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「お」「ご」の使いどころについて
- 「お問い合わせ」について「お」をつけるのはおかしいと指摘されましたが、「ご連絡差し上げる」とか「ご協力いたします」とかはどうなのか疑問に感じています。
- 「ご」は謙譲語の意味を持っているため、場合によっては適切に使用されます。
- 「お」「ご」の使い方には明確なルールはなく、状況や敬意を表したい意図に応じて使われます。よって、使い方には個人や組織による変動があります。
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質問者が選んだベストアンサー
「お・ご」には謙譲語(謙譲語I)の用法もあるので、「お問い合わせ」が適切です。 ▽以下引用 「先生へのお手紙」「先生への御説明」のように,名詞についても,<向かう先>を立てる謙譲語Iがあります。 http://keigo.bunka.go.jp/chapter2/detail.html 文化庁のページにある『敬語の指針』が最も信頼できる説明だと思います。(27、28ページ参照) http://keigo.bunka.go.jp/guide.pdf
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- ゆのじ(@u-jk49)
- ベストアンサー率30% (1233/4073)
「お」「ご」など、どうでも良いのです。そういう言葉を遣う人の全人格に任せれば良いのです。好きなように遣えば良いのです。文は人なりです。そういう意味からも、文を認めようとする人は、まず、人を磨かないといけない。 >「私どもからのお問い合わせはご覧になりましたか。」 まず、「~ども」と遜ったからには「お」が変なのですね。「私ども」という言葉が無ければ「お問い合わせ」で良い。また「お問い合わせ」には返答がほしいのであって、「ご覧に」なったかどうかは、どうでも良いというか、それは前提条件。つまり、この例文は、日本語としての機能が欠けている。 《修正案》 誠に失礼ながら、先日の、突然の私どもの問合せに対して、未だご返答を戴いておりません。ご多忙中とは存じますが、何卒、早急に、ご回答いただけましたら幸甚に存じ上げます。
お礼
ありがとうございます。 私の例文が稚拙で申し訳ありません。 ただ、No.6さんのご回答は日々敬語を運用していく上で大変参考になりますが、今回の質問の趣旨とは合っていないかと思います。 私がどのような回答を望んでいたかについては、言葉が足りなかったと反省しております。
- sakiharu-nst
- ベストアンサー率33% (10/30)
この話って、結構教える人やテキストによって意見が食い違っている印象です。 あくまで個人的な意見ですが、「お」や「ご」を尊敬語にしか付けてはいけないとか、謙譲表現だからいいとか分けて考えるからややこしくなるのではないかと思っています。 私は、一括りにして「美化語」として認識して使っています。つまり敬語を使う時は、文全体をより丁寧にしますよね。その延長で、「お」や「ご」を付けた方が丁寧に聞こえるものには、尊敬だろうが謙譲だろうが付けています。 あとは「これは謙譲表現に付けるのはおかしいだろう」というのは、経験と勉強で自分なりに判断するしかないかなと思います。 おっしゃる通り「お問い合わせ」や「お願い」には、付けた方が丁寧に聞こえるし、「自分のことなのになんで『お』を付けるの?」と思う人はあまりいなんじゃないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 やはり経験が物を言うところがあるというのは、自分も日々感じています。 それでもなるべく理詰めで考えたい質なので、このような質問をさせていただきました。 敬語というからには、相手を敬う考え方こそが重要なのかもしれません。
- chie65536(@chie65535)
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文法的に言えば「ちゃんとした決まり」があるんですが、メッチャ難しくてワケワカメになります。 「御」なんかは、付け方が非常に難しくて、うっかりすると「御の付け過ぎ」で「御御御付け(おみおつけ)」なんて言葉が生まれちゃったりします。 ですので「ケースバイケースで、個々に覚える」のが一番です。 普段、ビジネスで使う「お」や「ご」が付く言葉なんて、100個くらいしかありませんから、100個をそのまま全部覚えた方が話が早いです。 「謙譲語が」とか「尊敬語が」とか言われたって、わたしゃ、理解でけまへん(笑)
- Sat_H
- ベストアンサー率43% (87/202)
No.2です。補足です。 ▽ご連絡(を)差し上げる 「(お客様への)ご連絡」なので謙譲語Iであり、適切です。(『敬語の指針』16ページおよび27、28ページ参照) ▽ご協力いたします 協力する相手への敬意を表す謙譲語Iの「ご協力する」と、聞き手への敬意を表す謙譲語II「いたす」の組み合わせなので、適切です。(20ページおよび28ページ) ▽お願いします 「お~する」という謙譲語Iの形で、お願いする相手を立てているので適切です。(26ページ) ▽お客様がなさったお手続き(No.1さんより) 手続きの行為者である「お客様」を立てているので、尊敬語として適切です。(14ページ、25ページ) 「お・ご」には尊敬語(行為者・所有者などへの敬意)、謙譲語(行為の向かう先への敬意)、美化語(敬意なし)の3用法があります。(29ページ)
「御」(お、ご)はいろいろなケースで使われますから、文脈がややこしくなると謙譲語と説明するケースもあるでしょう。しかし、いったん謙譲語ということは忘れてください。「御」(お、ご)は基本的には丁寧語です。丁寧語は敬うために使います。つまり、尊敬語ですね。 自分の持ち物については敬う言い方をしません。相手の持ち物だと丁寧に、敬って言います。名詞に「御」(お、ご)を使うのは、相手のもののときです。 > 「私どもからのお問い合わせはご覧になりましたか。」 これは「問い合わせ」が、自分の所有するものだから、丁寧語、あるいは尊敬語ではおかしくなります。問い合わせは、相手に手間をかけ、かつ、最終的には相手の答を自分が貰うものです。ですので、自分からの「問い合わせ」はへりくだっていいます。つまり「御」はつけないのです。 文中には「ご覧」という語があります。「覧」は相手がこちらの問い合わせを見る行為ですから、相手のものであり、「御」をつけて言います。 文中には無いですが、相手の回答については敬って言います。「ご回答」です。 > 「ご連絡差し上げる」とか「ご協力いたします」 これらはちょっと微妙です。「連絡」も「協力」も自分の行為ではあります。一方、相手に受け取ってもらう、つまり相手のものでもあります。 このカテゴリーで以前見た質問では、「お客様がなさったお手続き」といた表現で、相手から苦情を言われたというものがありました。「手続き」も、こちらのために相手にしてもらう行為ですが、面倒臭いことを押し付けられたと思う人は「お手続き」と敬う言い方に違和感を感じ、手間をかけてやってあげたと思う人は「手続き」と言われるとカチンと来ます。 ジレンマで「御」を付けても、付けなくても、誰かは文句を言うこともあるということです(おそらく大半の人は、こちらの言い方の意図を察してくれますが)。「連絡」「協力」「手続き」といった、相手と共有するものについては、それがどちらのものなのか、相手の視点、見方次第ということです。 お客さん相手だと、客ごとに合わせるしかないのが、現実です。不満を言う客には、客の流儀に合わせるしかありません(でないと、客が離れてしまい損害が出てしまう)。一方、対等な立場なら、自分の発言意図を説明すればいいでしょう。対等の相手に敬意を込めているのに、相手の言いなりになる必要はありません。 面倒臭いことですが、どんな人でも納得するような言い方、説明がないため、仕方ありません。
お礼
ありがとうございます。 この件に関しては回答者の方々も各々の考えを持っているようですが、 ひとつ具体的な指針を示してくださったのでベストアンサーとさせていただきます。 『敬語の指針』というものを文化庁が出していることは初めて知りました。