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脳はなぜ大量の酸素が必要か?
脳は、肺から取り入れる酸素の25%を使っていると言われています。 また、脳でエネルギーを作り出す際には、 糖を利用した解糖系のみしか動かせず、 クエン酸回路、電子伝達系は動きません。 よく「エネルギーを作り出すから、脳では酸素が必要」 と言われていますが、エネルギーを作り出す解糖系では、 酸素を必要としていません。 では、なぜ、脳は大量の酸素を必要としているのでしょうか???
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推測ですが脳は身体とは桁外れの情報を瞬時に扱ってるために酸素を取り入れて 吐き出す。 身体全体の代謝量を制御してるんだから。 神経でも細胞の集まりですから
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- eroero4649
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そらね、ただボーとしているだけでもものすごい情報を無意識の中で処理しているからです。 まず、体中のすべての関節から、深部感覚受容器というセンサーからの情報が常に送られます。このセンサーから異常が伝えられると「手首が痛い」とかそういうふうに感じるわけです。ただし、どんなセンサーもそうであるように、誤作動が起きたり、センサーが故障することがありますので、筋肉のデータだったり腱のデータなども送られて総合的に判断されます。そういった情報処理は、おそらく24時間体制で行われています。 運動器に関する情報だけではなく、内臓に関しても同じような情報処理はされていることはいうまでもありません。 さて、私たちはボーとしてても、後ろから「○○君、仕事中になにをボーとしとるのかね?」と上司に声をかけられたら即座に自分に声をかけられたと認識します。しかし、ボーとしている間は周囲の音は聞こえていません。実際は他の人が打ち合わせの電話をしていたり、仕事をしている物音があるのです。耳から入った音はすべてが処理されず、無意識のうちにフィルターにかけられて「不要とされる」と判断された音は認識されないようになっています。自分の名前を呼ばれると、スイッチが入るようにここも「働いている」わけですね。 同じようなことは視覚や嗅覚でも行われています。「今すれ違ったのは、タレントの凸凹だよね?」と気づく人もいれば、まったく気づかない人もいます。同じ光景が目に入っていたはずなのに、ある人は情報が上げられて、ある人はフィルターで処理されてしまいます。そういう作業も脳で行われています。 生存に関する情報処理や声をかけられて気づくというようなことはホメオスタシスと呼ばれるようなもので、脳の古い場所(大脳古皮質)で行われることが多いですが、我々人類は地球上の他の生物に比べても飛び抜けて優れた脳の新しい場所(大脳新皮質)を持っています。これによってものすごく高い知能を持っているわけですが、考え事をしたり、喋ったり勉強したりするときはこの大脳新皮質を使います。人類の大脳新皮質がこんなに大きいのは、それだけの能力のニーズがあったからだといえます。 そしてこの知能を動かすことはとてつもなく複雑で高度な情報処理なので、それだけエネルギーを必要とするのは当然のことです。 かつて人類の脳は、あるひとつの巨大なスーパーコンピューターだと思われていました。ところが、いくらスーパーコンピューターが進化しても、計算処理能力では遥かに人類を越えても、意外と単純なことがまだできなかったりします。例えば、「恋愛をする」なんてことはコンピューターにはできません。「創造」という分野においてはまだ脳の独壇場です。 脳の研究が進むにつれて、脳というのはひとつのスーパーコンピューターというより、脳の神経細胞ひとつひとつがコンピューターのようなもので、それがそれぞれにネットワークで繋がっている、インターネットのようなものであるというふうに分かってきました。しかしそれでも、我々人類は、他ならぬ自分自身の脳についてまだ1%も分かっていないと思います。ネズミの脳の細胞を染めてみたら、宇宙の様子と驚くほど似ていたということもありました。まだまだ我々はこの小宇宙に対しては何ひとつ分かっていないといってもいいと思います。
- pupupu
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こんにちは。 脳細胞は酸素と糖分で出来ているらしいです。 なので、これらが不足すると脳梗塞などがおこるので大量の酸素を必要とします。 あと、ぶどう糖も必要です。 参考になれば嬉しいです。
補足
回答ありがとうございます。 自分で謎が解決されました。 糖の分解で、解糖系では酸素は使われないのですが、 その後の、TCAサイクル、電子伝達系で大量の酸素が使われるので、 そこで必要なのでした。