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比況の助動詞「ようだ」の否定形について

皆さん、こんにちは。 日本語を勉強している外国人です。 比況の助動詞「ようだ」の否定形は「ようではない」ですか。 「「ようではない」」という表し方はあんまり見たことがありませんが… どうか教えて下さい、宜しくお願いします。m(_ _)m

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  • Nakay702
  • ベストアンサー率80% (9726/12098)
回答No.2

>比況の助動詞「ようだ」の否定形は「ようではない」ですか。 >「「ようではない」」という表し方はあんまり見たことがありませんが… ⇒以下のとおりお答えします。 確かに、「ようだ」の否定は、形式上は「ようではない」となりますね。少なくとも、これが間違った表現でないことは確かですが、おっしゃるとおり、あまり用いられません。なぜでしょうか? 次のような理由が考えられます。 (1)もともと比喩的な、つまりそのものずばりではないぼやけた感じの言葉なのに、それを否定すると二重に曖昧な表現になり、「ほとんど意味をなさない言葉」のように感じられるからでしょう。 (2)助動詞より、本動詞を否定する形の表現の方がより明確だからでしょう。 例:「彼が来るようだ。」→「彼は来ないようだ。」 (3)特に打消しの意味を強めたい場合は、「ようなことはない」という表現がより普通に用いられるからでしょう。 例:「彼は我々を裏切るようだ。」→「彼が我々を裏切るようなことはない。」 以上、ご回答まで。

honskii
質問者

お礼

ご回答本当にありがとうございました。

その他の回答 (4)

noname#227653
noname#227653
回答No.5

「ようだ」の否定形は確かに「ようではない」ですが、これはおっしゃる通りあまり使われません。 例えば「山田さんは一生懸命英語を勉強しているようだ」を否定する場合、「山田さんは一生懸命英語を勉強しているようではない」とは普通言いません。「山田さんはあまり一生懸命英語を勉強していないようだ」などと表現するのが一般的です。 同様に「この料理にはバターが使われているようだ」の否定形は「この料理にはバターが使われているようではない」ではなく「この料理にはバターは使われていないようだ」です。 つまり、「○○ようだ」を否定する場合、「ようだ」の否定形を使うのではなく、「○○」の否定形を使うのが日本語では一般的です。だから「ようではない」という表現はあまり見かけないのです。 また、「ようだ」はどちらかというと書き言葉でよく用いられる表現です。話し言葉では「みたいだ」や「らしい」の方が多く用いられます。そしてこの「みたいだ」や「らしい」の表現を否定する場合も同様です。 例えば「山田さん、石川さんと別れたみたいだよ」の否定は「山田さん、石川さんと別れてないみたいだよ」ですし、「5分あれば間に合うらしいよ」の否定は「5分では間に合わないらしいよ」です。「別れたみたいではないよ」「間に合うらしくないよ」などと言う人はほとんどいないでしょう。 「○○ようではない」「○○みたいではない」「○○らしくない」も場合によっては使われますが、「○○」の方を否定するのが一般的な日本語の用法ということになります。

honskii
質問者

お礼

詳しく説明してくれてありがとうございました。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

比況として使われる「ようだ」の否定形は文章では「ようでない」であり、会話ではよりくだけた「ようじゃない」です。ここでの「ようではない」は取り立てのニュアンスが混入してしまうので、こと比況ではやや使いづらいでしょう。普通は「(まるで)…ようではないか」という訴えや問い掛けの肯定文に用います。 「もうあなたとの中が元のようでないように思われますの。」(森鴎外「ファウスト」) 「それこそ、骨と皮です。私の顔のようでないでしょう?」(太宰治「小さいアルバム」) 「今時 泉岳寺などへ参るのはさも東京を知らない、 田舎者 のようじゃないか。」(夏目漱石「吾輩は猫である」) 「ほんとに繁ちゃんは子供のようじゃないのね。」(島崎藤村「新生」) 比況の例:「何だか去年や其前年来た時のようではない。」(伊藤左千夫「浜菊」) 問い質(ただ)しの例:「どうもこれは瀬戸物のようではないか。」(石原莞爾「最終戦争論」)

honskii
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • bgm38489
  • ベストアンサー率29% (633/2168)
回答No.3

「ようだ」は比況の助動詞ですが、一番用いられるのは、推定の意味(「~と思う」よりやや強め)ですね。 「彼はここに来るようだ」これの否定形を形通り作ると、「彼はここに来るようではない」。否定形も推定の意味となり、はっきり否定していることにはなりません。 助動詞の否定形は、確かに言われるとおりですが、意味的には、文章としての「彼はここに来るようだ」の否定形は「彼はここに来ない」です。

honskii
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • qbghhfbb
  • ベストアンサー率0% (0/4)
回答No.1

「ようだ」の否定形は確かに「ようではない」ですよ。

honskii
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

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