• ベストアンサー
  • 困ってます

植生で針葉樹が強い?

  • 質問No.5109878
  • 閲覧数553
  • ありがとう数4
  • 回答数3

お礼率 58% (135/232)

植物の植生の変化は一般的には背が高い植物が優勢であり 中でも針葉樹は日陰にも強く 背も高くなり 広葉樹よりも優勢であると思うのですが 日本の樹林を見ると(植林を除いて)必ずしも針葉樹だけではありませんが何故でしょう、もっと複雑な要素があるのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • 回答No.2
  • ベストアンサー

ベストアンサー率 56% (29/51)

針葉樹(裸子植物)は古い時代の植物で、その後に出現した被子植物の方が、様々な点で、環境に対する適応力があります。つまり、被子植物の方が裸子植物より「強く」、「優勢」なのです。

スギを例にします。
自然植生でスギが生育している場所は、ブナ帯の一部です。
広い面積を占めるブナ林の中には、岩が多い尾根、地下水位が高くて過湿になる場所があります。そういう場所にはブナが生育できません。
そこにスギが集団的に生育しています。「天然スギ」の生育地は、たいてい保護地になっているので、検索して調べてみてください。

では、何故、針葉樹を植林するのでしょうか?
これは、広葉樹より針葉樹の方が利用価値が高いという時代背景がありました。そのため、天然の針葉樹だけでは足らないから、広葉樹林を伐採して、針葉樹を植える必要があったのです。

天然のスギが生育している場所は、必ずしもスギにとっての好適地ではありません。岩場や過湿地ではなく、肥沃な土壌の方がスギの成長も良いのです。
ところが、スギを良い土地に植えて放置すると、広葉樹との競争が生じます。肥沃な土地では広葉樹の方が良く育ち、スギは負けてしまいます。そこで、スギが大きくなるまで、人間が手助けをしてやる必要があります。それを、林業では「下刈り」と呼びます。植えたスギよりも背が高い、または、背が高くなる恐れのある植物を刈り取る作業です。

スギが、ある程度の大きさになり、葉が密生してくると(林冠が閉鎖するという)、林床が暗くなるので、新たに競争相手となる広葉樹が伸びることはありませんので、放置できます。

植物がどのくらい大きくなるか、ということは土地(気候、土壌)条件で決まります。一方、「強い、弱い」というのは、植物の種類間の競争で決まります。大まかに言えば、この2つの条件の組み合わせで植生の中身が決定されます。

要約すれば、特殊な土地条件下では針葉樹が広葉樹より優勢になる。
     大部分の土地条件下では広葉樹が針葉樹より優勢になる。
より詳しく勉強するときのキーワードは「気候的極相、土地的極相」、「生理的最適域、生態的最適域」です。
お礼コメント
drgreen

お礼率 58% (135/232)

大変詳しい説明有難うございます、なんか疑問が解決したように思います。被子植物の方が裸子植物より優勢で針葉樹より広葉樹の方が優勢と言う事が調べた範囲では判りませんでした、針葉樹が人間には利用価値が高いのは真っ直ぐで大きくなり 加工もし易く成長も早いからですよね?何となく例えば針葉樹と広葉樹を一緒に植林すると針葉樹の方が優勢になるような気がしていました。なぜ広葉樹が優勢なのか勉強してみます。
あと最近目立つのは竹林ですが 竹は植物の植生の強さではどうなんでしょうか?
投稿日時:2009/07/11 02:59

その他の回答 (全2件)

  • 回答No.3

ベストアンサー率 31% (221/705)

自然の森林の最終の姿を「極相」といい、理論上は「陰樹」(日陰でも育つ樹)で
被われる(日光が少ないと育たない樹は暗い森林の中では育たないため)のですが、
現実の森林には様々な外界からの圧力があり、常にギャップ(樹が倒れて空き地ができること)が生じますので
そこに、初期成長が早い樹が侵入します。

本州のような暖帯~温帯では、クスノキ、カシノキ、ブナ、シイ、ツガが代表的な陰樹で
必ずしも針葉樹ではありません。
北海道など冷帯~亜寒帯になるとトウヒやツガなどの類が陰樹になりますが、
上に書いた圧力の影響で、針広混交林が広く分布します。

なお、針葉樹の植林が多いのは、#2の方が書いている利用価値もありますが、
針葉樹の方が利用できる大きさになるまでの時間が圧倒的に短いこともあります。
広葉樹材の主な用途は家具や内装ですが、これらに使えるようになるには
数百年というのが一般的で、杉などの数十年とは桁が違います。
お礼コメント
drgreen

お礼率 58% (135/232)

変身遅くなり申し訳ありません。
詳しい解説有難うございました、極相林は調べていくうちに理解した言葉でしたがクスノキ、カシノキ、ブナ、シイ、ツガなども陰樹なのですね、夏には中部の山岳地帯に行ったりしますがこれらの木々が良く茂っているのを見かけます、これらの木は本当に綺麗で大好きです、木々の成り立ちを少しでも理解できれば旅した時に見る面白さも増しますので本当に良かったです。
皆さんのおかげでずいぶん理解できました、有難うございました。
投稿日時:2009/07/17 23:16
  • 回答No.1

ベストアンサー率 14% (343/2433)

針葉樹は寒帯の植物のような気がします
熱帯や亜熱帯の地域だと広葉樹の方が多いのでは無いでしょうか?
南限と北限や高度による温度の違いなどで生育条件が変ると思われます
熱帯のアマゾンでは針葉樹が生えてるのでしょうか?
お礼コメント
drgreen

お礼率 58% (135/232)

もちろん針葉樹は寒さに強い種ですので熱帯地方には少ない(無い?)でしょうがここでは日本国内の地域に限定させてください、スギヒノキは全国で見られますが もちろん木々の全てではありません。
広葉樹の下にスギヒノキの芽が出て 少ない日光の元で育っていき やがて広葉樹を超える高さに成長する。日光が届かないと生育が難しい広葉樹はやがて淘汰されるというサイクルは数万年の生物サイクルの中で顕著な現象となるように思いますがどうなんでしょう。
投稿日時:2009/07/08 23:49
関連するQ&A

その他の関連するQ&Aをキーワードで探す

ページ先頭へ