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ソニーがトリニトロンで失敗したのは事実か
ソニーはトリニトロンブラウン管に固執した結果、薄型テレビで遅れた(シャープやパナソニックが勝った?)と言われていますが、本当でしょうか? クオリアの失敗と混同しているわけではないのでしょうか? わざとハイビジョンブラウン管を買う人間は一定数いたと思うのですが。
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それ、トリニトロンが失敗したのではなく、大儲けしたために、次の戦略が打てなかっただけです。その意味ではご質問は正しいです。 同じことをソニーはスマホでもやっています。Androidに手を出したのが国内では最後発になります。 テレビも現場や開発陣は悲鳴のように上申し続けたけど、経営陣がウンと言わなかったんだって。
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失敗ですね。 大騒ぎしてベタ褒めする人が一部いても庶民は安くてそこそこのものを求める人が多数派です。 高くて高性能は業務用では需要があっても家庭用では需要がありません。 もちろんメーカーは社会的成功者は家に大画面テレビを置くのが常識だと、こだわるならウチのテレビが定番だと、印象操作をしますけど多数派は信じずやっぱり少ししか売れません。 最初からやり方に無理があったと思います。
- eroero4649
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どうでしょうね。ただ、トリニトロンのクオリティに対するユーザーの信仰みたいなものは今の若い人には想像もつかないほどでしたから、「これだったら薄型テレビとしてはSHARPのほうが安いしそんなに差がない」とか「SONYにしてはクオリティが低い」っていうのはあったかもしれないと思いました。 SONYが落ちぶれたのは、SONYらしさである自由でユニークな発想がなくなったからですよ。今の40代半ば以上の世代には熱狂的SONYファンというのが結構いたのです。ラジカセが主流だった時代に「音楽をイヤフォンで聴こう」という新しい音楽の聴き方のスタイルを提案したウォークマンとか、登場した当初はあまりにインパクトがあったデザインだけど、持ってみたら「ものすごく使いやすい」というのが分かったプレステのコントローラーとか、そういう自由で遊び心が溢れているのがSONYらしさだったのです。 でも今のSONYにはそういう新しさはどこにもありません。絵に描いたような大企業病にかかった姿があるだけです。
- 92128bwsd
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事実だと思います。薄型テレビへの大きな変化に乗り遅れたのは、それだけトリニトロンが優れていてブラン管の世界では他社を圧倒していたから。技術と品質に自信があっただけでなく、ブラウン管を作るのは装置産業でもあるので、有形、無形の資産、人材がありすぎてそれらを捨ててまで新しいトレンドに飛びつけなかったでしょう。 > わざとハイビジョンブラウン管を買う人間は一定数いたと思うのですが。 そう言う人もいたと思いますし。ただ、ブラウン管ではサイズに限界があり、せいぜい36インチくらいまで。フラットTVからすると小型ですよね。その割には重さが100Kg以上になり、設置も消費電力も大変で割に合いませんでした。その間にも液晶の画質がどんどん上がっていって、結局ブラウン管は駆逐される運命にありました。
- okok456
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そうですね。 デジタル放送によりアナログ放送より画質・音質は向上したようですが 液晶TVはブラウン管TVの画質に劣り、デザインを重視したために貧弱はスピーカーしか内蔵していない機種がほとんどです。 高画質と言われる有機ELでさえブラウン管に迫る画質ですね。 「ソニーユーザーは品質(画質・音質)を重視する。」と判断し ソニーユーザーは高画質なブラウン管を選ぶと考え 薄型TVの開発に力を入れなかったようです。 ソニーのトリニトロンブラウン管TVがNo1だったのは高画質であることだけでなく。 TVはSONYというイメージを派手な宣伝で確立していたからでしょう。 日本では地デジ化、イコール、液晶TVへの買い替えというイメージとエコポイントと 液晶TV普及の追い風が強かったですね。 ビデオデッキでも画質で勝るベーターマチックとVHSとの競争と似たところが有るようなきがします。 余談 得意先などを訪問すると色調のズレたTVを時々見かけます。 高性能カメラを持っていても、カメラおまかせモードしか使っていない人か多いようです。 ソニーがブラウン管TVと液晶TVといの画質の差をガンガン告知していれば多少違ったかもしれませんね。 我が家も地デジ化約3年後に液晶TVに買い替えました。 家族の反応は 妻:音が悪すぎる。 息子:ゲームの動きが遅い 私:肌色を調整しきれない。 慣れとは恐ろしいもので最近はほとんど気にならなくなりました。 「悪貨は良貨を駆逐する。」ですね。
- fujic-1990
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> ソニーがトリニトロンで失敗したのは事実か いえ、トリニトロンは「大成功」だったと思います。画面が明るくて「さすがはソニー」ともてはやされていたと記憶しています。 その成功体験が、後のテレビの薄型化競争に負ける原因ともなったようですが、大成功体験が後の競争に失敗する原因となった、というのはよくある話です。 トリニトロンは画期的は発明で、実際性能も評判・売れ行きもよかったので、その売れ行きを食ってしまうはずの薄型テレビ開発に消極的になったのは、企業としてはしかたないことだと思います。 自分で自分の成功を台なしにしてしまえるのは、よほどの天才でしょう。 凡人の私としては、『トリニトロンで失敗した』という表現には同意できません。失敗というならβ方式のビデオのほうが問題かなぁと思います。性能は良くても売れなかったのだから、さっさと見切りを付けるべきでした。 他方、シャープはカシオとの電卓戦争でつぶれかけたと言われています。 倒産から救われたのが、電卓での「液晶」の採用だったので、「これはいい!」と液晶にのめり込んでいったわけで、そういう単体勝負に近いシャープと、多品種の先進的研究・生産のソニーが液晶で競争しても勝てたかどうかは疑問です。 本気で資金を投入して、それでシャープに負けていたらもっと傷は大きかったかもしれません。その可能性は大きかったと思うので、その意味でも、『トリニトロンで失敗した』という表現には同意できません。 ついでにいうと、現パナソニック、旧名「松下電器」は、別名「まねした電器」と揶揄されるくらいの二番手商法で、風向きを読んで強い方に付く(強いほうに付いて、生産量で追い抜く)感じでしたので、液晶技術としてはシャープの付録。ソニーも、「パナソニックに負けた」という意識はなかったんじゃないでしょうか。