_^*) ・花や実がならない。……派手でない、目立たないだけです。
お礼
あの黄色い紅葉と絨毯は落葉松だったんですね。 >「岩場や痩せ地」では、針葉樹に限らず「発芽しやすい」です。 >冬のしのぎ方と地方によって生き延び方が異なるだけだと思います。 そうなんですね。 他の草木の花の様に注目され伝聞され知る機会が乏しいだけで 針葉樹も花も実もあるんですね。 ご回答ありがとうございます。
- tzd78886
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イチョウも「針葉樹」です。針葉樹も花や実はできます。杉の花粉が問題になるのも花が咲くからですね。花粉の媒介を虫に依存しないので蜜は出さず目立ちもしません。
お礼
イチョウは針葉樹だったんですね。 人間にとって花らしい花が咲いていなくても、花や実はできるんですね。 ありがとうございます。
お礼
>コウヤマキ 広めの葉っぱになるんですね。ありがとうございます。 >『松の果実』 日常的に慣れ親しんだ果実とは遠い気もしますが、果実なんですね。 そしてマングローブは何やらその名前自体がややこしい存在なんですね。 詳しく知ろうとするほど一般的な感覚からは遠ざかるものなんでしょうか。 ご回答ありがとうございます。