安倍晋三バカ事態、発生中

質問

• 安倍晋三バカ事態が発生中
• 武力攻撃発生・切迫・予測事態と集団的自衛権関係の存立危機・重要影響事態、国際平和共同対処事態が暴走中の安保11法案に加わっている
• 総理大臣がバカな場合、選挙や制度改革を通じて対処する必要がある

回答No.6

sync-mag · ベストアンサー

わたしも削除されるのは嫌なので、これまで安倍総理について直接的な悪罵は（できるだけ）避けてきましたが、それでも彼の言動には「バカ」という言葉が一番しっくり来る気がするときがあります。

　それはさておき、質問者様の質問はかなり深刻な問題を突いています。あの程度の頭の持ち主が総理大臣をつとめ（それも二度！）、安直きわまりないやり方で憲法を破壊しようとする事態など、考えてみるに実にシュールです。
　前置きはいいからではどうすればいいのか、というご質問についてですが、これにズバリと「回答」できる人はいないでしょうね。

　近代の民主国家は憲法、三権分立、普通選挙、秘密投票、多選禁止など、さまざまな工夫を凝らして特定のだれかに権力が集中しない仕組みを作りあげてきました。そのだれかが
「すぐれた」人物であるかぎり問題はなさそうな気もしますが、歴史はよい独裁者より、凡夫による多少混乱した非効率な政治のほうがメリットが大きいことを教えてくれます。でも、いくら凡夫でもバカでは困ります。近代国家のこれらの仕組みはバカを排除するためのものでもあります。
　しかしながら歴史は、それでもバカを排除できないのみならず、そのバカが権力の獲得、維持にだけ長けていることもあるとも教えてくれます。こういう人は妄想と現実の区別がつかないことが多いので、とても悲惨な結果を招きます。
　という歴史を知っているから、近代民主国家の国民は国家の原則を破壊しようとする者を阻止しなければならない、という常識をそなえています。この共有された良識こそが、バカが権力に近づく壁になっています。

　現状でも安倍政権に対して批判の声はあがっていますが、彼の度合いに比してあまりにも小さすぎます。安倍晋三は事実上のクーデターを遂行中だと理解していないのか、日本国は近代国家の原則に基づく国だと認識していないのか、自分たちが「主権者」だとの自覚がないのか、のいずれかでしょう。
　言うまでもありませんが、ここでは安倍原理主義者は度外視しています。この点に関して、彼らにはなにも期待できないので。

　では、なぜ日本ではかくも「日本」が軽視されているのでしょう。おそらく、戦後の日本が真に独立国ではなかったからだと思います。
　たしかに憲法はあります。それも他国に自慢できる立派な憲法です。しかし、わが国では日米地位協定・日米安保条約のほうが上位におかれ、司法の独立もこの点ではまったくの画餅にすぎません。
　アメリカとの力関係から仕方ない、と訳知り顔で解説してみせる人もいますが、実際の政治家や官僚の行動を見ると、アメリカの「意向」と称するものに積極的に迎合しているのだとわかります。それが彼らの立身出世に直結しているからでしょう。

　日常的な事柄に関してなら日本政府は独立していますし、三権分立だって問題はありつつも機能しています。しかし、本当に重要な決定はアメリカによってなされてきました。もしくは、アメリカの望みに反する選択はなされてきませんでした。アメリカ政府は自国の意思を押しつけたりしなくても、進んで協力してくれる日本の政治家、官僚に事欠きません。
　その意味では、日本国の真の主権者はアメリカなのだと解すべきかもしれません。ならば、今回の安保法制にどれだけの問題があろうとつき進む安倍総理は、この一点にかぎってとても「現実的」だと言えそうです。

　こんな国が独立国であるはずがありませんし、わたしたちはそんな日本を選択したおぼえがありません。この点について歴代政権は国民に嘘をつき続けてきたわけですが、彼らにそれを許してきたのは国民のほうです。

　では、現に進行するこの事態を押しとどめる手だてはないのでしょうか。というそもそものご質問に戻るわけですが、やっぱり起死回生の秘策なんてのはないんでしょうね。しかし、何もできないわけでもないと思います。
　報道の自由度ランキングでは世界61位にまで落ちたとはいえ、いまだ日本には表現の自由があります。選挙だって多々問題をはらんでいますが、それでも為政者が結果を操作することはできません。少なくとも「王様は裸だ」と声を上げることはできますし、当選を阻止できないまでも反対の意思表示はできます。
　先ごろは百田尚樹の普天間をめぐるデマ（ネトウヨのあいだでは常識化した知識）が嘘八百であることが周知のものとなりました。こういう情報発信が意外に効果を上げていくのではないか、と考えます。

　問題のアメリカですが、彼らだって日本国民が選択したことなら完全にくつがえしたりはしないでしょう。邪魔をしたり抵抗したりはあると思いますが。
　ここが自称「保守派」が誤解しているところなのですが、日本以外の国を見ると、アメリカは自分たちに不利な結果であってもよほどのことがないかぎり、結局は受け入れてきた事例が多々見つかります。多少譲歩しても当該国との関係が破綻するより、彼らにとってもメリットは大きいですから。
　ところが日本では、はじめからアメリカの不興を買いそうな提案はする気がなく、先方の「意向」を忖度するばかりでした。まさに虎の威を借る何とやら。
　ですから、問題の起点はアメリカにあっても、問題の核心は日本の政治家と官僚、そして問題から目を背けてきた日本国民にあります。

　なにやら回答にもなっていない「回答」ですみません。おまけに知識を問う質問でもないと思いましたので、かなり私見で書いています。
　集団的自衛権が俎上に上ってから、いままで読んだことのなかった本を手にとり、沖縄を初めて訪問したりと、わが国の安全保障について考えるようになりました。それもこれも安倍総理のおかげと思えば、少しは彼に感謝すべきですかね。
　お為ごかしではなく、みんなが少しずつでも知ることこそが、実はバカを押しとどめる最大の武器になるのではないか、というかなってほしいなあ、などと思います。

お礼

どうもありがとうございました。