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中原中也
中原中也さんの『サーカス』について教えて下さい。例えば特徴的な表現・印象・リズムなどです。お願いします。
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自分の感想を言えばいいということのようなので、気楽に書きます。 ご参考になる点があればいいのですが。 まず、全体から受ける印象は、サーカスという「一と殷盛り」に付随する ある種のものがなしさ、ひなびた感じ、わびしさ、そして「ノスタルヂア」です。 そういう気持ちをうたっているのだろうな、ということです。 それを決定させるのは「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」というブランコの揺れる音。 この暗さ、アンニュイな感じ、はかなさ。 これがどれほど秀逸きわまりないオノマトペ(擬声語、擬態語)であるか、 このリフレインを一切抜いて読み返してみてください。 この詩の魅力が激減していることに気がつかれると思います。 この一遍はこのリフレインによって成り立っているし、この詩の気分そのものです。 「茶色い戦争」とありますが、これも「青い戦争」でも「赤い戦争」でもなく、 この場合の茶色が、地味さ、ある種の野暮ったさ、 土と埃(ほこり)といったイメージでとらえられているのでしょう。 「幾時代かがありまして」という、これまた特徴的な繰り返しも ここが特別の場所ではないということの気分的な表れでしょうか。 中也という人は詩に歌謡性を持たせた人だったと思うし、 また、そういうふうにしか作れなかった人ではないかと思います。 「観客様はみな鰯 咽喉が鳴ります牡蠣殻と」は表現主義的な言い回しで、 難解な感じを与え、そして、あまりうまい表現とも思えないのですが、 それもこれも魅力のうち。 読む人の心に不思議にまとわりついて放れない特色があると思います。
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♯1です(^^) そんなに詳しくは無いですが・・・ リズムはゆっくり、ぼや~っとした感じ(わかるかな) 表現、まるで空中ブランコにゆられてる感じ。 印象、「なるほど・・・」って思いました。 参考になりますか?(^^;)
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました。
- apple-man
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やはり、 幾時代かがありまして という書き出しが印象的です。 ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん という表現で、要所要所を 結んでいるいるところが特徴的です。
お礼
ありがとうございます。大変助かりました。
「ゆあ~んゆよ~んゆやゆよ~ん」ですよね?感想を言えばいいんですか?
補足
はい。お願いします。あと詩の特徴みたいなものを教えて頂けると嬉です。 説明不足でご迷惑おかけしました。
お礼
たくさんの回答をありがとうございます。 大変参考になりました。