ガン細胞って強いとききましたが

質問

初心者の素朴な質問です。

ガン細胞はとても強くてどんどん増えてくれると聞きました。

そんなスーパー細胞がどうして病気を起こして人を殺すのか分かりません。

ガン細胞が人を侵す仕組みを教えていただけませんか。うまく利用してスーパーマンの原料には使えませんか。

回答No.8

parts · ベストアンサー

Ｑ／ガン細胞が人を侵す仕組みを教えていただけませんか。

Ａ／既に回答があるように、単に食事しかしない細胞で、無秩序に増えるため、それによって内蔵や血管機能、皮膚機能の障害（本来持つ機能を失う）が起き、人が弱っていきます。消化管などで起きて、癌が大きくなれば、消化管が詰まる（閉塞する）こともゼロではありません。癌というのは、人を人の形にとどめることさえも忘れた人の細胞です。

Ｑ／うまく利用してスーパーマンの原料には使えませんか。

Ａ／現状で言えば、テロメラーゼを無くした細胞が、正常にコピー能力を維持して、ずっとルール通りのコピーを続けられるかというのが、難しい部分なのですよ。テロメラーゼはそこに、限界を与えることで、人の生存能力としての形を保とうとしていると考えることが出来ます。

もう少しわかりやすく言いますと、人の体は受精して細胞分裂を繰り返し胚となり、そこから人の形になっていきます。最終的に30兆以上の細胞の集まりとなり、その細胞一つ一つが役割を持つことで、人になるわけですが、子供頃と大人になってからでは、細胞の数は変化しています。成長する過程でさらに細胞数は増えるのです。

じゃあ、その数を制御するのは何でしょう？ということを考えると、そこにテロメラーゼと呼ばれる酵素（テロメア）が何らかの形で関与している可能性があります。もし、それを排除したら・・・がん細胞とは違うかも知れませんが、さらに大きく成長しようとする可能性もあるわけです。

そもそも、がん細胞は無尽蔵に増える機能不全の細胞ですが、テロメラーゼが生きていれば、機能不全の細胞でも、数ヶ月もすれば生まれ変わり死ぬ訳です。即ち、実際に何千個の癌が生まれていると世間では言いますけど、無尽蔵に増えず機能を失っただけの細胞ならもっと無意味に壊れた細胞は多いとされます。

もしも、その可能性がある中で、テロメラーゼを廃した遺伝子組み換え技術を人に応用したら・・・。果たして人は10年生きられるのでしょうか？まあ、癌のメカニズムは進行が早いものと、遅いものなどいくつかあり、90年代以降、部位毎にある幹細胞のがん化などが関わっているのではないかなどといった方面にも広がっており、必ずしも癌で死ぬ人が増えるとは言いませんが・・・。

壊れる部分がテロメア＋細胞機能性なら、がんです。壊れる部分が細胞機能性だけなら、壊れた細胞です。テロメアだけなら、仕事はするが・・・分裂は無秩序にするでしょう。あれ・・・癌っぽいよね？ってね・・・。良性のしこりとか、良性腫瘍というのはそれに該当するとしたら？

要は、テロメアを消せばそれで万事上手くいくことではありません。テロメアの代わりに細胞の分裂を制御し、回数だけを無制限にするという役割を何かが持たないといけないのです。また、もし癌というものが、遺伝情報コピー時の失敗や細胞の破損で生まれるなら、分裂が無制限な細胞が生まれ続けるということは、不正な細胞も今まで以上にたくさん出来る可能性があることを忘れてはいけません。

単細胞生物には、こういう問題がないのです。なぜなら、単細胞だからその細胞が生きればOKです。たとえ当初の細胞情報と今の情報が違おうが、増えればOKです。しかし、多細胞から分化する生き物は、細胞同士に役割があり、どうしてもコピーのミスが個体の生き死にに直結します。そこで、考えたのが分裂限界と生殖による子孫の繁栄です。大きくなりすぎてしまえばいつかは、分裂ミスから自らが自らを苦しめることを計算し、子孫という形で、１つの細胞に戻し、それを育てて増やすという方向を選んだと思われます。そして、その個体として細胞全体を一つの意志が、制御できる期間の限界を生み出したのが、テロメアであると考えれば良いかと思います。

まあ、科学ではあまりこういう発想はないですから・・・スーパーマンやスパイダーマンも作れるかも知れません。人類はどこまで挑戦するか分かりませんが、ただそのとき、それの第一号になった人は、人ではなくなるでしょう。特に、時間が経過したときに、想定した科学的な人のあり方とは違うものになる可能性も高いと言えます。

お礼

専念的な仕組みを分かり易くご説明いただきました。機能不全の細胞なのですね。お答えありがとうございました。

回答No.7

takochann2

癌などの悪性細胞の特徴（定義）は、必要以上に細胞がいつまでも増え続けること、勝手にほかの場所に飛んで行って、そこで定着して増えだすことの二つです。
　そのような細胞がどんどん大きくなり、正常な臓器を圧迫して機能不全にさせる。不必要な物質（ホルモンや炎症性化学物質など）を無秩序に分泌してヒトの正常な生理機能を攪乱する。癌細胞が栄養をひたすら吸収してヒトの栄養状態を悪化させる。ということで人を弱らせます。
　癌細胞が強いかということについては、活発に分裂増殖する細胞は一般的に弱く、抗がん剤や放射線ですぐ殺されます。癌細胞は殺すよりも多く増えるので、その点がスーパーといえますが個々のがん細胞は極めて脆弱です。例外はありますが、抗がん剤を飲んで放射線を全身に照射して、癌細胞数が減るのは正常な細胞より癌細胞が弱いからです。逆ならば、癌細胞だけが生き残って逆効果になります。
　スーパーマンを作れるかということですが、ヒトを構成する細胞が出自でありながら、無機で制御困難であるという点が癌細胞の特徴で、癌細胞で人を作ったら全く機能しない肉の塊になってしまうでしょう。そして抗がん剤をその出来損ない生物に軽く撒いて、放射線を当てればすぐに死んでしまうでしょう。

お礼

ガン細胞って本当に出来損ないで特徴ありますね。お答えありがとうございました。

回答No.6

wormhole

>細胞は３月で自殺して子どもが後を継ぐらしいのですが、

がん細胞は、その自殺するという機能も欠損してるんです。

お礼

仕事をしないのに長生きされても困りますね。お答えありがとうございました。

回答No.5

nazumag

すべての病気が無くなったら医学は必要無くなるのですね」←それは無いと思いますよ・・

病原菌も進化して　新しいタイプの病原菌になる・・

医学も　それに合わせて進歩すれば良いし　病気って予防する事も出来る・・

人間は　そういった環境に対処する素晴らしい知能を持っています・・

お礼

医学の進歩によりこの世から消滅した病原菌もあるようなので、撲滅すれば感染性の病気は無くなるのは夢ではないようなのですが、病原菌を退治するのは難しそうですね。お答えありがとうございました。

回答No.4

nazumag

そんなスーパー細胞がどうして病気を起こして人を殺すのか分かりません」←癌細胞だけで無く　色んな病原菌も居ますよね・・

でも・・・そういったのが　あるからこそ　医学の進歩がある・・

病気が無い世界なら　医学は進歩しない・・

この世にあるものは　全て　必要だから存在するのです・・

お礼

すべての病気が無くなったら医学は必要無くなるのですね。お答えありがとうございました。

回答No.3

eroero4649

はい、がん細胞というのは体のどこの細胞でも生まれ得る細胞なのです。というか、私たちの体では毎日5000個ものがん細胞が発生して日々体の免疫系によって退治されているそうですよ。

そのがん細胞は、本来のその細胞がやるべき機能を持ち合わせていない単なる役立たず細胞なのです。まさにがんですね。
例えば肝臓にがん細胞ができたとすると、本来の肝臓の細胞は体に入った毒を解毒するとかグリコーゲンを作るとかいろんな仕事をしているのですが、そういう決められた仕事を一切しないのです。

そのくせ、がん細胞には自己増殖能力が異常に強いという特徴があります。
普通の細胞にはテロメアと呼ばれる回数券のようなものがついています。細胞分裂をすると、テロメアの遺伝子の一部が切れます。ちょうど回数券を使うような感じです。そしてその回数券を使い切るとそれ以上細胞分裂は行われずに細胞は死を迎えます。
しかし、がん細胞にはなぜかテロメアがなく、際限なくどこまでも分裂をくり返してしまうのです。
もうひとつ、がん細胞には特徴があります。通常細胞分裂というのは減数分裂という分裂の仕方をします。わかりやすくいうと倍々ゲームです。1個が2個、2個が4個、それから8、16・・・と増えていきます。
しかしがん細胞は減数分裂を行なわないのです。1個がいきなり3個になったかと思うと、次が5個になり、突然13個に増えるのです。

こういう法則性のない細胞がテロメアを持たずにどんどん増えていってしまうのががんという病気です。前述のように、がん細胞は本来の仕事をしません。がん細胞に侵された臓器は本来の仕事ができなくなってしまうのです。やがてがん細胞は血管にのって全身に転移して、体のあちこちの臓器などが本来の仕事をしなくなっていきます。眼球ががん細胞に侵されれば、目が見えなくなります。肺ががん細胞に侵されれば、酸素を取り入れて二酸化炭素を出すことができなくなります。そうやって生命を維持することができなくなり、死んでしまうのです。

これだけ医学と科学が発達しているにも関わらず、肝心のがん細胞の正体については不思議とわかっていないそうです。なぜがん細胞にはテロメアがないのか、なぜ減数分裂をしないのか、その理由もメカニズムもまったくわかっていないそうです。

＞うまく利用してスーパーマンの原料には使えませんか。

先ほど、がん細胞にはテロメアが存在しないということを書きました。つまりがん細胞は元気なまま分裂をくり返すのです。しかしそれが暴走してしまうことが文字通りのがんなのです。
このことを教えてくれたがん研究をしているお医者さんに、「がん細胞にテロメアがないなら、上手いこと暴走せずにテロメアがない機能だけ通常の細胞につけることができたら、ひょっとして不老不死が可能になるのではないですか？」とぶつけたことがあります。
その先生はニヤリと笑って、「なかなか、面白いことを考えますね」といいましたね。

お礼

遺伝子治療とかで、正常な細胞からテロメアの無い細胞を動物実験してみると仕組みが分かるかもですね。しかし、テロメアが無いのに分裂する仕組みは謎ですね。お答えありがとうございました。

回答No.2

IDii24

手っ取り早く言えば浸食です。例えば人間の細胞はその部位の機能に基づいた、機能をつかさどる細胞が配置されていますよね。皮膚であれば呼吸をするとか発汗の機能。胃であれば食物を溶かすとか、肺なら風船のように広がって空気を送り込むとか。しかし癌細胞というのはそういう機能を持っていません。要するに不良品なんです。不良品が広がればその臓器は機能しなくなりますよね。だから病気になります。
癌細胞は強いわけではありません。元は人間の細胞と同じものです。つまり癌細胞を殺す薬品というのは正常な細胞も殺してしまうのです。だから薬が効かないというよりは、弱い薬しか投与出来ないというのが正しいです。
癌を抑える薬は正常な細胞も抑えるので髪の毛が抜けるなどの作用が出ます。筋力も落ちます。めまいもします。人間の細胞は3月で入れ替わるといわれていますが、最低3か月投与して新しい癌が出来ないようにするわけですが、新しい正常細胞も出来ないので完全に癌だけを抑えるのは厳しいのです。
癌を直すのはその部分を手術で切るしかないですが、切れない場所にあるとか、既に血液に乗って全身にばらまかれている場合は薬しか出来ないということになります。
だから早く見つけて切る。それしか根治する方法はないといっていいでしょう。

お礼

細胞は３月で自殺して子どもが後を継ぐらしいのですが、不良品が増えて行くのは不思議な現象ですね。お答えありがとうございました。

回答No.1

maiko0333

例えば、近所仲良くやっていたのが、１人引っ越してきたことで
不仲になったり気がついてみればあなた以外でグループになっていたというような
そんな状態と思ってください。

もちろん引っ越してきた人は同じ人間なんですが、すぐ人に取り入ったり、
話し上手で嘘でもなんでも本当だと思い込ませる面があり、すぐ癒着するのです。
あっちにつき、こっちにつきしながらあなただけほっておいて仲間を作って
あなたにみんなで悪さをするようになったのです。

ちょうど選挙のように新興勢力がみるみるうちに票を伸ばし、
議会の第一会派になってどんどん悪さをするようなもんとでもいいましょうか。

お礼

仲間を作るのが上手でそれでドンドングループを大きくしていくのですね。お答えありがとうございました。