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解析力学ですが

解き方が良く分からない問題があります。 解き方を教えてください。よろしくお願いします。 問題 曲線y=f(x) (a≦x≦b)をある軸のまわりで回転させてその表面積もとめ て、 S=2π∫y√(1+y'^2)dx これが最小になるよう、オイラーラグランジュで微分方程式に する問題があるんですが、微分式にできません。どうすればいいでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • KENZOU
  • ベストアンサー率54% (241/444)
回答No.2

>実はd/dx(∂L/∂y')の部分が計算できなかったのです。 むむ!確かにそうですね(笑い)。#1の回答は一般的な処方箋で、今の問題の場合、goldringさんが立ち止まってしまった計算をまともにやるのは大変ですね。実はLの形をよく見るとL=L(y,y')でLはxをあらわに含んでいませんね(∂L/∂x=0)。このようなケースではオイラーラグランジュの方程式は次のように簡単になるのです(証明は→※)。  y'(∂L/∂y')-L(y,y')=C(一定) (1) ∂L/∂y'=yy'/√(1+y'^2)となりますから(1)は ∴yy'^2/√(1+y'^2)-y√(1+y'^2)=-y/√(1+y'^2)=C (2) これから  y'=±√(y^2-C^2)/C  (3) 関数yは与えられた境界条件下でこの微分方程式を解けば得られます(←必要であればTRYしてください。ここではやりません;笑い)。 (※)  ∂L/∂y-d/dx(∂L/∂y')=0  (4) 両辺にy'を掛けると  y'∂L/∂y-y'{d/dx(∂L/∂y')}=0  (5) これから  y'∂L/∂y-d/dx{y'(∂L/∂y')}+y"(∂L/∂y')=0 (6) が得られる。ところで  dL(y,y')/dx=(∂L/∂y)y'+(∂L/∂y')y"  ∴y"(∂L/∂y')=dL(y,y')/dx-y'(∂L/∂y) (7) となるから(7)を(6)に入れて整理すると  d/dx{y'(∂L/∂y')-L}=0 (8) ∴y'(∂L/∂y')-L=C(一定)

noname#6907
質問者

お礼

なるほど!分かりやすい回答ありがとうございます。 y'とyの関係が分かりました。これからyを求めてみようと思います。頑張ります。分からなかったらまた投稿してしまうかもしれません(^^;)

その他の回答 (2)

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.3

KENZOU さんのご回答がありますので, 蛇足の補足をちょっと違った観点から. > 実はd/dx(∂L/∂y')の部分が計算できなかったのです。yがどんな形になるのか分からないので、> xで微分式まで具体的な形に出来ません。 まだ y は決まっていないのですから,それは当然です. 大体,y が決まっているなら,もういじりようがありません(^^;). 考え方は以下のようなものです. いろいろな関数 y をもってきて (1)  S=2π∫y√(1+y'^2)dx を計算してみます. もちろん,関数が違えば S の値が違います. ありとあらゆる y についてやってみて,S が最小になるものが知りたいわけです. でも,関数は無数にありますから全部試すのは不可能です. それで,関数 y を少し変えて(変分), S が停留値を取るように, という具合で Euler-Lagrange の微分方程式が出てきます. このとき大事なことは, (1)を取り扱っている段階では まだ y と y' は関係づけられてはいないということです. y と y' に関係があれば y は事実上決まってしまいます. したがって,ありとあらゆる y を試していることになりません. y と y' の関係を最初は自由にしておいて, S が停留値を取るためには y と y' が実はどんな関係にあるのか, を調べる,というのが筋書きなのです. それから,質問内容は解析力学というよりは, 変分原理や Euler-Lagrange の手法(解析力学でとても大事)になれるために 表面積の問題を練習しようというのでしょう. 質問の S は回転体の側面積であって, 全部の表面積は上底と下底の分を加えないといけませんね. それとも f(a)=f(b)=0 というような条件がついている? (1)からすると x 軸の周りに回転させているようですが, それなら恒等的に y=0 という関数が表面積の最小値ゼロを与えるのは ほとんど自明です. したがって,曲線の長さが一定という条件の下,などがないと 問題として意味をなさないように思います.

noname#6907
質問者

お礼

鋭いアドバイスありがとうございます。 とてもためになります。

  • KENZOU
  • ベストアンサー率54% (241/444)
回答No.1

L=y√(1+y'^2)とおくと与式は  S=2π∫Ldx  (1) Sが最少になるためには次のオイラーラグランジュの方程式を満たすことが必要で、具体的な形は次のようになります。  ∂L/∂y-d/dx(∂L/∂y')=0  (2) (2)の左辺は、  ∂L/∂y=√(1+y'^2)  ∂L/∂y'=yy'/√(1+y'^2)  d/dx(∂L/∂y')=・・・(←フォローしてみてください) ということで、与えられた境界条件で微分方程式を解くことになります。 この問題は変分原理というジャンルに属するもので、変分原理とは??で下記URLが参考になるかな。。。 (P.S) <注意>には今後注意してください。

参考URL:
http://hb3.seikyou.ne.jp/home/E-Yama/HenbunMethode.PDF
noname#6907
質問者

補足

KENZOUさん、 回答ありがとうございます。 しかし、実はd/dx(∂L/∂y')の部分が計算できなかったのです。yがどんな形になるのか分からないので、xで微分式まで具体的な形に出来ません。 ここをどうすればよいか教えていただけないでしょうか?

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