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日銀が期待しているインフレと悪性なインフレとの違い

asuki07の回答

  • asuki07
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回答No.10

> お金は必要悪なのでしょうか。これだけ > モノが豊かに出回っているのだからイン > フレにならないというのは無知の言わせ > ることなのでしょうか。 問題の本質は「インフレであること」ではなく、「お金の流動性が保たれること」であり、「お金の流動性を保つためには緩やかなインフレが好ましい」ということです。 「お金も物資も余っている、しかし社会制度としてルールとしてそれを受け取ることが出来ない人を沢山生み出して来た」のがここ20年の日本でした。 日本はここ20年、デフレにより多くの困難を招いて来ました。デフレの社会ではお金の価値が上昇して行くため、お金を溜め込んだ人ほど労働をせず、リスクも取らず、何もせずに、多くの実質所得を得ることになります。その最たるものが企業の内部留保300兆円以上などですね。お金を持つ人々がノーリスクでどんどんお金を貯めこんで行くことになるのがデフレの社会です。 そしてそのお金の溜め込み行為は投資がどんどん縮小していることを意味します。投資が縮小すれば世の中から仕事が減り続けて行きます。そしてどうなったか? 自殺者が量産される事態になったのですね。またそれが放置されたり、改革のための必要な痛みとして容認されるといった異常な政治政策も行われましたね。 公共機関、民間企業問わず、コネやお金のある人、あるいは雇用が法的に高いレベルで守られている人はそれほど収入は変化しない一方で、その枠の外にいる人には自己責任の名のもとに魔女狩りとしての社会的制裁が加えられる事態になったのですね。そんなデフレ経済が20年近く続きました。これとんでもないことです。 そしてこれは日本の有識者らによる政治的、人為的なミスによって引き起こされた事態なんですね。 先ほど書いたように投資が縮小を続け、世の中から仕事が減り続けていますから、普通に生活ができる収入を得られる枠がどんどん狭まって行くのですね。 そこで行われた対処策が、橋本内閣や小泉内閣で行われた改革なんですね。財政構造改革、社会保障構造改革、経済構造改革などを中心に行い、負の悪循環に拍車をかけて行きました。 お金も物も余っている、しかし社会制度としてルールとしてそれを受け取ることが出来ない人を沢山生み出してきたのがここ20年の日本でした。

kaitara1
質問者

お礼

何か電圧と電流の関係が比喩として役に立ちそうな感じがしてきました。デフレは今はやりのエコなのだろうかとも思いました。もう少し勉強してみたいと思います。

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