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マイナス一票制度

Mock_Hatterの回答

回答No.5

基本的には、国民の参政権を否定する制度だからでしょうね。 マイナス票ということは、ある候補に投票した他者の票を無効にすることなんですよ。それは、その人の「この候補に投票したい」という権利を否定することになる。いわば、マイナス票というのは、他人を黙らせることと同じなんです。これは民主主義と相容れない。 次に、利権が追及されにくくなる。例えば、ある業界の利権の廃止を求めて立候補した候補がいたとします。現行制度で利権団体がこの候補を潰すのは難しい。せいぜい定員一名の小選挙区で対立候補に組織票を入れて当選させる位しか出来ない。しかしマイナス票があるなら、こういう邪魔な候補を直接落選させることが出来る。制度というのは、簡単に悪用されるものを採用するわけにゆかないのです。古代アテナで行われた陶片追放と同じ危険性がある。 そして、「候補の潰し合い」が起きてしまう。有能で支持者が多いが候補二人(A,B)とあまり能力がないし影の薄い候補一人(C)が立候補したとします。定員は一名。AとBの支持者は対立していて、反対側の陣営の当選を望んでいない。この場合、現行制度ならAかBが当選します。しかしマイナス票が使われると、A,Bの支持者の少なくない部分が対立候補へマイナス票を投じる。そうすると、結果としてA,Bの潰し合いになってしまい、さして支持もない分マイナスの票を入れられていないCが当選するという、その選挙区の大部分の人間が望まない結果が生じることになる。 「他者の権利を自身の権利と同じように認める」という民主主義の大原則を無視した制度なんですよ、マイナス票というのは。

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